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ドル安ではなく円単独高、通貨の価値は購買力で決まるのにおかしなことだ、円単独高の理由は単純明瞭
http://www.asyura2.com/10/hasan70/msg/576.html
投稿者 heiwatarou 日時 2011 年 1 月 08 日 10:28:16: Bioiw4SmLoqDQ
 

ドル単独安とエコノミストは決めつけているが全くの逆で誤解、円が単独に高くなっている

▼米国の電気料金は日本の1/2以下、食料は1/2以下、葉書28セントで封書44セント、高速料金は無料
したがってドル安ではなく円単独高と言って良い、ただ円の価値は低い(通貨の価値は購買力で決まる)のに円高とはおかしな話
※日本はデフレと言われているのに電気が米国の2倍以上も高いとは、これもおかしな話ですね。

▼円はなぜ高くなったか、簡単明瞭
日本が毎年8.5兆円「円買い外貨売り」を30年間も続けた当然の結果、
8.5兆円は年平均の輸出超過分の額で、30年間で計260兆円が「円買い外貨売り」を続けたと言える
人件費を抑制して輸出したから輸出超過になり円高になった、それで内需が停滞して景気を悪くした。

▼日本は輸出超過なのに海外の景気に左右されるとはおかしな国だ、輸入超過の国なら理解出来るが、
だからTPP参加も賃金引き上げてから参加すべきだ、賃金を上げられないようなら参加すべきでない
そもそも人件費上げなければ内需は増えずに景気も良くならないのです

▼人件費抑制の事実は次からも明らかです
1994年頃より大企業でさえ人件費総額は下がることがあっても上がることなし
しかるに株の配当金総額は3〜4倍に膨れ上がっている
「大企業の配当金と人件費の関係をグラフ化してみる」
http://www.garbagenews.net/archives/990472.html

▼景気対策には人件費を引き上げること、それで輸入超過にすること、これで内需を増やし円安にすること、これ以外にないはず
※安賃金しか払えない企業は海外に移転して頂きたい、日本は供給過剰なので共倒れにならない為にです

▼米国の電気料金(ドルの購買力は高いですね)

U.S.Energy Infomation Administration
Released: September 15, 2010

U.S. Total(Cents per kilowatthour)
       2010年、 2009年
Residential   11.32、  11.42
Commercial  10.03、  10.15
Industrial     6.65、   6.88
▼「電気料金の国際比較」電気を安くするには
http://www002.upp.so-net.ne.jp/HATTORI-n/708.htm
※日本は輸出超過なのに、電気はなぜかこんなに高いのか、景気にも国民生活に影響大
なのに政治家もエコノミストもマスコミも話題にすらしない。これも不思議なのですね。
 

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コメント
 
01. 2011年1月08日 12:22:56: MqnKyzYDtk
この人のHPも投稿も、理論的でまともです。参考にされないのは世の中腐りきっているからでしょうなあ。

02. 2011年1月08日 13:28:26: 9wjqyqBwdA
>人件費を抑制して輸出したから輸出超過になり円高になった、それで内需が停滞して景気を悪くした

この部分は間違い。
2002年ころからリーマンショック前までは、
世界経済の活況とくに中国の高成長、加えて円安により、特に輸出産業、市況産業を中心に企業はもの凄く利益を出し、内部留保を蓄積したのは事実。

人件費を抑制したから、競争力が高くなったのではなく、利益を出す環境にめぐまれて大幅な利益を出したにもかかわらず、賃金に反映させなかった。要するに労働分配率を引き下げたからです。

大企業の配当金と人件費の関係のグラフ化は、わかりやすいグラフで、大企業の利益蓄積と対比するともっと鮮明に出ることでしょう。

菅政権の法人税引き下げは、最も非難さるべきですね。
なぜなら、法人税は利益に対して課税されるものですから、減税分は株主のものであり、配当原資がその分増えるだけで、決して人件費UPにはつながりません。


