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訳がわからない中国人の我が国の森林地購入についての批判
http://www.asyura2.com/10/hasan70/msg/523.html
投稿者 青木 日時 2011 年 1 月 01 日 21:33:56: GVRpWDlZpBQ6A
 

最近、中国人ないし中国資本による土地買収とりわけ森林土地の買収について危機感をあおる論評が多いが、もっと冷静に対応するべきだ。

まず、木材であるが、中国においては森林資源に乏しく、政府は懸命に保護策を強化しており、その結果、2005年においても木材消費3億㎥に対して、1億3400万㎥を輸入している。この大量輸入は東南アジアの熱帯林の乱伐にも結びついている。
一方、日本にあっては2006年8800万㎥の消費需要に対して、80%の7000万㎥が輸入されている。
また、日本の森林蓄積は1990年の29.6億㎥に対して、2000年には37.1億㎥に増加しているのである。
周知のように、日本の林業は外材に対して競争力がなく、草原も森林化しているのが実情で、森林のストックは増加し、日本で林業を営む利益は考えにくい。そして、適正に伐採されないので、現状、日本の森林は荒れ放題なのである。中国の木材輸入増加と世界的な木材価格の上昇は予測できるが、それでも日本国産材木が競争力を持つようになるとはなかなか考えられない。もし、中国資本であっても長期ビジョンのもとに林業経営してくれれば、森は手入れされて国内に美林がよみがえることになる。

次に水源を奪われるということで、問題視されているが、森林は手入れされなければ水資源涵養に寄与できない。その森林で涵養された水を抜こうとしても現実的ではない。なぜなら、水利権というものがあり、河川は公有地であるからだ。ちょろちょろ流れ出る湧水を集めて、中国に輸送することは物理的にも、経済的にも現実的ではない。

次に、ミネラルウオーターを、揚水して、中国に輸送することは、考えられるが、ミネラルウォーターは地下水脈から取水するものであり、特に環境面からの規制を順守させるようにすれば、何も問題はないだろう。
ちょうど、コカコーラが進出したり、小売業にウォルマートが進出し、保険業にアフラックが進出し、ホテル業にいろいろな外資が進出すると同じことであり、水ビジネスに中国が進出すれば、地元の活性化にも、雇用増にもつながるわけです。

観光開発についても、開発許可がおりる地域であれば、地域の活性化につながるが、人口減、既存観光地の衰退している現状では、なかなか難しいプロジェクトであり、(事実、これまで多くの企業や第3セクター等のプロジェクトが破たんした)それを中国資本がリスクをとってやってくれるならば、むしろ歓迎してもよい。

実際のところ、彼らの土地取得は、彼ら資産のリスク分散、ポートフォリオ的な部分が大きいだろうし、一方、資源バブルを予測してマネーゲームの一環としてのものもあろう。
日本の衰退と、悪性インフレによる不動産価値の上昇を見込んだものかもしれないが、その時は円安元高となり、彼らは損をして撤退することとなりそうだが????

唯一、彼らのポートフォリオ上、利益になるケースは、世界の資源価格が上昇して、かつ日本経済が復活して円高になる場合のみという気がするが、阿修羅の識者のご意見をうかがいたい。

とにかく、中国資本が、日本の森林を買うことのいわれない恐怖感が理解できません。
 

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コメント
 
01. 2011年1月01日 23:04:38: avEScUHpV6
バブルの時に日本人がオーストラリアの土地を買い占めたために

オーストラリアは現在日本人の土地所有を禁止しています。

一方、オーストラリア人はニセコなどの土地を買っています。

一方通行は差別的だと思います。

相互主義が基本ではないでしょうか。

中国の土地を日本人は所有できないので

中国人も日本の土地を所有できないのが常識だと思います。


02. taked4700 2011年1月01日 23:16:19: 9XFNe/BiX575U : qhFs7NbYAo
日本の森林が林業としてなかなか成立できないのは、急斜面に植林がされているから。ヨーロッパやアジア、ブラジルなどは、平地に森林が存在し、道路を作れば木材の運び出しは容易だった。しかし、日本は森林がほぼ例外なく山林として存在し、その切り出しにはかなりの費用手間がかかる。これらは、日本の国土そのものが山が多いことだけでなく、戦中の木材需要がある意味コスト無視で行われ、また、戦後の復興期、円安で輸入木材が高価で、国内の山林でも材木コストが引き合うと考えられたおとがある。つまり、本来、切り出しが非常に難しい急斜面にまで植林が行われ、それが荒地化しているのだ。円高と戦後の無理な植林が現在の状況を招いている。

