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http://d.hatena.ne.jp/cool-hira/20100821/1282340017「老兵は黙って去りゆくのみ」様ブログより引用
『スーパーモーニング』 2010年8月20日 テレビ朝日
スーパーモーニングが消費税25%で高福祉の国スウェーデンが、
国際競争力で4位と日本の8位に勝っていて経済が強い理由に注目し、
子育て支援や完全雇用などを紹介していた。
2009年1月にスウェーデン在住の広畑陽子さん、エリック・ショーンさん夫妻や、
スウェーデンの企業エリクソン、
国会議事堂にある託児所を利用するアンナ・シンベリ・パトラ議員へ、子育て支援について取材した時の映像を再放送した。
取材当時、病気で失業しても疾病手当が給付される補償制度を利用していたスウェーデン在住の湯川雪さんは「日本に住んでいたら生活できなかったと思う」と語った。
完全雇用を目指すスウェーデンの政策について、雇用市場大臣のスヴェン・オット・リトリーン氏や大和総研の高橋正明氏に話を聞いた。
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『スーパーモーニング』 2010年8月20日 テレビ朝日
【コメンテーター】 大谷昭宏(ジャーナリスト)、山口一臣(週刊朝日編集長)、木場弘子(千葉大学特命教授)、
長嶋一茂(読売巨人軍代表特別補佐)
【出演者】赤江珠緒、小木逸平、佐々木亮太、立花裕人 【リポーター】玉川徹(テレビ朝日の報道局社員)
社会保障の現状を、リポーターが取材していた北欧の国。
この国では消費税率が25%であるが、高福祉を実現していて、スウェーデンに住んでいる日本人女性は
「税金を納める人間の頭数として、労働できる人間を増やす。女性の労働力にとても期待しているんだと思います」
と話し、病気で失業した母子家庭の方は「もし日本に住んでいたとしたら、私は生活する事ができなかったと思う」
と話していた。
http://www.tv-asahi.co.jp/morning/
8/20、ぼけっとテレビ朝日 『スーパーモーニング』を観た。
大体、このような内容だった。
タイトルは「消費税率が25%で高福祉でも経済が強い国、ナゼ」だった。
このスウェーデンの報道は3回のシリーズになっていて、1回目は見逃した。
1回目 消費税率が25% 安心を買う
2回目 その社会システム
3回目 高福祉・高負担だけど国際競争力でスウェーデン4位、日本8位
ちなみに一人当たりのGDPではスウェーデン7位、日本19位だ。
テレビ朝日報道局の玉川さんがスウェーデンで取材したものをスタジオで報告する。
3回目
全員が働く社会。子育て支援制度、共働きのできる制度がある。
病気で失業しても疾病手当が給付される補償制度がある。
「完全雇用」。 経済を守るために雇用を犠牲にする日本。「完全雇用」が強い経済の源だとするスウェーデン。
2人の子どもを育てている日本人女性(病気あり、4年前から失業している)に聞いた。
玉川さん、「日本にいたときより幸せですか」。
日本人女性、「とても恵まれていると思います。納得しています。
その分は還元されていると感じていますから。女性の労働力にとても期待しているんだと思います」
女性の労働力を期待し、働いて税金を納めてもらい、人間を増やすという考え方に基づいている。
街の男性にも聞いた。街の男性、「男性にとっても生活のバランスがとれるのでいいことだと思います」
最低60日は男性が育児休暇を取らなければならないという育児保障制度がある。
玉川さんがエリクソンに向かう。エリクソンはスウェーデンの通信機器メーカー
で通信機器市場で世界シェア40%の会社だ。
スウェーデンの企業は、社員に支払う給与の33%を給与とは別に社会保障税として国に支払っている。
この高負担に耐えられない企業が出てくる。高級車ボルボは中国に買収された。
しかし、スウェーデンの法人税率は28%であり、日本企業の法人税率40%と比べて法人税負担は低い。
国会議員の女性が占める割合は日本は12%なのに対して、スウェーデンは47%である。
玉川さんが2人の子どもを育てている女性に聞いた。「病気のとき、仕事がなくても大丈夫でしたか」。
「もし、日本にいたら生活できなかったでしょうね」
スウェーデンには疾病制度がある。200日まで80%支給され、550日までは75%が支給される。
「完全雇用を目指すスウェーデン」 → 「全員働け」
男でも女でも働け。しかし、弱者にはセフティネットが張られている。
玉川さん、「女性が働くことでどんなメリットがあるのか」。スウェーデンに関する専門家、
「より多くの人が働くと経済が強くなるのです。スポーツでたとえればサッカー。全員参加で強いチームを目指す」
安心を提供して競争する → 衰退産業は保護しない (ボルボなど)
スウェーデンでは失業したときの世話を国家が見てくれる。失業給付の給付、職業訓練の実施、
長期失業者を雇う企業に補助金を出す。日本よりも簡単に社員のクビを切る。
しかし、クビになっても安心して家族も養っていける社会システムができている。
玉川さん、「スウェーデンは小さな国だからできるんでしょと言う人がいる。しかし、道州制など1つの単位で見れば
1つのブロックがスウェーデン位になる。スウェーデンは参考にならないというのはおかしい」
大谷さん、「セフティネットを張って、その中で自由に競争してくださいという社会だ」
玉川さん、「国民全員で働くことが重要だという考え方です」
大谷さん、「日本では支える人と、支えられる人が完全に分かれてしまっている」
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(私のコメント)
私は、民主党に北欧まではいかなくてもせめて、ヨーロッパ位の水準のセーフティネットの整った社会システム、
派遣労働者の問題解決に期待して選挙の時に一票を投じたのを改めて思い出した。
今は、昔のような「終身雇用」という働き方が崩壊して、ハローワークへ行っても
正社員は、ほとんど無く、派遣社員が大多数を占める。
派遣社員は、年収が、だいたい200万〜300万円、
200万以下の人達も沢山いらっしゃる。
男性の派遣社員が結婚して、妻子を養い安定した生活を維持していくのは、とても困難である。
当然、妻も働いて、共働きしないと生きてはいけない。増して、子供の教育費を払うとなると必死に働いても働いても苦しい。
中には3店のガソリンスタンドを掛け持ちして、家族を養っている人もいる。
・・・ほんとうに、庶民は苦しい・・・。生きていくのは大変なことだと感じる。
>「完全雇用を目指すスウェーデン」 →「セフティネットを張って、その中で自由に競争してくださいという社会だ」
私は、スウェーデン型のみんなで幸せになっていこうというのが好きだ。
日本は少子高齢化が急激に早まっている。福祉政策をやって、介護の社会化を進め、
セーフティネットを張り、
失業者には、充実した再就職支援のための技術習得のシステム確立、などを急いで進めてほしいと思う。
かつて、自民党の方がこんなことを言っていた。「福祉政策なんかやってたら、日本の国際競争力がなくなってしまう」
「介護なんて、家族がやればいいんだ」など。
国会議員の方、もう少し、オランダとかスウェーデンを勉強してください。
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