03. 2011年1月08日 14:02:26: Pj82T22SRI
>参考にされないのは世の中腐りきっているから

現実に最低賃金等の引き上げを大幅に行っても、雇用の大部分を占める地方の中小の倒産と失業が増えるだけだから、参考にしようもないといったところか

一部の解雇されない公務員や優良大企業の労働組合などは、賃上げに賛成だろうが
輸出系企業の場合、海外移転を加速し新規雇用が減る分、結局、新卒や若年層が割を食うだけとなりそうだ。


04. 2011年1月08日 17:50:11: uKFoqoJusE
>>02
「輸出額=輸入額」での人件費が(輸出競争力に比し)適正だと言える。
輸出超過なら人件費を上げるべき、輸出超過が問題だと指摘しているのです。
(輸入超過なら逆ですね)
輸出超過を30年も続けた結果で日本は対外純資産残高は世界おダントツ、
円高にもなるし、日本経済のみでなく世界経済にもマイナスになっている。

>菅政権の法人税引き下げは、最も非難さるべきですね。
全く同感です、
引き下げたのだから、労働者派遣法の禁止と最低時給1000円にすべきですね
景気も良くなると思いますよ


05. 2011年1月08日 18:01:21: uKFoqoJusE
>>03
大企業と中小零細、正社員と派遣社員の賃金格差は可成り大きい、このままで良いはずはないのです

このために国内一斉に賃上げする、
国内全ての企業が賃上げするなら(正社員を除く)国内に限り市場競争には影響ないはずで内需が増えて景気が良くなるはず、
輸出は減るが,減れば円安になり、円安になれば輸出も増える。


06. 2011年1月08日 19:33:59: Pj82T22SRI
>国内全ての企業が賃上げするなら(正社員を除く)国内に限り市場競争には影響ないはず

最低時給1000円にしたらどうなるか、地方の中小企業の人に聞いてみるといい
経済をちゃんと勉強しよう


07. 2011年1月08日 21:38:44: uKFoqoJusE
>>06
原料価格が上がる、消費税率が上がると、消費は減るので製品価格に転嫁出来ない、メーカーは困る
しかし人件費を上げるのだから消費が増えるので製品価格に転嫁出来る
だから景気が良くなる、

輸出は減るが、減れば円安になり、円安になれば輸出も増える


08. 2011年1月08日 22:37:41: IOzibbQO0w
>人件費を上げるのだから消費が増えるので製品価格に転嫁出来る
>輸出は減るが、減れば円安になり、円安になれば輸出も増える

直近ではGDPの1割まで縮んだが、輸出製品は勿論、それと競合する国内製品の価格は上げられない(上げたら国内企業の製品の売上が激減する)

つまり談合したとしても価格転嫁できないから、多くの経営者は容易に賃金を上げられないし、新卒雇用すらできない状況に追い込まれているのだ

繰り返すが、ちゃんと経済の基本を勉強し、現状を中小企業の経営者に聞いた方がいい
http://www.customs.go.jp/toukei/suii/html/nenbet.htm


09. 2011年1月08日 22:42:29: IOzibbQO0w
一方、競合しないサービスや財は海外より割高くなっており
特に規制で参入が妨げられている場合は
相対的に高い賃金を享受している。
マスコミや電力大手、そして公務員だw


10. 2011年1月09日 08:38:41: uKFoqoJusE
>>08
輸入額、2008年78.9兆円、2009年51.5兆円(財務省)
27.4兆円と大幅に減っているのに不景気ですよ、輸入品に押されたための不景気ではないのです。
(参考)2008年の輸入額の対GDP比で日本は世界109位と少ないのです。(財)国際貿易投資研究所 国際比較統計
日本は貿易立国と言えながら輸出入とも海外に比べ多くはないのです、したがって輸入を増やして輸出入共に100兆円位にしたいですね
そもそも輸入を増やさないと輸出は増えませんよ。これが商売の鉄則です、中小の方にも理解して頂きたいですね
人件費を上げれば内需も輸入も増えるのでです、輸入が増えれば輸出も増えるのです
▼金融緩和で合理化投資は人件費削減投資となり人件費が減ったので内需も輸入も停滞した、輸入が停滞したので輸出も停滞した。
これが失われた20年ですね。
▼そもそも輸入超過で海外に負債があるなら分かるが、
輸出超過大国なのに、対外純資産残高世界ダントツなのに、国民が困っているとは馬鹿げたことですよ。
輸出超過国で国民が困っているのは日本と中国くらいではないでしょうか。
どちらも人件費が安過ぎだから輸出超過になっている、それで国民は困るのです
▼TPPも人件費を上げてから参加すべきです、
現状は輸出に限らず国内でも人件の引き下げ競争になっている、これを是正するのが最高の景気対策でこれ以外にないと思っているのです。

