http://www.asyura2.com/10/hasan70/msg/132.html
Tweet |
未知の分野である貨幣を考えることは参考になるものが無いため書くのに四苦八苦している状態です。頭の中に浮かんだことに対し、あらゆる角度から疑問が無いかを検討し問題が無ければ文章化をしていきます。
ある書き込みから政府紙幣に関係する書き込みを見ました。そのことで疑問が涌きましたので書いたのが下記文章です。
政府紙幣発行は難しい問題を含んでいます。現在の世界中がとっている1国1通貨制度が1国2通貨制度になったとき、混乱が起きます。
1の混乱は今まで発行していた通貨による国債発行の問題、その発行された国債はどの通貨が償還するのか。両方の通貨が償還するのであれば今までの1国1通貨制度と代わりが無いといえます。
もし政府発行紙幣では国債は償還しないと言ったとき、今まで発行してきた紙幣の価値は、極端に低下します。そこには古い紙幣を価値が下がる前に新しい紙幣に換えようとする動きがでます。つまり古い紙幣が新しい紙幣で取引されてしまう。現在のドル紙幣対円紙幣のようになります。
そもそもこのような考え方がでたのは、国債の発行しすぎによる行き詰った政治経済に原因があるのではないでしょうか。
書かれた文章では貨幣を極端に忌避しながら、逆に貨幣に頼り、また貨幣を貨幣の餌食にしてしまうと見えます。
再度政府発行通貨はすざましい混乱を引き起こすと考えます。本来貨幣量の問題ではなく、貨幣の使われ方にあるわけですから。
以上が私の政府紙幣に対する反論的な文章でした。
なおこれに続けて書くとすれば。政府紙幣を発行して景気浮揚(後でこのアドレスを入れておきます)をするという文面でしたが。その発行しなくてはならない状態とは、市中に絶対的な貨幣量が減少しているということが原因だと考えられます。
根本はそこにあるわけですから、そして政府が経済対策としてジャブジャブにしている貨幣がなぜ減少してしまうのかという問題を解決しなくては、いくら投入(政府発行紙幣もも入れて)しても支柱の現象を止めることはできないでしょう。
また政府発行紙幣をどのようなかたちで投入するかということになります。本来は労働との交換によって紙幣が渡るものであり、それが貨幣の交換を通じて経済的な波及をもたらすものであるのが原則と考えますと、ただ労働を通じない貨幣の渡し方(子供手当てのように)からは国内の労働を呼び起こすことには結びつかないと考えます。つまり賃金の安い海外製品に貨幣が流れてしまうことになります。
もっと貨幣を根本から考えないと、人間社会に発生するインフレ・デフレは解消できtないと考えています。
http://www.asyura2.com/10/hasan70/msg/122.html 参考アドレス
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。