法人税減税、なりふりかまわぬ経済対策。

でも貯め込んだ金は大企業の内部留保・・・

日本でもアメリカでも、企業にカネを回しても景気回復は程遠いようです。

▼企業活動鈍り通貨供給量最大　設備投資抑え預金に（東京新聞）
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2011011202000179.html

　日銀が十二日発表した二〇一〇年の通貨供給量が過去最大を更新、一〇年の国内銀行の貸出残高は五年ぶりに減少に転じた。経済の先行きに対する不透明感が払拭（ふっしょく）できず、企業が設備投資などを絞り込んだことから資金需要が低迷し、預金などの手元資金が膨らんでいる状況が鮮明になった。

　一〇年のマネーストック（通貨供給量、平均残高）速報によると、ゆうちょ銀行を除く国内銀行などへの預金と現金の合計であるＭ２の残高は、前年比２・８％増の約七百七十五兆四千億円となり、一九六七年の統計開始以来の過去最大を更新。伸び率も〇二年以来八年ぶりの高さとなった。貸出・資金吸収動向（速報）では、国内銀行の年平均の貸出残高が、前年比１・９％減と〇五年以来の減少だった。貸し出しが伸びない中、金融機関が国債による運用を積極化させたことで金利が低下、個人が国債投資を手控えたことも、預金残高の増加につながった・・・

▼大企業の内部留保２５兆円（読売新聞）2010年12月18日
　（リンク切れ）

全大阪労働組合総連合（大阪労連）は、府内に本社を置く資本金１００億円以上の大企業１１６社の内部留保の総額が約２５兆６５８７億円に上る、との調査結果をまとめた。２０１１年度税制改正大綱で法人税の５％引き下げが決まったが、大阪労連は「減税分 ...

▼米企業、貯め込む手元資金 １６２兆円、高失業率の一因（朝日新聞） 2010年12月29日
　http://www.asahi.com/business/update/1229/TKY201012290280.html

米企業が巨額の内部留保をためこんでいる。総資産に占める割合は半世紀ぶりの水準に達した。企業は利益を上げているのに、先行き不安から設備投資や雇用増に回していない。高い失業率や経済回復が遅れる一因になっている。 ...

コメント
01. 2011年1月13日 12:02:00: LGUfwnafEI いよいよわかってきた「企業優遇→景気回復」のうそ。 消費が拡大する以外景気回復はあり得ない。 つまり庶民に金をまわさなければ結局なにやっても無意味って事だ。

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