11. 2011年1月09日 11:02:44: cqRnZH2CUM
全然、答えになっていない

今は
「人件費を上げるのだから消費が増えるので製品価格に転嫁出来る」
わけではない
だから
「価格転嫁できないから、多くの経営者は容易に賃金を上げられない」
という話をしているのだ。

問題から逃げて、同じ文章を貼りつけ続けるのはやめて、ちゃんと自分の主張の問題点を把握した方がいいのでは?


12. 2011年1月09日 11:35:34: cqRnZH2CUM
規制によって価格競争から逃れて不当に高い賃金を得ているマスコミなどは、結局、消費者からの搾取による利得にすぎない。

生産性の向上なしの規制による賃上げは、鎖国経済であればインフレによってほぼ完全に相殺されて無意味になるだけだが、

競合する外国企業が存在する場合、価格転嫁も十分できず外需と内需が侵食されることで国内産業の衰退を招く、これがバブル後の円高不況で実質賃金が上昇したときに起こったことだ。

その後の輸出減少による為替安は、その侵食効果を抑制するが、輸入物価上昇のマイナス効果が加わることで、最終的には、国民生活にとってマイナスだ。

過度なインフレや資産バブル等を伴わずに(つまり全体の利益になる形で)自然に賃上げが可能なのは、市場が拡大したり労働生産性が上昇したときのみであることは、多くの高収益産業(企業)を見れば明らかだ。

だから北欧では大企業にペナルティを課すような愚かな規制は減らし、規模の拡大による高生産性メリットを享受している。
一方で日本のように個別大企業や不採算の中小企業に恣意的に税金投入して無意味な延命融資することもしない。

税金は企業にではなく個人の状況(所得・資産)に応じて再分配すべきであり、
必要なサービスは個人が起業して提供するという原則だ。


13. 2011年1月09日 14:12:55: uKFoqoJusE
>生産性の向上なしの規制による賃上げは、鎖国経済であればインフレによってほぼ完全に相殺されて無意味になるだけだが、>

日本は輸出超過大国なのは、生産性が向上しているからですよ、この向上分の賃金が支払われていないということです。
輸出額=輸入額、での賃金が適正と思うが、

次からも人件費が少な過ぎは明らかですよ、それで内需が停滞し、円高にもしている、デフレにもなっている
▼1994年頃より大企業でさえ人件費総額は下がることがあっても上がることないのです
しかるに株の配当金総額は3〜4倍に膨れ上がっている

「大企業の配当金と人件費の関係をグラフ化してみる」(再掲で申し訳ないが)
http://www.garbagenews.net/archives/990472.html


14. となりのととろ 2011年1月09日 17:22:48: Cv7VIxUgU4nEM : dIK9lfa3EE
どうも、共産党の人達に多い理屈で、
・企業の内部留保が、市場空前の250兆円に達している。
・これらの不公平を是正する為にも、民間は押し並べて最低賃金を引き上げなければならない。
・そのことによってのみ、市場が活気付き、GDPを刺激することが可能なのだ。

という、まるで現状の経済の分析を無視したような政策提言がまかり通っているようです。>>11
でおっしゃられているようなことは、恐らく1000年経っても理解して頂けないのだと思います。
悲しい現実です。

「有効需要」という考え方を理解して頂けない以上議論は延々と平行線を辿るのだと思います。


15. 2011年1月09日 18:18:36: 0aEXJkA10g
最低時給の引き上げでかなりのことが解決する

16. 2011年1月09日 20:01:43: mdWlxrKzvw
>>14
言っておくが日本共産党は(時期は忘れたが)一時期「大企業は下請け中小企業に対しても適正な料金を支払え」等と主張していたよ。
ま、下請け中小企業に対して大企業が適正な料金を支払った場合労働者の賃金がどのくらい上がるかは不明だけどな。

