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2010年12月1日(水) 埼玉新聞
http://www.saitama-np.co.jp/news12/01/03.html
埼玉労働局が30日発表した2011年3月卒業予定の県内大学生・短大生の就職内定状況(10月1日現在)によると、大学生は28・9%、短大生は25・1%で、ともに3割を下回った。県内所在の大学・短大に通う学生の内定状況調査は初めて。2008年秋のリーマン・ショック以降、新卒採用に対する企業の慎重姿勢は続いており、厳しい就職戦線があらためて浮き彫りになった。
調査によると、大学の就職希望者は1万7510人で、全体の卒業予定者の76・5%。そのうち内定取得者は5055人にとどまった。短大の就職希望者は1788人で、全体に占める割合は大学より高い89・2%。内定取得者は449人だった。
文理別では、大学は文系が28・1%、理系が32・0%と、理系有利と言われる状況を反映。短大はさらに顕著で、文系18・7%に対し、理系は75・7%に上った。看護・医療の分野で内定率が高かったという。
調査は現状を的確に把握し、支援策の改善につなげようと初めて実施。今後も定期的に行う。今回は県内の大学39校のうち34校、短大13校のうち12校の協力を得て、学生からの報告件数を取りまとめた。報告がなかったり、連絡の取れない学生は未内定としているため、結果は実際の数字より低いと考えられる。
厚生労働省や文部科学省の内定状況は、全体から抽出した学生全員に電話や面接で状況を把握しており、調査方法が異なる。10月1日現在では、大学が前年同期比4・9ポイント減の57・6%、短大が同6・5ポイント減の22・5%だった。
ただ、埼玉と同様の調査方法で大学の内定率を公表している千葉県(41・2%、11月1日現在)や栃木県(37・4%、10月末現在)を、埼玉は大きく下回っているのが現状だ。
こうした厳しい状況を受け、埼玉労働局は学生の就職支援を強化する。大卒就職ジョブサポーターを16人から25人に大幅増員。ハローワークが管内1大学と連携して徹底支援を行う「1所1大学」制を推進するほか、ホームページに県内の学生情報を掲載し、中小企業とのマッチングを図る。来年1月25日には東京労働局と共催で、大規模な就職面接会(大宮ソニックシティ)も予定している。
今回の調査結果を受け、苧谷秀信局長は「予想よりも低かった。一人でも多くの就職実現に向け、全力で取り組んでいきたい」と話している。
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