17. 2010年11月09日 21:09:38: DdUwPKgnFc
イーグルヒットや未来経済予測研究所が警告を発していた [X-Day 11月9日]。 アイルランド情勢 ともども, やはり尋常ではない状況です。 バンカメ, AIG 等が これに続く可能性も...[サブプライム証券化商品に保証 米アムバックが破綻] 2010年11月9日 10時43分 / asahi.com http://www.asahi.com/business/update/1109/TKY201011090098.html?ref=rss 【ニューヨーク=山川一基】 米国の金融危機が直撃した、「モノライン」と呼ばれる米金融保証大手の アムバック・ファイナンシャル・グループが8日、 ニューヨーク州の破産裁判所に米連邦破産法11条の適用を申請し、経営破綻したと発表した。 同社によると、負債総額は16億2,200万ドル(約1,300億円)。 モノライン各社は、低所得者層向けのサブプライム住宅ローンの証券化商品に保証をつけていた。 米住宅バブルの崩壊でローンが相次いで焦げ付き、巨額の支払いを求められて経営が悪化していた。 同社は事前調整型の法的整理を目指して債権者らと交渉していたが、 借入金の返済期限までに合意に達する見通しが立たなくなった。 今後も債務削減交渉を続けるというが、債権者は10万人以上いるとみられ、難航が予想される。 債権者や取引先である米金融機関や再保険会社の業績に影響が出る可能性もある。 [米金融保証大手・アムバック ついに破産申請へ] 2010年11月09日 12時44分 / AIFENCE http://kabu.sakiyomi.com/aifence/?EACH=736 住宅不動産関連債券を主とした金融保証大手「アムバック」が とうとう破綻申請に至ったという。 負債総額は「16億8,000万ドル」と報じられている。 数日前から、アムバックの破産申請の可能性は市場関係者の間で囁かれていたのだが、 それが現実となった。 アムバックは、大量のサブプライム関連債券の保証を引き受けていたため、 評価損失に苦しんでいた。 大口債権者としては、「16億2,000万ドル」の債権を所有する 「バンク・オブ・ニューヨーク・メロン」が挙げられる。 ただし、「バンク・オブ・ニューヨーク・メロン」の債権は「無担保債権」であるため、 大きく焦げ付く可能性がある。 他にも大多数の債権者がいると見られており、債権交渉が行き詰まれば、 「大手金融機関の間に連鎖的なダメージが及ぶ危険がある」と考えられる。 [米 金融保証会社が経営破綻] 2010年11月9日 16時05分 / NHK http://www3.nhk.or.jp/news/html/20101109/k10015125781000.html 8日、ニューヨークに本社がある金融保証会社大手「アムバック」は、 ニューヨーク州の破産裁判所に連邦破産法11条の適用を申請し、経営破綻しました。 発表によりますと、負債総額は、ことし6月末時点で 16億2,200万ドル(日本円にしておよそ1,300億円)でした。 アムバックは、モノラインと呼ばれる金融保証会社で、 複雑に証券化された金融商品などが焦げ付いたときに損失を穴埋めしていました。 しかし、サブプライムローンの焦げ付き問題が深刻になり、 2008年以降保証した金融商品の価格が暴落したことから経営が悪化していました。 このため、債権者との間で債務を減らす交渉を行ってきましたが、不調に終わったため、 法的管理の下で再建を目指すことにしたものです。 モノラインは、サブプライムローン関連だけでなく、 地方債など幅広い金融商品の保証を行っていたため、 経営の悪化が、一時、金融市場全体に信用不安を引き起こしていました。 ----------------------------------------------------------------------------------- 下記は 2年9ヶ月前の 記事 [欧米主要銀、モノラインのアムバックを救済へ=関係筋] 2008年02月02日 / REUTERS http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-30126820080202 欧米の主要銀行は、金融保証会社(モノライン)アムバック・フィナンシャルを救済するために 企業連合(コンソーシアム)を結成した。 この関係筋によると、別のグループは他のモノライン救済方法を検討している。 アムバック救済を目的としたコンソーシアムは計画策定に具体的な期限を設けておらず、 どのような選択肢が検討されているかを論じるには時期尚早だと関係筋は述べた。 CNBCによるとアムバック救済に向けたコンソーシアムを構成するのは、 バークレイズ BNPパリバ シティグループ アリアンツ傘下のドレスナー銀行、 ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS) ソシエテ・ジェネラル UBS ワコビアWB.N の8行。 シティグループとUBSはコメントを控えている。 ワコビアの広報担当者、クリスティ・フィリップス・ブラウン氏は 「金融システムを安定化させる努力を支援する」としたほか、 ワコビアのモノラインへのエクスポージャーは「比較的わずか」だと述べた。 その他の銀行からはコメントが得られていない。 --------------------------------------------------------------------------------- こちらは 1年前の記事 [モノライン「アムバック」の破綻危機 格付けと株価下落] 2009.11.12 http://maglog.jp/tokyo2016/Article829957.html モノラインと呼ばれる米金融保証会社の業績低迷が続いている。 そして今回、大手[アムバック]が米証券取引委員会に提出した書類で、 資金繰り悪化が続いているため、破産法申請の可能性も検討している事を明らかにした。 前日と比べて株価が33%も下落した模様だ。 住宅ローン証券化商品などへの保証による損失が、業績悪化の主因だという。 最大手[MBIA]は、7〜9月期決算で 7億2,800万ドルの赤字計上。 こちらの株価もこの日、27%近く下げたようだ。 単一の保険業を扱うモノラインは、ニューヨーク州保険業法69条に基づき設立された、 金融保証を専門に扱う民間保険会社をいいます。 モノラインの大手は現在4社。 [MBIA]や[アムバック]の他に、[FSA]と[FGIC]があります。 これらのモノライン保険会社は民間でありながら、サブプライムの保証だけでなく、 各州の地方債保証まで行っているわけです。 いざとなったら倒産リスクを取れないというのに、 大手格付け会社が最上級のトリプルAなんかを付けていた。 いかに米国という国自体が粉飾国家だったかがわかるでしょう。 住宅ローンを扱う民間会社としては、[ファニーメイ]や[フレディマック] があります。これらは米国債に次ぐ信用力を持っているといわれていますが、 今はもう完全にボロボロ。実情は破綻しています。 全額政府出資で設立された[ジニーメイ]とは違うんです。 これから 2年以内に残り 3社も潰れる運命になります。 なぜなら信用度の高い住宅ローンの金利が、2011年の秋には最も高くなるからだ。 (一方 サブプライムの金利は2008年から急激に下がっている) 失業率や賃金カットが どんどん増えていく中で、 毎月の返済額が これから一気に 2倍や3倍に増えるのだ。 今後このモノラインだけで、数百兆円の負債が生まれるだろう。 米国の国家破綻はもはや火を見るより明らか。 2年以内、いや 1年以内の米国を想像するだけでゾッとしてしまう。 ★シティアライアンス 代表 兼 「ヒルザー・ドットコム」運営者 |