17. 2011年1月09日 20:14:19: lztuK5UFyA
円の他にスイスフランが、特にユーロに対して高くなっています。
スイス中央銀行は、フラン売りユーロ買いで、2010年度末で320億スイスフランの損失を出した。

18. 2011年1月09日 20:18:35: lztuK5UFyA
内部留保は米国でも問題視され始めました。資金の滞留が、経済的に悪影響を及ぼしていると考えられています。日本の企業の内部留保も同じことです。

19. 2011年1月09日 21:35:26: mHY843J0vA
>>11
「価格転嫁できないから、多くの経営者は容易に賃金を上げられない」
というのは、多くの地方の中小企業の現実だから、これを無視して
規制で最低賃金を一律に上げたら、地方を中心として日本経済は倒産と失業で滅茶苦茶になりますね


>日本は輸出超過大国なのは、生産性が向上しているからですよ、この向上分の賃金が支払われていない

生産性が高く儲かっているけれど、賃金に十分反映していない企業に対してのみ、賃上げをさらに強制できれば、問題はあまりないでしょうが、そんな方法はありませんし、
実際、賃上げをしない理由は、それでも他の企業に比べれば、十分高い賃金を既に支払っているからであって、結局、そんなことをしても、ほとんど意味がないでしょう。


20. 2011年1月10日 00:05:25: h4PguJ5y3w
法人税、所得税の累進税率を引き上げて(過去に戻す)、消費税率および社会保険料(実質的には税金)を引き下げお金の偏在をただし、また独占禁止法を強化し大企業の不公正競争の取り締まりを強化し懲罰的罰則を導入すれば中小零細企業の経営も改善し、内需も拡大し円高も止まるのではないかと思います。

21. となりのととろ 2011年1月10日 01:21:01: Cv7VIxUgU4nEM : dIK9lfa3EE
>>16
>>18
19番さんの言う通りで、

>生産性が高く儲かっているけれど、賃金に十分反映していない企業に対してのみ、賃上げをさらに強制できれば、問題はあまりないでしょうが、そんな方法はありませんし

ということです。

・最低賃金を無理やり引き上げる。
・インフレターゲットを導入する。
・闇雲に公共投資を行う。

これら全て、ほんの瞬間的にはGDPを押し上げる効果が期待出来るかもしれませんが、中長期に亘って日本の経済や社会の問題を改善してくれるような「代物」では有り得ません。
これからの「人口減少経済成熟国家」日本では、大いなる経済成長を見込むことはほとんど不可能です。
その現状を受け入れた上で、大人の社会作りを粛々と進めなければならないのです。要するに、

・低成長時代に即した行政システムの再構築
・公務員制度改革
・農業や医療、通信、放送といった分野の規制緩和による新規雇用産業の育成

誰でも疑問に思う筈ですが、トヨタやパナソニックが農業法人を作れないなんて可笑しな話です。それで農業従事者の高齢化を声高に叫んでみたところで本末転倒以外の何ものでもないですよね。


22. 2011年1月10日 11:48:41: uKFoqoJusE
大中小零細での賃金額差、現在では零細に合わせようとしている、大企業の喜ぶところ
だがそれで景気を悪くしている。日本全体で見れば「タコ」が自分の足を食うようなものだと思う、
大に合わせようとすべきなのにこの感覚が日本にはなくなった。

今も昔も悪徳商人が政治経済を支配しているのでしょうね、
だから悪徳商人を規制することが必要なのに逆に悪徳商人に不都合な規制は緩和、好都合な規制は存続、のように思えてならないのです。

日本には困ったことが三つある
▽政治家もエコノミストもマスコミもスポンサーを大切にせざるを得ないから企業擁護にならざるを得ない
▽経営側と連合は裏で手をつないでいるので民主になってより大企業論理が強くなった
▽官僚と企業と連合の3権の利権が合致しているので庶民生活を良くする為の改革はできっこない

