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ソウルG20で赤っ恥 米、世界の経済サミットで総スカン
http://www.asyura2.com/10/hasan70/msg/198.html
投稿者 gikou89 日時 2010 年 11 月 15 日 05:16:53: xbuVR8gI6Txyk
 

http://jp.wsj.com/US/Economy/node_148104

これほど、米国の大統領と財務長官が世界の経済サミットで総スカンを食った例がかつてあっただろうか。ソウルで開かれた今回の20カ国・地域(G20)首脳会議のような例は一つも思い浮かばない。オバマ大統領は、主要な目標を一つも達成できずに終わる一方、米国の政策のつまずきと経済成長の遅れを各国首脳からたたかれる羽目になった。

この不面目の根本原因は、政治面と知性面にある。オバマ大統領とガイトナー財務長官は、強い立場から世界を引っ張るどころか、ソウルにやって来て米国の経済不振を諸外国のせいにした。両氏の見方では、米国の問題は、ドイツ、中国、ブラジルの輸出、為替政策によるものであり、米国の解決策はといえば、ドル安になるくらい連邦準備理事会(FRB)にドルを刷らせ、諸外国から需要を横取りすることで米国が成長できるようにするというものだ。

 しかし、米国のこの繰り言に誰が耳を貸すだろう。ドイツは2009年に、米国の大規模財政出動による景気刺激に足並みをそろえるよう求めたガイトナー財務長官の助言をはねつけて以降、急成長している。中国もやはり、米国の3代の政権による為替改革要求をはねつけて、順調に成長している。英国や、フランスですら、一層の財政引き締めに取り組んでいる。財政と通貨の両方の蛇口を大きく開きっぱなしにする決意を固めているのはオバマ政権だけだ。その一方で、国内の経済不振を諸外国のせいにしている。

 米国の失政は、貿易面で最も深刻だ。米国と韓国は、両国が3年前に調印済みの二国間協定について合意できなかった。オバマ大統領は2008年の選挙運動でこの協定に反対し、大統領在職中の2年間、協定をなおざりにした。そして今になって唐突に新たな条件への同意を韓国に求めている。

 しかし、韓国もそれほどお人よしではない。見返りに米国から新たな譲歩を引き出そうとしている。韓国からすれば、米国との貿易協定を緊急に結ぶ必要性はない。オバマ大統領が時間を空費している間に、韓国は諸外国と貿易協定の交渉を重ねてきたからだ。とりわけ欧州連合とは、ブッシュ政権が2007年に取り決めたものとほぼ同じ条件の協定を締結済みだ。オバマ政権の交渉担当者は手ぶらでソウルをあとにした。

 一方、中国をはじめとするアジアの経済国は、米国の金融緩和が、(アジアの輸出業者が依然頼りにしている)米国の成長拡大に拍車をかけるより、むしろ途上国の経済を吸収しきれないドルであふれさせ、アジアの輸出に不利益をもたらす為替レート不安を生み出すとともに、世界のドル建て商品相場を高騰させてきたことを、身をもって認識している。

 オバマ大統領は、こうしたFRBの政策と距離を置くどころか、一度ならず、それを擁護した。オバマ大統領はソウルで次のように語った。「あらゆる点から見て、この決定は、ドルに影響を及ぼすことを意図したものではなく、経済を成長させることを意図したものだった」

 しかしこの擁護は、米国の金融緩和の目的がもっぱら国内的・政治的なものであることを諸外国に向けて追認するものでしかない。米国の中央銀行たるFRBは独立しているはずではないのか。商品相場の高騰が消費者物価へと波及し、米国民が今以上に貧しさを実感するようになれば、オバマ大統領はバーナンキFRB議長の政治的擁護を悔やむことになるだろう。

 オバマ政権の怪しげな通貨理論は、元高・ドル安を目指した、中国との見込みのない交渉への取り組みに貴重な政治的エネルギーを浪費することにもつながった。オバマ大統領はむしろ、中国の資本勘定の改革を訴えることができたはずであり、そうするのが本当にためになることだろう。中国の為替レート自体は、世界的不均衡を助長してはいない。それを助長してきたのは中国の資本勘定規制だ。

 とりわけ、中国政府が、資本のより自由な出入りを許さず、資本流入を不胎化し、それを米国債投資に還流させている現状は、世界的な資金誤配分を助長する。だが、為替問題に気をとられたガイトナー長官は、こうした状況に気付いていない。ドル安による混乱を非難する中国政府に資本規制の緩和を求める余裕もない。

