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バクリー企業に出資 ロスチャイルド家
アジアの石炭市場参入 ブミ社は英で上場
英フィナンシャル・タイムスなどが報じたところによると、ユダヤ系の名門ロスチャイルド家のナサニエル・ロスチャイルド氏が共同保有する投資会社ヴァラー社が、インドネシアの石炭業界に総額三十億ドルの投資を実施する。
直接出資や株式交換などを通じ、バクリー一族の保有する企業グループの中核会社で、石炭最大手のブミ・リソーシーズ社の株式二五%、業界第五位のベラウ・ コール社の株式七五%を取得した上で、ヴァラー社を「ブミ社」に社名変更し、ロンドンに上場することで合意した。取引完了は来年四月の予定で、バクリー側 はブミ社の株式四三%を保有する筆頭株主となり、ロスチャイルド家が三四%、ベラウ・コール社が二三%を保有することになる。
ブミ・リソーシー ズ社は近年、西アフリカの鉄鉱石やダイアモンドの鉱山を買収するなど海外進出を促進。バクリー・グループは、新会社の筆頭株主となることで、これまでロサ ン・ルスラン氏がリキャピタル・アドバイザーズ社を通じて保有していたベラウ社を手中に収めることになり、世界市場への本格進出という目標に向け大きな一 歩を踏み出したとみられている。
ヴァラー社は七月、ロンドン証券取引所で新規株式公開(IPO)を実施し、七億七百万ポンド(約九百四十億円)を調達。新興国のエネルギービジネスへの参入を模索していた。
ロスチャイルド氏は、今回出資対象となった二社は、好調な石炭業界で事業を拡大しているが、資金を借入に依存していたと指摘。ブミ社が今後、中国向け電力用石炭輸出の最大手となるとの見込みを表明し、今回の参入をアジア市場での事業促進の足掛かりとする意向を示した。
じゃかるた新聞・2010年11月18日(木) 第3585号
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