日本は輸出超過大国で海外純資産残高は世界ダントツなのに不景気で国民が困っているとは呆れるばかり、
そもそも輸出超過で国民が困っている国は日本と中国だけではないでしょうか。
自殺者13年連続3万人を超えた、とのテレビを見て情けなくなった。日本人の正義感は何処へ行ったのかと。


23. 2011年1月10日 12:17:43: uKFoqoJusE
省労働力時代に突入、3%程度の景気伸び率では雇用は増えない、
日本のみでなく世界中で人件費削減競争が熾烈化していますね、削減技術も飛躍的に向上していますね。
人件費削減の上手い企業は優良企業、下手な企業は潰れて当然の社会ですね、これでは雇用は増えないのです、
雇用問題には景気に頼らない政治経済の抜本改革が必要ですね

http://wwww.asyura.com/10/hasan70/msg/265.html


24. となりのととろ 2011年1月10日 18:55:59: Cv7VIxUgU4nEM : dIK9lfa3EE
>>22
そもそも「資本主義経済」というのは、政府の決めた一定のルールの上で「資産形成の自由」を保障されているシステムです。
あなた方のおっしゃられるように、利益を上げた商売人を「悪徳人」としてしまうのであれば、「資本主義経済」を放棄するしかありません。
無論、「財の循環」を図るのも政府の絶対的な仕事であるので、富めるところから窮するところに再分配するシステムの構築は必要です。ただ、これも誰にとっても公正なものでないといけません。

1990年に日産が発売した「スカイラインGTR」という名車があります。性能的にも素晴らしく、参加したレースで尽く記録を塗り替えていきます。これに対して「欧州」がどのような手段に打って出たか?!
何と、自らの開発した車の性能の底上げをすることを放棄して(諦めて)、「スカイラインGTR」の性能を100%発揮出来なくしたのです。当然、国際規格のレースで、同車の活躍はストップしてしまいます。その後の日産の末路はご承知の通りです(当然、その事だけが日産を追いやった訳ではありませんが)。

これと同様のことを、日本の経済社会の中に当てはめようと言われるのでしたら論外です。資本主義という共通のルールに則った論議にしないと、オカシな方向に行ってしまいますよ。今ですら奇妙な規制が蔓延って、とても歪な社会と言わざるを得ない日本のシステムなのに、これ以上「奇形」を助長するようなことは厳に慎むべきです。
でないと、心ある人(法人含む)から順番に、日本を後にし、文字通り日本が捨てられることになってしまいます。

・何故、日本の貯蓄高が減っていかないのか?
⇒これは、将来に対する不安がそうさせているのです。
・何故、日本の出生率が減り続けるのか?
⇒これも、将来に対する不安がそうさせているのです。
・民間の消費、投資が伸びないのはどうしてか?
⇒今の日本の国内に、それに見合う魅力的な消費先(投資先)が見付からないからです。
・企業が採用を控える訳は?
⇒今後の成長ビジョンを上手く描けないからです。

繰り返しますが、これら諸問題(大問題)を解決するのが政策の仕事であって、歪なシステムをお手盛りで拵えて急場を凌ぐような行為は、結果的に自分の首を絞めることにしかなりません。

また一部、中国に対するコメントもありましたが、今の日本と中国を一括りにして語るのは乱暴だと言わざると得ません。
何故なら、彼等は自分たちを「可哀そう」だと思っていないからです。勢いの増す経済成長を目の当たりにして活気に満ちあふれておりますし、自らの国に誇りも持っています。
正に、「日出る国」と「日没する国」が逆転している状態です。

>日本は輸出超過大国で海外純資産残高は世界ダントツなのに不景気で国民が困っているとは呆れるばかり

日本の貯め込んだ外貨で、せっせと米国債を購入し続けている(し続けされている)という現実があります。例えば、中国のようにこの蓄えた外貨で、自国に有利になるように資源の獲得でも出来ていれば、もっと「豊かな」日本になっていた可能性はありますね。
最も、今からでも貯め込んだ米国債を投げ売ることは可能ですが、本気でそれに取り組む政治家が居ない、というのが日本にとっての悲劇です。


