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【ロンドン=有田哲文】欧州の国債市場が荒れている。アイルランド危機から始まった財政不安が、スペイン、ポルトガルはもちろん、イタリア、ベルギーにまで及ぼうとしている。当面の焦点は、欧州中央銀行(ECB)がこうした国債をどこまで買い支えるかだ。
■政局の混迷、一因
11月28日、アイルランドに対し、国際通貨基金(IMF)とともに最大850億ユーロ(9兆5千億円)の支援を決めた欧州連合(EU)の財務相臨時会合。終了後に会見したレーン欧州委員は「金融市場の安定を守るために決めた」と語った。しかし、安定化への期待は、翌日からあっさりと裏切られた。
市場で売られたのは、アイルランド、ギリシャ、ポルトガル、スペインといったいつもの顔ぶれだけではない。国内総生産(GDP)比の政府債務が100%を上回るイタリアやベルギーも狙われた。10年物国債の金利でみると9%を超すアイルランドほどではないが、今週に入ってから1日までの取引では、イタリアは4.5%、ベルギーは4%を上回り、2.7%前後のドイツとの差が開いた。
きっかけは、28日の財務相会合で決めたもう一つの方針だ。将来、ユーロ加盟国を救済する場合には投資家の負担がありうることを改めて確認。2013年以降に発行する国債には、返済を繰り延べたり金利をまけたりする条件変更をしやすくする条項をつける案が有力になっている。
「欧州の国債は危険な資産になった。世界が変わった」。米証券大手モルガン・スタンレーのエコノミスト、ヨッキン・フェルス氏はそう指摘する。加えて、ここにきて注目されているのが「財政再建を進めるのに不安があるような弱い政府が、欧州には相当あること」(フェルス氏)だ。少数与党のポルトガル、正式な内閣不在のベルギーが売られている一因だ。イタリアも14日に内閣の信任投票があり、結果によって解散総選挙の可能性もある。
時期も悪い。多くの投資家は、12月末で1年間にどれだけもうかったかを確認する。「今年の成績を守ろうとしているなか、不確実性がある国債には手が出せない」(市場関係者)
■頼みは欧州中銀、買い支え限界も
危機が深まるなかで、2日開かれたECB理事会。年1%の政策金利を据え置いたうえで、トリシェ総裁は会見で「国債買い入れは続いている」と語った。それと前後して欧州の一部の国債が突然買われ始めた。10年物金利がアイルランドで9%を下回り、ポルトガル国債の金利も下がった。市場では「ECBが買い入れに動いたのでは」との見方が出ている。
ECBは5〜7月まで、ギリシャなどの国債を集中的に買ったが、その後は抑え気味だった。国債を大量に買って量的金融緩和を進める米連邦準備制度理事会(FRB)や日本銀行とも一線を画してきた。国債購入への期待感は市場でさらに高まりそうだ。
しかし、たとえECBが買い支えても、当座の対策にすぎない。ギリシャやアイルランドに加え、ポルトガルやスペインまでEUの救済にかけこめば、ユーロ圏の域内総生産(GDP)の2割近い経済が救助される側に回る。残りの加盟国で本当に支えられるのか、不安がぬぐえない。
市場関係者がいま注目するのが、1992年のポンド危機だ。経済が低迷していた英国の通貨ポンドを投資家ジョージ・ソロス氏が売り浴びせた。英国はポンドの価値を守りきれず、後にユーロにつながる欧州為替相場安定メカニズム(ERM)からの脱退を余儀なくされた。売られる対象は当時は通貨、いまは国債と異なるが、市場の攻撃が欧州の通貨制度を揺るがしている点は共通する。
貿易や金融で共通通貨ユーロを持つ利点は大きく、加盟国からすぐに脱退や分裂の動きが出るとは考えにくい。しかし、英資産運用大手シュローダーのチーフエコノミスト、キース・ウェイド氏は将来を楽観していない。「危機が続きながらも、ユーロ体制は今後2〜3年は無傷だろう。ただ、5年後にいまの形で存在しているかは疑問をもっている」
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コメント
菅総理、申し訳ありませんが、今日も外食は無理なようです。夕方に経団連会長との懇談がありますが、何か出前をとりましょうか。
嫌、経団連会長との食事は、別の場所がいいから、高級料理の出前でもとっておいてくれ。
君も一緒に食べよう。外務省のワイン倉庫から年代物も用意してくれるとありがたいのだが。
わかりました。
会長、良くおいでくださいました。
総理、早々ですが、法人税減税の件真剣に実行お願いします。外国の株主からの圧力がかなりきつく私の地位さえも及びかねません。
わかっていますよ、ただ、私の支持率がこうも低くなってはね。
十分わかっていますが、自民党も消費税増税、法人税減税には賛成してくれる議員も多く、かつ、財務省、経産省のトップ官僚もその方向で支持しているのですから、なんとか自民党と手を結んで実現してください。
そのことに関して最大限の協力はしますよ。
それとウィキリークスの問題も企業側にとっては大ダメージを受ける気配です。今後何が飛び出してくるかわかりません。
その件は、私も気にかけているのだが、経済の問題と同様、その手に関しては全く知識がないから、とりあえずは静感かな。
経団連もスタッフに調べさせていますが、総理の考えが正しいと思います。
しかし、なんだな、何かとてつもない勢力が動いているのでしょうか。
ひょっとしてこれからオープンにされる機密事項で世界が揺るぐかもしれませんな。
911の真相とか。
いくら経団連の会長でもそのことに触れてはいけませんよ。我々の世界では、禁句です。
欧州の国の国債価格の下落がまた火をふくだしますかな。
その件は、新聞などでニュースになっていますが、どうなるものか財務省の官僚から報告させます。
総理くれぐれも既得権益者を守ることが政権維持ということをお忘れなく。改革など口で言うのは結構ですが、支持率を上げようとして変なことを考えないでください。
了解いたしました。
経団連会長が、気分良く変えられたようです。補佐官等と一緒に食事にしようか。
もう豪勢な食事をすることしか張り合いがないよ。
小泉総理まで民主党と組むのを嫌がっては、後は、一ちゃんを徹底的に悪者にして民主党から追い出すしか手段がないかもしれないな。さすれば、我々は、自民党についていけばいい。
もともと竹下政権からというのも我々は自民党支持者なのだから。
しかし、谷垣自民党総裁は、倒閣運動に本腰を上げる気配ですよ。その辺のことは、仙ちゃんが動いてくれている。
仙さんは、問責決議を受けたのですよ。野党は、交渉しないでしょう。仙産が動かなくても政権にしがみついているかぎり、米国や経団連、そして自民党関係者がうごいてくれるよ。
だから、小泉総理がここにきて連立など考えるなと自民党をけしかけているんだ。
そうですか。菅総理、世間は、ダメ菅とか言われていますが、それなりに政権維持については、動いていらっしゃるのですね。
自民党にしても菅民主党と同じような政策、展望しか持たない今の谷垣体制では、経団連などの幹部にしてもしっかりした単独政権など無理だとおっしゃっているようですし。
しかし、公邸周囲もデモでうるさかったな。2000人程があつまったんだそうだな。
しかし、彼らが発している言葉が本当だから反論なんかできないよ。それにしてもこのワインはうまい。
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