03. 2011年1月02日 11:25:36: KnAJ48bhn6
中国人は森林だけでなく、虎視眈々と日本企業買収を

狙っている。中国人経営者になると、中国での待遇

による雇用が進み、日本をますますデフレ、日本人を

ますます貧乏にすることができる。

投稿者の言うとおりだ、中国資本の日本進出促進しよう!ってか


04. 2011年1月02日 14:01:43: fhqMEypoT6
安い外材の伐採場の所には先住民が住んでいて、森に生活・生産拠点、
墓地などの宗教施設がある事も多い。
開発業者が勝手に入ってはならない土地に入って、トラブルを起こす場合もある。
外材を輸入するという事が環境破壊につながらないか注意する必要がある。
また、日本の森林もほったらかしにするのは危険だ。
中国人にお任せしてきちんと管理してくれるのかどうか、命にも関わる問題だ。
コストばかりで命を軽視して災害が起こるようになってきたのではないか。
しかし、現実にコストの壁はある。本来、土地の者がしっかり管理すべき森。
出来る限り、日本人の力で再生すべきだろう。
中国のマネーは中国の砂漠化地帯に落とすべきだ。

05. 2011年1月02日 15:43:46: cNTQxcUeqA
外国に日本の土地が売れないように法律を作ればいいだけの話。
売って大儲け?をした奴こそ売国奴。
中国以外の外国はどうだろう?米国はどうだろうか?

中国よりもたくさん買ってたりして。
ありうるわ。
中国叩きの記事が出たら、真っ先に疑うべきでは?


06. 2011年1月02日 22:00:31: r48fmkOJK6
冷静な良い投稿内容。そうだよね。日本には複雑怪奇な「水利権」なるものがあるよね。日本の水が中国に奪われるなんて与太話、一体どこから湧き出て来るんだろうね?まさか中国人が日本の寒村の活性化に寄与してくれるとも思えないし、中国人資産家の、資産ポートフォリオの一部としての日本の山村部の取得だろうね。どこのどいつがこんなポートフォリオを組んだか知らないが、購入した中国人資産家が損するのは見え見えなんだがなあ。日本人側から見れば、かつて自らが派手にやっていた「原野商法」の復活ってこと。不動産業界で山野の売買ができるようになれば、一人前だという話まである。

07. 2011年1月03日 00:18:02: Td0N6QHNrk

掲示板では、反中派が格好のネタにありついて溜飲を下げているが、理由がある。

水資源問題の批判対象は、主として、フランスの水メジャー2社その他である。
しかも、フランス(パリ市)自身が再公営化に転じた動きを話題となるのは、
中南米の水資源ビジネスに批判が集まっている深刻な事態を背景としている。

官僚や政治家は、英仏流や大前研一流に煽られ、下水道事業の民営化を試みてきた。
しかも、日本自身が水メジャー化の機会を狙っており、東京都すら名乗りをあげている。

ところが、水資源ビジネスに、いろいろな批判が高まってきた情勢下では、
中国系による買占め問題は、矛先を転じる上で、ちょうど都合が良いのである。


「水メジャー」企業に日本は屈するのか (1/2) : J-CASTテレビウォッチ
http://www.j-cast.com/tv/2008/10/24029200.html

朝日新聞グローブ (GLOBE)|「水」が、足りない 官と民、役割分担の模索/
[Part1] 水メジャーの足元、パリ市の離反 再公営化の衝撃
http://globe.asahi.com/feature/090525/04_1.html

100兆円の市場を争奪する世界の「水メジャー」って何者? | web R25
http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/rxr_detail/?id=20090423-90006729-r25


08. 五月晴郎 2011年1月03日 00:33:50: ulZUCBWYQe7Lk : ZMbmXo037I
コカ・コーラは日本全国の水源でミネラルウォーターを採水して、ミネラルウォーターを海外に持ち出さないが、ボトリング事業の利益は海外に持ち出している。

中国人の森林地購入もコカ・コーラの水源地購入も私は批判しないが、どちらか一つだけを批判する人は、朝三暮四の猿並みだ。

欧米資本のほうが猿の扱いに一日の長があるから、中国資本への批判だけが出てくるのでしょう。



09. 千石撫子 2011年1月03日 12:04:30: 2eMJJ36vyNQvQ : 9wOXZWQyQk
そういば、この水資源のニュースは以前は産経新聞だけだったのが、NHKとか民放とかが取り上げるようになったの。
あれだけ中国や民主を賛美しておきながら、イザとなったら官僚の命令で手のひら返しで、産経みたいな記事を書いて、バカも休み休み言えなの。
この国のマスゴミは一度スクラップ&ビルドする必要があるの。

10. 2011年1月03日 13:59:20: Td0N6QHNrk
>>07
訂正

>しかも、フランス(パリ市)自身が再公営化に転じた動きを話題となるのは、
しかも、フランス(パリ市)自身が再公営化に転じた動きが話題となるのは、
>官僚や政治家は、英仏流や大前研一流に煽られ、下水道事業の民営化を試みてきた。
官僚や政治家は、英仏流や大前研一流に煽られ、水道事業の民営化を試みてきた。
__