25. 2011年1月10日 23:10:24: uKFoqoJusE
>>24
日本ほど正社員、派遣社員、大中小零細、新規採用、とかで賃金格差の多い国がないと思うのです
この問題を経済界トップが指摘したことがあるのですか。経済トップの人格に疑いを持つているのです
それに30年間も輸出超過を続け、賃金を上げもしないで、その結果として円高にしている、

そもそも日本は資本主義の形体をなしていない、労働者の地位が低すぎだから、原因は企業内労組だからです、
したがって企業の横暴を防ぐ為に規制が必要なのです。
自由競争の為に企業外労組に改革が必要ですね。
是非菅直人政権にお願いします。

▼日本は輸出超過国大国です、これは海外より輸出企業に有利な国の政策と優秀な労働者が原因ですよ。
このことに政府も企業トップも認識して頂きたい。
それなの企業トップが政治に口を出し政府が騙されて法人税減税をする、呆れますよ
したがって減税をするのであれば労働者派遣の禁止と最低時給1000円に上げるべき
政治や企業トップに良心があればですがね。

▼労働者を大切にしましょう、この感覚が日本には欠けているのです。
「学生よ就職に心配しないで勉強して頂きたい」と言えるような、どんなことしてでも増税してでも、政府であって頂きたい。
それなのに法人税減税とは驚きです。政府や企業にはこの感覚は微塵もないのでしょうね。
学生がお気の毒でなりません、


26. となりのととろ 2011年1月11日 00:30:16: Cv7VIxUgU4nEM : dIK9lfa3EE
>>25
恐らく、あなた方は会社の経営などさなった事がないのでしょうね。だからこんなビックリするようなことが言えるのだと思います。

仮に、あなたに100億円の資金が手元にあったとします。ただ、あなたを取り巻く現状は、
・銀行の預金金利は実質0%
・市場株価は落ち込み気味で上がる気配なし。
・見渡してみても、新規に会社を立ち上げて儲かりそうな業種もない。
・日本には、資源もないから、資源投資も出来ない。
・無論、投資信託等々の危険極まりない金融商品など論外。
と、惨憺たる有様です。どうしますか?手元のお金。どうにも処理の仕方に苦慮しませんか?

企業にしても同様のことが言えます。
例えば、100億円の経常利益を出している会社があるとしましょう。来年も再来年も同様の利益が見込めるならば、何も30億円(諸々合わせると40億円か)もの税金を支払う必要もなく、税金支払い分を上手に計算して社員の給与に回します。どうせ支払う総額は一緒なんですからね。
でも、そうしないのはどうしてでしょう。結局、1年先の「明るい未来」の予測が、今の日本では付けれらないからに他なりません。

このような状況下で、まずやらなければならない事を放っておいて、取り敢えず最低賃金の引き上げと派遣労働の禁止を強要したら、消費が増えるどころか
・企業は、給与支払総額を引き上げる訳にはいかないので、人員の削減に踏み切る。
    ↓
・採用したら最後、何があっても辞めさせられない社員の雇用に慎重になる余り、今まで何とか仕事をしていた人でさえ職にアブレるようなことになってしまう。
    ↓
・結局、失業率が大幅に増え、景気が良くなるどころか、悪化の一途を辿り、
    ↓
・アマツサエ、国内市場に嫌気を差した、まだ余力を残している企業から順番に海外市場を求めて高跳び。
    ↓
・いよいよ、景気の悪循環に陥ってしまう。

と、このような事態になることは火を観るよりも明らかですね。
資本主義経済の仕組みは、資本家にとってメリットがある(儲けがある)ようなシステムになっていないと、上手く投資心理が働かず、逆に資金需要が落ち込んでしまいます。その上、リスクのみどんどん上がっていく(ランニングコスト(人件費)の上昇)となると、何の旨みもないと判断するのは必至。
これを理解して頂けるかどうか、に掛っています。