 諸外国は、対外収支の不均衡に国内総生産(GDP)比4%の限度を設けるというガイトナー長官の声高な要求もはねつけた。この要求は、貿易や資本移動に対する新たな政治的統制に等しい。これは、カネとモノの流れに障壁を設けることに反対してきた、少なくとも30年前からの米国の政策に反するものだ。米国の財務長官が諸外国からこれほどこてんぱんにされるのは見たくないが、これほど明白な見当違いをしているとなれば話は別だ。

***
 これは決して喜ばしいことではない。なぜなら、米国の指導力を欠いた世界は、一層危険な場所になるからだ。米国は依然、世界最大の経済大国、世界の準備通貨の発行国にして、軍事超大国だ。ほかのいかなる国にも、米国が過去70年間主導してきた道を主導する意志や能力はないだろう。米国の影響力低下は、あらゆる国が僅差の優位を追求できる危うい空白を生み出す。

 オバマ大統領は、国内外で経済的指導力を取り戻したいのなら、優先事項を至急切り替える必要がある。減税延長問題で共和党に歩み寄り、大統領自身の財政赤字削減委員会が提言した支出削減に取り組み、米国のやる気をそいできた規制熱に終止符を打ち、「グリーン雇用」などの政治的幻想に資本を振り向けることをやめ、韓国などとの貿易協定の批准を議会に迫るべきだ。

 米国のたくましい経済成長を回復する政策を打ち出してこそ、諸外国は再び米国の指導力に従うだろう。

 

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コメント
 
01. 2010年11月15日 17:02:48: Htdgtg9FIU
アメリカが窮地に立っていることは明らかだが、窮地に追い込まれるほどより危険な賭けに打って出る可能性が高くなる。 本来であれば野放しになっている冬季資本に対する規制と、一握りの超富裕階級に対する課税強化による所得分配の公平化、そして軍事費の大幅な削減による財政規律の確立が必要だろう。 しかしほんの一握りの富裕階級こそがアメリカの支配者であるとすれば、彼等がその道を選ぶことはあり得ない。 だとすれば残る道は戦争を引き起こすことしかないのではないだろうか。 今の時点でその準備が整っているのは、イスラエルによるイラン空爆という選択肢しかない。 一連の国際会議の陰では、ロシアと中国に対してイランに対する対空ミサイル供与をしないように圧力をかけていた筈である。 S300と呼ばれるロシア製の地対空ミサイルは、それがイランの手に渡ってしまえば。イスラエルによるイランの核施設に対する空爆を困難にさせるものである。 イランの各施設に対する空爆が実行されれば、ペルシャ湾の封鎖につながるから、原油価格の高騰は避けられない。 と言うよりもそれが狙いで行われると言っても良い。 国際会議の陰で続けられた裏の交渉の結果がどうなったかは、この後すぐに解ると思う。 イラン空爆が実行されれば、その交渉が成功したと言うことであり、もし空爆が実行できなかったとすれば、何らかの形でミサイルがイランに渡ったと言うことになる。 言うまでも無いが、この場合には大惨事世界戦争のリスクを含むアメリカの暴挙が阻止されることの方が望ましい。 戦争を引き起こせないとすれば、アメリカは垂れ流したドルの後始末に苦労することになるだろうが、少なくとも悲惨な戦争が阻止されたことを喜ぶべきではないか。 N.T

02. 2010年11月15日 22:40:37: iDCQYfq0PI
2009年第44代大統領に就任したバラク・オバマ。
最近の動きをみていると、世界の「核と差別なき平和と秩序」実現のために大統領に就任させられたのではない。ブッシュの尻拭いのために、就任させられたにすぎないと思われる。
彼のミッションは二つだと思う。
ひとつは、破綻したアメリカ経済の事実を発表すること。アメリカ国債を多く抱えている中国、ロシア、日本に、ディフォルト(債務不履行)宣告を行い、リーマンショックで発生した借金をすべてチャラにしてもらうことである。当然中国、ロシアは納得するはずもない。その補填に日本の郵政マネー300兆円を吐き出させるのだ。
もうひとつは、ドル崩壊のあと、IMF(国際通貨金基金)を世界銀行として昇格させることである。世界中のゴールドを集結させ、再度アメリカ式ねずみ講金融機構を設立しようと考えている。

