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世界経済はどこへ行く
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投稿者 縄文ビト 日時 2010 年 11 月 13 日 07:17:38: egUyw5BLxswRI
 

 米国及び日本も過大な金融緩和というかたちで、貨幣を市場に供給している。その結果現在のところ自国の通貨高を抑えることができていると判断しているようだが、市中には有り余った紙幣が投機資金へと向かい、金(キン)銀等他の貴金属、穀物、原油、金属資源、また中国では綿花にまで資金が流れ込んでいるという。

 このような状況の中で先の時代を読むとしたら、世界的な政策(政治家)が当てにならない時代、どのようなかたちで身の保全を保つのかを考えなくてはならない。

 市中の中で取引された貨幣は決して減少しない(A.Eの関係から)お金は人から人の手を際限なく渡っていく状況になる。その間投機対象物になった保存が効く製品は際限なく値上がりしていくことになる。

 まさにインフレが世界を駆け回ることになる。現在はその入り口に当たるのかも知れない。

 このような状況の中で輸出を伸ばすかたちの通貨安競争はどのようになっていくのだろうか。

 通貨安競争で勝ち残ったとしても、例えば米国であり、中国であり。はたしてそのことが正解といえるだろうか。

 別の角度から見れば自国の通貨安は逆に輸入品にとっては高いものを買うことになる。保存が利き希少性のある物、農産物に当てはめれば、ある時期にしか取れないかたちの希少性であることから、人々が日々暮らす食料の高騰になることは、輸出頼みに頼っていれば、やがてその恐怖が来ることになる。

 かろうじて日本は円高という輸入品(食料自給率の低下では)では値上がりしてもさほどの影響は受けないと考えるが、それはなぜか、つまり自給率の低い穀物、蓄肉等の一部は日本で作れることになる。

 日本は今、じっと耐えていく時期ではないか。インフレを通り越して、スタグフレーション(不況の中の物価高)に世界は突入して行くかもしれないのだから。

 人間社会の中で経済が行き詰れば、戦争しかないがそれだけは回避したい。

 これらは年寄りの寝言であって欲しい。 

 

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コメント
 
01. 2010年11月15日 02:21:27: 7dOo99gM3s
円高はせいぜい続いて2012年か2013年までですよ。来期はオバマさんではなく、サラ・ペイリンさんが大統領でしょうから、少なくとも就任一年目はご祝儀相場、アメリカの景気は回復し、ドル高になるでしょう。

02. 縄文ビト 2010年11月15日 19:41:11: egUyw5BLxswRI : g6DT8nixac
7dOo99gM3sさんコメントありがとうございました。

 ただ推論ではなく具体的になぜ景気が回復するのかを書いていただければ私の勉強の足しになりますが。

 2010年11月14日の朝日新聞朝刊にこのような記事がありました。見出しは『ドル・元への不信交差』『G20閉幕。』『ドル機軸改革機運も』
 ドル不信は深刻化する恐れがある。(中略)FRBが更なる緩和に踏み出してドルが一段と下落した場合、新興国が「基軸通貨の価値の決定を米国に任せておけない」と、一段となって国債通過体制の抜本見直しを米国などに迫る可能性がある。

 上記は新聞記事からの一部引用です。
 もし機軸通貨からはずされた場合、もしくは通貨としての信任を失った場合、米国通貨は更なる値下がりに追い込まれるでしょう。その時米国債を持っていることは自国通貨に換算した時、資産の減少になるわけです。競って米国債を売るのではないでしょうか。つまり額面が下がって、国債金利上昇を招く。

 現在金融緩和によって景気上昇ムードになり、株価が上昇したとして、実態経済に何の影響も現れないとしたなら、一時的な株価上昇に過ぎないと見ますが。

 なにせ、市中にカネをばら撒いているわけですから、それも一国ではなく数カ国が同時にやっているわけですから、地球上に印刷した貨幣が溢れていることになります。

 紙幣の刷りすぎ、労働と貨幣の関係からいけば、交換に使う紙幣量が多くなれば労働の価値が上がる、これは歴史上当たり前の話です。当然その次に来るのはインフレです。単なるインフレではなく不況の中の物価高というスタグフレーションだと考えますが。現在の状態は異常だと見ますが、異常だと思いませんか。

 そもそも金融緩和とは何なのでしょうか。朝日新聞の記事の中に『バーナンキ・FRB議長はデフレを防ぐためならドルをどんどん刷るのを辞さない構え。理事だった2002年には講演で「為替政策がデフレに対して有効な武器だったことがこれまであった」と発言。議長にとってドル安は望むところだろう』
引用終わり。

ドル札を印刷してその次はどのように市中に出すのか、まさか貧乏人も入れてタダで渡すわけではないですね。銀行を通して貸し出すわけです。その時、銀行は困っている人には貸さない。不良債権にならないために困っていない人に貸すわけです。その困っていない人はどのようにお金を使うのかということです。更なる利益を求めてキンに投資をする人もいるでしょうし、株に投資をする人もいるでしょう、さらに悪いことには保存の効くものならば資源であれ穀物であれ、貧乏人のことは考えないかたちで投資を繰り返すでしょう。

市中に下りた貨幣は決して量を減らすことはありません。繰り返し物(株であれ、キンであれ、穀物であれ、資源であれ)との交換に回るわけですから、買えば上がる、上がれば買うを繰り返します。

唯一市中に下りたカネを減らす道は、銀行に預金されたカネに対し、貸し出すのをストップするしか方法はないわけです。「預金準備率の引き上げ」しかし現在あまりにも大量に出たカネを吸い上げるには無理があると思いますが。

 私もお金があればキンを買っときたいのですが。そのカネもありません。不況を何とかお偉い人が知恵を絞って抑えてくれることを願っています。あなたも入れて。


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