27. 2011年1月11日 09:39:27: uKFoqoJusE
>>26
▽給料を上げないばかりかリストラもしているのに
企業経営者はご自分たちの給料は2倍に上げた
何処かの社長は売上高は横ばいなのにい2万人規模の大量解雇でご自分の給料を数倍に上げ年収8億9000万円
と言われている。
▽株の配当は3〜4倍に上げた
▽輸出超過なのは、日本政府の政策が海外より輸出企業に有利、それと労働者が優秀なこと,に尽きる
なのに賃金を上げせずに、政府を騙し法人税減税を勝ち取った。

これでは悪徳商人と言われても止むを得ないと思うが、
そもそも資本主義の目的とするところは金持ちを作ることではなく、国が富めば貧乏人がなくなる、ことだと思うが。


28. となりのととろ 2011年1月11日 14:42:11: Cv7VIxUgU4nEM : dIK9lfa3EE
>>27
資本主義とは何ぞや、というところ、株式会社の成立の歴史も含めて再度勉強されたし。
所得格差の是正は、資本主義システムで吸収出来る筋合のものでなく、政策の仕事。

日産が会社の利益を上げるため(組織の存続を図るため)、新型マーチの生産ラインをタイに移した。これは、年間千億くらいの売上とそれに付随する生産設備(人員含む)を海外に移転したことになる。
トヨタも、ハイブリッドカーのタイでの生産計画と立てている、という。
キャノンやソニーが、自社ブランドの製品をほぼ海外で生産し始めて久しい。
海外に生産拠点を持つ日本の企業が、本来全ての製品を日本国内で生産して海外輸出していれば、国内の雇用の心配など杞憂であったことでしょう。

何故、彼等が生産拠点を海外に移さざるを得なくなったか、あなた方にお判りになられますか?この答がお判りになれば、いままでのかなた方の発言が、如何に的を外しておいでか理解頂けると思います。


29. 2011年1月11日 20:27:08: uKFoqoJusE
>>28
企業は国を騙して法人税減税を勝ち取った
▽輸出超過大国になっている理由を考えましょう
海外より、政府の政策が輸出企業に有利なことと労働者が優秀なこと、この2点に尽きるのです
したがって法人税減税より労働者派遣の禁止と最低時給1000円が先で筋のはず,理屈からでも減税でなく増税ですね

そもそも人件費下げて輸出しているから、内需も伸びず、円高になり、輸出も停滞し、結果として海外移転せざるを得なくなる、
人件費を下げての輸出は弊害そのものですよ、デフレの最大の原因,景気停滞の最大の原因、失われた20年からも理解出来るはず

▼いずれにしても輸出超過である限り、
海外より、政府の政策が輸出企業に有利なことと労働者が優秀なこと、この2点に尽きるのです

物作り大国は益々発展します経済学
http://www002.upp.so-net.ne.jp/HATTORI-n/10.12.9.htm

国富の目指すものは何なのかを考えましょう


30. 2011年1月12日 00:23:37: cqRnZH2CUM
まあ、賃金を上げることに拘るよりも、再分配政策(BIなど)で、
一律に個人の最低生活を保障する方が、遥かに現実的だろう
財政コストは安くつくし、企業に悪影響を与えることもない

今の生活保護水準は高すぎて、しかも不公平、貧困ビジネスの食いものだ
特に医療費自己負担無料は即刻廃止し、無職若者や母子家庭の職業教育等にもっと
金をかけた方がいい



31. となりのととろ 2011年1月12日 00:31:09: Cv7VIxUgU4nEM : dIK9lfa3EE
>>29
以下に、ロイターの記事を貼り付けます。
(引用開始)
[デトロイト 9日 ロイター]
 日産自動車は9日、円高による採算悪化回避のため大胆な措置を講じる考えを示した。その一つとして、北米向けスポーツ多目的車(SUV)「ローグ」の新型モデルの生産を日本から米テネシー州に移行することをあげた。
 北米国際自動車ショーに先立って開かれた自動車業界の会合におけるカルロス・タバレス副社長の講演内容が明らかにされた。タバレス副社長は米国部門のトップ。
 生産の移行は2013年までに行われる見込みで、米国での年間生産台数は10万台以上増えるという。
 同副社長は「グローバルな生産者として、日本に限定せずオペレーションのバランスをとる必要がある」としている。
 ローグの生産シフトは、先月ロイターが報じている。
 ローグは現在、九州工場で年間43万台が生産されている。
(引用終了)

