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消費構造変動調査によると
裁量的支出(贅沢品消費など)の減少と、必須サービス(「医薬品・医療費」、「家庭用耐久財への支出」、「自宅での食費」、「光熱・水道費」、「子供の養・教育費」)への支出増大を予測する人々が多い
今後1年間の消費支出の見通しについて、 "増加・充実"と答えた人の割合は15.6%、他方、"減少・節約"と答えた人は44.3%で
まだまだ、デフレ傾向が続きそう
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX 引用 XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
www.research-soken.or.jp/reports/structure/ 2010年12月10日
* 過去1年間と比べた今後1年間の消費支出の見通しについて、 "増加・充実"と答えた人の割合は15.6%、他方、"減少・節約"と答えた人は44.3%となった。減少・節約から増加・積極方向へと消費支出の緩やかなシフトもうかがわれた前回(10年4月調査)からほぼ横ばいの水準となり、今後1年間の消費支出全体としては、模様眺めから現状水準を維持する姿勢が見込まれる【図表1】。
図表1 今後1年間の消費支出全体の見通し
図表1 今後1年間の消費支出全体の見通し
* 今後1年間に消費支出を"増加・充実"させたい人の理由として、「子供が成長したり家族が増える」が最も多く、次いで、「いろいろと出費の予定がある」、「耐久消費財に買い替え時期のものが多い」、「購入したいものややりたいことがある」と続く。また前回と比べて、「購入したいものややりたいことがある」が大きく減少となっている【図表2】。
図表2 今後1年間の支出が「増える又は充実させたい理由」(MA)
図表2 今後1年間の支出が「増える又は充実させたい理由」(MA)
* これに対して、"減少・節約"したいと答えた人の理由をみると、「給与や事業収入が伸びない」を理由にあげる人がおよそ6割を占めて最も多く、他の理由を大きく上回っている。これに「将来に備えて貯蓄を増やす」が3割、「失業や仕事の継続に不安がある」が2割強と続く。消費支出の縮小・節約側では、前回に続き、所得・収入面の伸び悩み、将来不安、雇用の先行きに対する不安が上位の理由にあがり、消費回復に向けて大きなマイナス要素となっている【図表3】。
図表3 今後1年間の消費支出が「減る又は節約したい」理由(MA)
図表3 今後1年間の消費支出が「減る又は節約したい」理由(MA)
* 先行きの費目別支出をみると、【増える】費目としては、「医薬品・医療費」、「家庭用耐久財への支出」、「自宅での食費」、「光熱・水道費」、「子供の養・教育費」の順で、前回同様、必需・固定的な費目が上位に並んでいる【図表4】。
反対に、【減る】費目としては、「外食費」をあげる人が最も多く、次いで、「預貯金」、「娯楽・スポーツ関連の支出」、「旅行関連の支出」、「被服・履物費」の順で、前回同様、裁量性の高い費目が上位となっている【図表5】。
消費の先行きとしては、前回同様、支出が【増える】方向の中心は必需・固定的な費目であり、【減る】方向の中心は裁量性の高い費目という構成に変わりはないものの、裁量性の高い費目の増加意向もうかがわれる。
図表4 今後1年間に支出が【増える】費目(MA)
図表4 今後1年間に支出が【増える】費目(MA)
図表5 今後1年間に支出が【減る】費目(MA)
図表5 今後1年間に支出が【減る】費目(MA)
* 今後1年間の貯蓄・ローン返済等について、「増える又は増やしたい」と答えた人の割合は12.3%で、他方、「減る又は減らしたい」と答えた人の割合は21.0%であった。また、"増加"から"減少"を差し引いた値は、マイナス幅は前回よりも縮小しており、貯蓄・ローン返済については、前回と比べるとわずかに増加方向となっている【図表6】。
図表6 今後1年間の貯蓄・ローン返済等の見通し
図表6 今後1年間の貯蓄・ローン返済等の見通し
* 消費を後押ししてきたエコカーやエコポイントなどの購入補助政策の終了や規模縮小が段階的に予定されており、消費支出に積極的な見通しを持つことが難しくなっている。長引く円高による企業業績の影響も懸念され、景気の先行き不透明感が強まっており、今後1年間の消費支出は、全体としては模様眺めから現状水準を維持する姿勢が見込まれる。
【有効回収数等】
有効回収票 調査期間
2010年10月調査
(18歳〜79歳) 1,150 10月6日〜10月18日
社団法人 日本リサーチ総合研究所
企画事業部
TEL 03-5216-7315/ FAX 03-5216-7316
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