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産経・読売みたいに反日ばかり煽る日本のマスゴミですが、中国の新聞にこんな記事がありました。
日中の将来を見据えて、偏らない心で報道を見つめたいものです。
人民網日本語版から
http://j.peopledaily.com.cn/94476/7212873.html
(転載開始)
日本に行ったときの中国人の感覚は、欧米に行ったときとは違う。明らかな「異邦感」は無いし、人々の顔立ちも、文字や礼儀作法も似ている。これらは全て、親しみを感じるポイントとなる。その後、人当たりがよく、細かい気配りができる日本の人々の交流を通じ、この国がとても清潔で秩序があり、安全で安定しており、豊かで現代的であると感じるようになる。そして最後に、私たちはどうしてこのような国に敵対するのだろう?という疑問がわくのだ。「南方人物週刊」が伝えた。
普通の中国人は、日本に行けば、日本に対する好印象が高まるだろう。その前提として、ほとんどの中国人が日本に対して好印象を持っていないことがある。日本「読売新聞」と中国「瞭望東方週刊」が昨年末に行った中日共同世論調査の結果によると、中国で、「日本を信頼できる」と答えた人は34%、「信頼できない」と答えた人は63%に上った。一方、日本で「中国を信頼できる」と答えた人は28%、「信頼できない」と答えた人は69%に上っている。
中日両国の国民が相互に持つ悪感情には、歴史的な理由もあれば現在の理由もある。国家利益の対立もあれば、価値感の衝突もある。近代史においては、日本が中国を何度も侵略したことや、日本の歴史問題に対するあいまいな態度が重要な原因となっている。現在においては、ここ数年の中国の経済的な飛躍や、気勢激しく迫る様子が日本に大きなプレッシャーを与えている。さらに両国間には領土争い、毒ギョーザ事件などが発生し、両国国民間の不信任感はますます深まっている。
このような互いの悪感情を消すことは「できない」のか、それとも「消したくない」のかは難しいところだ。たとえば日本は戦争問題について、すでに何度もいろいろな場所で謝罪を行っているが、いつまでたっても中国を含む隣国から満足してもらえないと不平をいい、一方の中国は、日本が戦争の罪を真剣に反省していないといつも批判している。
もし歴史的な視点を広げれば、中日の交流は数千年にのぼり、敵対の歴史は最近の100年間だけだ。日本は古代、中国から政治、文化、科学技術・生産など多くの知識を学んだ。中国からもたらされたこれらの知識は日本の民族性の一部を形作っている。一方の中国も、思想と社会の現代化プロセスにおいて、一歩先を進む日本からの収穫が非常に多かった。言語学者の統計によると、現代中国語における科学名詞の70%は日本から輸入したものだ。たとえば、「科学」、「民主」、「哲学」、「物理」、「教育」、「社会」などが挙げられる。これらの単語は明治時代、日本の学者が西洋の科学書籍を翻訳した際に漢字を使って作成したものであり、その後、日本に留学した学生たちにより中国にもたらされた。現在、これらの単語はすでに我々の思考の一部と化しており、これらの言葉が頭の中から消えてしまったら、我々は言葉を失なってしまうかもしれない。
現代的な学科体系の構築においても、日本は中国より先に西洋から学習し、中国にそれを伝える仲介役となった。日本が近代史において中国に対する優位を確立した後、日本のエリートの一部は、文化の上で中国に恩返しをしようとまで考えたという。日本は古代において中国から非常に多くのものを得たからだ。
恨むことだけでなく、この国は中国が学ぶべきものが非常にたくさんある。歴史的に見ても、現在においてもしかりだ。
第二次大戦が終わって60年以上経つ今、中国は民族主義の復活により日本が右翼に戻り、拡張主義、軍国主義が復活し、つまり第二次大戦前の日本に舞い戻るのではないかと心配している。一方、ジョークのような話だが、日本のエリートの一部も現在の中国が当時の日本に変貌することを心配している。しかし、日本人の語る理由を聞くと笑ってはいられない。第二次大戦前の日本は、経済・社会の現代化において相当な成果を収め、民族的な自信も高まっており、天皇の権力と軍事政権は、政治的にますます独裁体制を形成していった。経済的に裕福で、政治的に独裁状態の国は最も恐ろしいのだ、、、。
中華民族の長い歴史において、日本人はいつも近くにいる隣人であり、いつも参考にしてきた。2つの民族間の相互学習、平和友好、戦争被害は、互いの記憶に刻み込まれている。今の世界で、互いの国の人種が地理的・文化的にここまで接近していながら、心理的な距離がここまで離れているという例はなかなか見当たらないだろう。小国(人口と面積的に見て)がひしめくヨーロッパは、政治経済一体化の道をますます着実に歩んでいる。その一方で、文化が似通った東アジア各国が、政治制度、意識、歴史的紛糾などの原因で一体化からまだはるか遠い状態にあることは、非常に残念だ。これは東アジアの悲哀、東アジアの人々の悲哀、東アジアの知恵の悲哀と言える。
中国にとって日本は、表面上だけよく知る隣人だ。中国人の外国に関する話題のうち、日本に関する話題は大部分を占めている。しかし一方で、民間人の日本に対する理解はまだ浅く、全面的ではない。この「よく知る見知らぬ人」である日本に対し、我々はまず理解からスタートするべきだ。(編集SN)
(転載終了)
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