2009年10月4日に暗殺された「中川昭一元財務相」は、IMFのガイドナーからの「10兆円を出せ!」の脅しに、必死になって抵抗したのである。謀略により行われた酩酊会見をいま見ると涙が出てくる。彼も無念だったと思う。それにしてもアメ公の謀略者に加担するマスゴミは死刑だ!
http://www.youtube.com/watch?v=P0W7OY9UwYs&playnext=1&list=PL6C5EBC904F1CEDAC&index=10

http://www.asyura2.com/10/warb6/msg/349.html


03. 2010年11月16日 13:04:18: o6cmRftQ5g
誰かがオバマ政権誕生時に彼は暗殺される危険があると予言していた。想像以上の暗黒の部分を持つアメリカ。その恐ろしい仕掛け。時計仕掛けのオレンジというのが昔あったが、時は刻み、逆戻りできない。9.11さえ作り事だと、もはやわが国民には理解できない超難問クイズである。そんな不透明なアメリカと対峙することは至難の業である。フリーメーソンの脈々たる血が悪魔の時計仕掛けとして動いているのである。わが国日本も同じようなことが起きている。検察、最高裁の司法に関する時計のバネが金属疲労している。もはや正確な時を刻むことが出来なくなっている。いま修理しないと、いま油を差さないと、錆付いたまま動かなくなり、暗黒の世界へと誘うのである。それはアメリカの一部の仕掛け人が、そして狂気の世界に魂を売った日本の手先たちが、にんまりとしていることだろう。君たちは日本人なのか? 海上保安官はまさしく大塩平八郎である。しかし2週間後には、捕らえられ、そして処刑。しかし大阪の人々は彼をかばい、彼を隠し、彼の行為を称賛した。時の江戸幕府、江川太郎左衛門はスパイを送り大塩事件を調査した。いま事件は何処に原因があるのか?


ペリーの黒船に対峙した幕府きっての国防に関する良識派である江川は、国難に立ち向かう際、いますべきことは黒船撃沈のための施策であった。関東一円の測量を行い、アヘン戦争の二の舞から日本を守るため、砲撃台設置により黒船を沈めることであった。
結局は歴史的に無駄の象徴となったお台場の砲台を設置するのだが、国難に対する行動力は抜群であった。いまの時代、一連の事件を見て、誰もが国難の渦中にあると思っていない。小栗上野介が江川の精神を引き継ぎ、さらに福沢諭吉がその精神を受け継いでいく。ペリーの来航も、小栗や勝海舟の米国渡航も、時のニューヨークタイムズは見事に記事として記している。
坂本竜馬もいいが、いまこそ国難に立ち向かう志士、江川、小栗に相当する小沢の登場が、世界相手に堂々と立ち向かい、日本の国難を救うものと信じている。
マスコミは社会の木鐸。自らが目立とうとするのでなく、国難打破の模範を示して欲しい。そして後世に残る事実の記事を紙面に残して欲しいと願う。


04. 2010年11月16日 23:32:45: Ze0hjjhvRI
りーまん自爆倒産とサブプライム詐欺ローンで同盟国イギリスを撃沈して
まだ人の所為にするのかきちがい国家アメリカ
死ね
英仏同盟
http://www.youtube.com/watch?v=OxctiQXiofI
大英帝国史上最大の削減
http://www.youtube.com/watch?v=oCU3DwieGrc
日本列島を虎視眈々と狙う米中ロ韓
http://www.youtube.com/watch?v=mraZtDmE9U0

民主幕府小日本は米中ロ韓に蹂躙される


05. 2010年11月17日 14:11:17: ZkMxICnaXA
 9.11がアメリカの自作・自演かどうかわかりませんが、ケネディ暗殺がオズワルの単独犯でなく、組織的な計画であることは明らかであり、これが国として究明できないアメリカは本当の民主国家と言えません。
 日本も小沢冤罪で同様の状態ですが少し状況がアメリカと異なります。アメリカは自分自身の問題ですが、日本は、アメリカがそのように誘導していることに起因しています。従って、これからいかにアメリカから独立するかが、今、問われています。日本は、アメリカ軍の基地があることから見ても、完全な独立国家ではありませんし民主国家でもありません。まず、思いやり予算は廃止しましょう。


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