>>09
>あれだけ中国や民主を賛美しておきながら、イザとなったら官僚の命令で手のひら返しで、

ここは違う。NHKの主流は日米同盟推進派であり、西側の中国民主化要求に合わせている。
民主党を良く見れば、親中派もいるが中国批判派も目立つ。旧の民社党、旧の自由党、前原・枝野グループなど、反共陣営のままである。
親中ムードを演出した小沢氏は実は、知恵袋である平野氏と共に中国経済危機説に立っている。
もっとも、民放、自民党を含め、テレビ的雰囲気がアンチ・チャイナ化していたが、
最近、日中関係を重視する経団連会長の一喝で沈静化しつつあり、中国情報の扱いが平常に戻りつつある。
親中路線の維持を試みてきたのは、自民党親中派と民主党その他の有志によるネットワークである。

左傾陣営でも、チベット問題や核戦略、都市開発には批判的なところもある。

テレビ的雰囲気がアンチ・チャイナ化していたは、週刊金曜日の鋭角的な中国批判が発端である。
週刊金曜日の鋭角的な中国批判、筑紫哲也の「上海から悪いのが来ている」発言で軋轢が生じた。
このため、TBSが組織防衛に追われ、和解よりも中国批判色を強化していったのである。
そして、先の尖閣沖漁船衝突事例演出に至り、NHK、テレ朝を巻き込んで手打ちが模索された。


11. baka 2011年1月03日 20:28:59: RQJEnV9HbG4Tk : r8CuUBC0Qk
 まず,政府が日本の水資源の現状について日本国民に対して,情報公開する必要がある.

12. 2011年1月04日 08:40:10: 8ZXG5AAQQ6
06様へ
水利権の実態についてご存知ないようですね。
工業用水・水道用水については官僚の匙加減で決まります。これらは保身の為とあれば中国にも米国にも魂を売り渡すのはよく知られています。
例えば中国企業が国内企業を買収してその企業の持っている水利権を盾に要求すれば、法律上は何の支障も無く水を吸い上げることが可能になります。
水道事業については外国企業も含めたPFIが解禁されつつありますから、これまた米国企業が水を吸い上げて一部を外国に売り払っても、水道事業存続や水道料金値下げのための多角化と言われると、自治体も反対派できないでしょう。
残る農業用水は水利組合が管理していて、ここの許可は幹部への鼻薬でどうともなります。農業用地を持っているが名目だけの農家が組合のボスと言うところが殆どです。実態は自分たちの農業のためというより、水利権を切り売りしているだけの組合なので、個人的に懐が膨らめば何でもありです。
複雑怪奇であるのは間違いありませんが、中国にとって何の障壁にもなりません。

13. 2011年1月17日 18:19:08: SR9OYTDjzA
日本の森林、植林は枝打ちもしてない、間伐もしてない節だらけでほとんど資源価値のない樹木が多い。
しかも切り出すと赤字になること請け合い。
そんなものなんでほしいかはわからない。
よく知らない内地の人にだまして売るために確保してたりして。
水道とかは国営でいいんじゃない。
民営化したら、倒産してなげっぱ、ダムが老朽化して決壊とかしたら大変だ。

日本の企業でも外国の企業でも倒産した会社は後始末しないです。
非常に迷惑な存在なので、インフラとか重要なものにかかわらせてはいけないと思う。


14. 2014年5月15日 12:41:39 : 7g4brqMyaU
>>12 さん、同意。


中国資本、日本で森林漁り!“領土買収”の実態 「土地ごと」購入のウラ (1/2ページ)
2013.06.15
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130615/dms1306151457009-n1.htm

 中国資本が、中部・九州地方などで、ヒノキや杉などの高級木材を山林ごと購入しようと、活発に動いていることが分かった。

「中国の金持ちの間で、日本のヒノキや杉を使った住宅建築が静かなブームになっている」という説明だ。

さらに、太陽光発電事業でも、中国資本が土地買収を進めていた。

数年前から北海道などで、水源林が中国資本などに買われて社会問題となっているが、これらは名目を変えた領土買収ではないのか。

 「日本人仲介者を通じて『ヒノキを購入したい』という話がきた。

『土地ごと買いたい』というのさ。

値段は詳しくは言えないが、数千万円単位の話だ。

木材価格が下がっているから、見合った額なら売りたい」

 中部地方の山林所有者はこう明かす。


。。。。。。


中国資本、日本で森林漁り!“領土買収”の実態 「土地ごと」購入のウラ (2/2ページ)

2013.06.15
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130615/dms1306151457009-n2.htm


「中国人は息を吐くように嘘をつく人が多い。

『高級木材が欲しい』といいながら、実は水源林などの土地を狙っている可能性はある。

以前、米国の鉱山会社を購入した大金持ちがいたが、まったく開発しなかった。

結局、自分の隠し資産を米国に動かすための口実だった。

今回の動きも、水源林確保や土地買収、資産隠匿の隠れみのかもしれない」

 林野庁によると、2006年から12年までの7年間で、外国企業や外国人による国内の森林買収は計801ヘクタールに上っている。

これは、東京ドーム約170個分に相当する。

 高級木材だけでなく、太陽光発電が利用されている疑いもある。


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