これでまた一つ、産業の空洞化の完成ですね。そうこうしている間に、心ある企業は全て、その生産拠点を海外に移動させてしまうでしょう。
どうしますか?人間も設備に合わせて移動させますか?タイの人件費に合わせて年収20万円で日本人工員を現地採用しますか?アメリカの雇用体系も、基本的には「契約社員」ですものね。給料はウィークリーで支払われますし。そこまで行って、初めて世間の世知辛さを思い知らされて帰ってきますか?

あなた方が、念仏のように「時給アップ」を繰り返している間にも、過酷なグローバル市場の中で日本の企業は精一杯頑張って生き抜いているのです。その結果が生産ラインの海外移転なのです。理由は2つ。
@日本には既に「市場」がない。
A日本で生産して輸出すると、海外(現地)で価格競争に敗れる。
A'日本国内の価格競争の場面でも、国内産よりも海外産のものの方が価格的訴求力を持つ。

>国富の目指すものは何なのかを考えましょう

その国富(The Wealth of Nations)を説いたアダム・スミスも、政府は余計なことをせずに、市場で解決出来る問題はすべて見えざる手(invisible hand)に任せるべきとしていますね。所謂、「夜警国家」の信奉者でしたからね。


32. となりのととろ 2011年1月12日 01:28:47: Cv7VIxUgU4nEM : dIK9lfa3EE
31です。付け加えます。

貿易収支が黒字なのも、日本国内に「市場」が無いからであって、日本の労働者が優れているという理由ではありません。
それが証拠に、高度経済成長期の初期頃の日本は、生産したものから順番に国内で消費していって、海外に回す余裕などなかったのですから。
そうですね。日本が発展途上の国であれば、おっしゃられるような政策も試みの一つとしては面白いかもしれません。人々は、手にしたお金でTVを買い、冷蔵庫を買いに走るでしょう。その消費が景気を上向かせる。さもありなんですね。

しかし、現実には日本の経済は成熟しきっています。液晶のシャープが、自慢の「亀山工場」を縮小・廃止を余儀なくされている件もご存知でしょう。この上シャープの工員の人件費を上げてしまうとどうなりますか?>>30 さんも書かれている通り、経済弱者は政策として救うべきです。

あなた方の理屈でことを進めると、日本は間違いなく自己破産に向かいます。


33. 2011年1月12日 19:44:57: uKFoqoJusE
日本は輸出超過大国ですよ、この30年間に260兆位円もの超過ですよ
世界ダントツですよ

この原因は、海外より国の政策が輸出企業に有利なこと、労働者が優秀なこと、
この2点に尽きますよ、
この逆なら当然輸入超過になるのです。

そもそもこんなに円高なのに輸出超過、日本の輸出競争力は世界一ですよ。120円くらいになればダントツになりますよ。
それに賃金が安いから内需が停滞するのは当然、

海外に移転するならどんどん移転して頂きたい、日本は生産過剰なのですよ、
このままで、賃金上げなければ内需は停滞しデフレになり、益々円高になる。
賃金が下がっているのは日本だけのようですよ。

特に日本だけがこんなに輸出超過額が多いのか、それにさらに増やそうとするのか、考えましょう。

企業論理に政治家のみでなくエコノミストもマスコミも騙されている。



34. 2011年1月12日 20:17:35: cqRnZH2CUM
>日本だけがこんなに輸出超過額が多いのか

日本の安全網(家族、企業、地縁、社会保障)が崩壊しており、
不安で金が使えないからだ


35. 2011年1月12日 20:21:24: cqRnZH2CUM
基本的に社会保障が破綻している国、政治不信の国では
自分の金しか頼るものがないから、金を貯めたがる
途上国ほど、闇資金が多く、金宝石など現物主義なのも、そのせいだ

だから中小企業を痛めつけても、問題は悪化するだけだ


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