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(回答先: 中国は米金融政策に「おびえている」−オロCのリッカーズ氏 投稿者 gikou89 日時 2010 年 12 月 05 日 23:03:55)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20101204-00000004-pseven-bus_all
数億円の年収を得ていた証券マンから金鉱山オーナーへと転身を遂げ、市場の動向について予測を的中させてきた松藤民輔氏は、80年前の大恐慌を考えると今回の不況は相当長引くと予想する。
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私は評論家や学者ではない。メリルリンチやソロモン・ブラザーズ在籍時の数億円の年収を捨て、“金が上がるから”という理由で金鉱山のオーナーになった。市場経済についてそんな私が最も重視するのは、セオリー(理論)ではなくヒストリー(歴史)である。
その考えに立つと、現在の世界市場が歴史上6回目のバブル崩壊の最中にあることがわかる。私の認識では、1720年にイギリスで起きた「サウス・シー・バブル」に始まり、1770年、1848年、1873年、そして1929年の大恐慌と、市場は過去5回にわたりバブル崩壊を経験してきた。
2008年9月のリーマン・ショックに至る金融市場の推移の仕方と見事に重なる実例が、歴史の中にはある。
中でも、1873年と1929年の2回は現在の状況に近い。1870年代と言えば、アメリカは鉄道建設ラッシュだった。それに伴い、ロンドンやニューヨークでは投資商品としての鉄が大ブームとなる。
しかし、ブームが去って鉄は暴落。そこから、金価格が上昇している。1929年からの大恐慌は、ウォール街で株価の大暴落が起きている。株式市場に投機的な資金が大量に流れ込んでいた。
80年前の大恐慌に当てはめて考えると、株価が1929年秋のレベルを回復するのは1954年のこと。第2次世界大戦を挟んで実に25年かかった。
つまり、残念ながら、バブル崩壊の歴史に学べば現在の不況(恐慌)は、あと20年は続く。そしてこれも歴史が示す通り、その間「金」が上がり続けるだろう。もっと細かく言えば、あと17年は上がり続けると私は見ている。
※SAPIO2010年12月15日号
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