http://www.asyura2.com/10/hasan70/msg/131.html
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アジアの中銀が金購入に走っているという。
これに合わせてIMFが金を売却している。
単なる「ドル安」のヘッジなのか?それとも因業なIMFのことだから国際金融資本の戦略があるのか?
副島先生の近著には、「ドル防衛のため、金が暴落させられる」とあるのだが、IMFが高値で「売却益確保」に走っているということかな。
▼レコードチャイナから
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=46614&type=1
(転載開始)
金相場の動向を左右する、外貨準備大国・中国の出方―英メディア
モバイル版URL : http://rchina.jp/article/46614.html
2010 年10月29日、英フィナンシャル・タイムズの中国語版ウェブサイトによると、金価格が高騰しており、この相場は2015年まで続くと予想されている。数年内に金価格はオンスあたり2000ドルにまで上昇する見込みだとされているが、金相場を上昇させる最も重要な要素と目されている外貨準備大国・中国の姿勢が明確ではないという。
中国の金ETF(金価格連動型投資信託)は2005年以降、上昇傾向にあり、2010年第2四半期には金ETFを通じた金購入高は274トンに達している。金ETFの残高は2000トンを突破しており、IMFやアメリカ、ドイツ、フランスに次ぐ水準となっている。2012年末までにアメリカに次ぐ第3の残高になることが予想されている。
金の流通量が長期間にわたって増加していることから、各国の中央銀行も買い入れに転じており、中国は2009年にすでに450トンを購入したことを明らかにしている。金市場に最も影響を与えているのは中国だと指摘されるが、外貨保有高2兆4000億ドルの中国は、現状では金市場への投資は1.7%にすぎない。しかし、今後5年間で中国の外貨保有高は5〜6兆ドルにふくれあがる可能性があり、人民元の国際通貨としての地位を確保する目的で外貨貯蓄における金の割合を増やす可能性もある。
中国がいつ大量の金を買い入れるかは明確ではないが、25年以内に中国からの金への需要が高まることは確実だとされ、米FRBがどのような方針をとるかにかかわらず、金相場は大幅に上昇することが予想されるという。(翻訳・編集/岡田)
(転載終了)
▼イーグルヒットから
http://eagle-hit.com/
(転載開始)
【恐慌コラム】IMF、金売却加速2010年11月 3日 19:00
IMFが金を売却しているようだ。
以下は2日付 英フィナンシャル・タイムズ紙の記事である。
◇
国際通貨基金(IMF)は、最高値を更新し続ける金相場の騰勢に乗じ、保有する金の売却を加速させている。IMFが現在のペースで売却を続ければ、当初の市場予測より早い今年末には、総保有量の8分の1に相当する予定量の403.3トンの売却を終えることになる
各国の中央銀行や政府、政府系ファンド(SWF)さらに国際機関を含むいわゆる公的部門のうち、金の売り手になっているのはIMFぐらいだ。公的部門全体では今年、ロシアやフィリピン、タイなどの購入量がIMFの売却量をやや上回り、金の買い手になる見通しだ。
専門家や中銀アドバイザーの大半は、金購入の動きが来年も続くと予想する。IMFの売却により保たれている均衡が失われれば、公的部門は大幅な金の買い越しに傾くものとみられる。
クレディ・スイスの貴金属アナリスト、トム・ケンドル氏は「中銀は予想外の材料を避ける傾向にあり、金の買い越しに回るだろう。来年の買越量は一段と拡大し、100〜120トンかそれ以上に達するかもしれない」と予測する。
そうなれば、売却一辺倒だった過去20年の傾向が大きく様変わりする。欧州を中心に各国中銀は、これまで3年分の産出量に相当するおよそ7500トンの金を売却してきた。
IMFは今年2月、一般市場で金の売却を始めると発表した。それ以前にIMFは、インド、スリランカ、モーリシャスの中銀に市場外取引で212トンの金を売却している。
IMFの月例報告に基づくフィナンシャル・タイムズ紙の分析では、今年3月から7月までIMFは一貫して金売却を続け、平均売却量は1取引営業日あたり約2万5000トロイオンス(0.8トン)だった。ところが8月と9月に市場での売却量が一段と拡大し、さらに市場外取引で10トンをバングラデシュ中銀に売却した。
売却を加速しているのは、金相場が8月初めの1トロイオンス1180ドルから、10月半ばに史上最高値となる同1387.10ドルへと急騰したためだ。「金への投資需要は非常に強く、夏の売却量を上回る金を放出しても市場は喜んで吸収するのではないか」とケンドル氏は指摘する。9月末現在、IMFの売却枠の残りは52.2トンとなった。(日経新聞より)
◇
IMFだけが売り手であるということは、世界的な金の移動が行われていることであり、その仲介にIMFがある。
特にアジア勢いに金が多く移動していることから、今後の世界経済がアジアを中心に隆盛していくことを示唆している。
一方で、米国が保有しているとされる金が世界に流出し、やがて底をつくだろう。
むろん、金価格はIMFの売却で値が下がるどころか、上昇していくことは、中銀を中心とした買い手が多くいることからも自明である。
金価格の上昇は、世界的な混乱、金融制度の崩壊を意味していることは言うまでもない...。
(転載終了)
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