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今日の為替市場ポイント:今日・明日の米FOMCは「歴史的」なものに
11月2日(火)7時45分配信 フィスコ
昨日11月1日のドル・円相場は、東京市場では、80円21銭から81円55銭まで堅調推移。欧米市場では、米国10月のISM製造業景気指数が予想を上回ったことで80円32銭から80円80銭まで堅調推移、80円50銭で引けた。
ドル・円相場は、79円80銭から80円20銭には大口のドル買いオーダー、80円にはオプション・トリガーが控えているが、戦後最安値79円75銭を割り込めば、ストップ・ロスが控えている。昨日のドル・円相場は、80円21銭まで続落した後、81円55銭まで急騰し、本邦通貨当局による円売り介入では、との憶測を呼んだが、ドル買い注文の誤発注の可能性が指摘されており、財務省も円売り介入実施との公表はしていない。
中央銀行の伝統的な金融政策は、政策金利の調整、預金準備率の調整、短期債の売買による公開市場操作であり、量的金融緩和策は、非伝統的で緊急避難的な金融政策である。しかしながら、米連邦準備理事会(FRB)は、本日2日と明日3日の連邦公開市場委員会(FOMC)において、量的緩和第2弾(QE2)を決定する可能性が高まっており、非伝統的金融政策が伝統的な金融政策として常態化するリスクを孕んだ歴史的なFOMCとなる。
量的緩和第2弾(QE2)の目的は、米国経済がデフレの陥穽に陥るのを防ぐために、長期国債を購入することで、長期金利を引き下げることである。
市場のコンセンサスは、当初6ヶ月程度で5000億ドル規模の資産買入であり、注目ポイントは、将来の経済情勢次第で量的緩和第3弾(QE3)の可能性を示唆するのか、それとも、インフレ目標が達成できるまでは、資産買入を継続すると確約するのか、となる。
年初来のFOMCで反対票を投じてきたホーニグ米カンザスシティー地区連銀総裁は、「金融政策によりインフレを発生させずに失業率を低下させることができるとの考えは危険」と述べ、量的緩和は「危険な賭け」である、と警鐘を鳴らし続けている。
本日2日のドル・円相場は、80円への売り仕掛けが予想され、本邦通貨当局による円売り介入の「必要な時」がいつなのかを見極める展開が予想される。
《KO》
株式会社フィスコプレイス
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最終更新:11月2日(火)8時02分
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http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20101102-00934006-fisf-market
より
今後への大きな分岐点となるかもしれない。
為替、金融政策といった次元にとどまらない、
広範な影響が生じるかもしれない。
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