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リーマンショック以来、イギリスポンドが売られ続けていることにお気づきだろうか。ギリシャの次はイギリスだ!と私は考えている
http://www.asyura2.com/10/hasan69/msg/883.html
投稿者 TORA 日時 2010 年 10 月 26 日 19:01:53: CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu226.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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リーマンショック以来、イギリスポンドが売られ続けていることにお気
づきだろうか。「ギリシャの次はイギリスだ!」と、私は考えている。

2010年10月26日 火曜日

ギリシャの次はイギリスだと予言する松藤民輔氏


◆欧州委:英国、スペイン、アイルランドの財政赤字に「重大な懸念」 10月14日  ブルームバーグ
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=agXG47baALtU

10月14日(ブルームバーグ):欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会は、経済危機対策のための巨額の財政出動に伴い、英国とスペイン、アイルランド、ギリシャ、ラトビアで財政赤字が拡大し、「重大な懸念」が生じていると警告した。

  欧州委は14日公表した報告書で、「経済危機が財政状況や中期的な成長に継続的に影響を及ぼす可能性は重大な懸念だ」と指摘。これら5カ国にとって、「債務の急激な拡大の回避が既に中期的な政策課題となっている」との見方を示した。

  欧州委の試算によれば、アイルランドの財政赤字は来年、国内総生産(GDP)比15%を上回り、EU加盟国で最大となる見通し。英国が13.8%でこれに続くと予想される。EUの財政規律を定める安定・成長協定は、財政赤字をGDP比3%以内に抑えることを加盟国に義務付けている。

  報告書はその上で、国家財政の立て直しには「向こう数年で公的債務残高と財政赤字を圧縮する大掛かりな財政再建計画、徹底的な社会保障改革の両方が求められる」としている。

◆2011年ユーロ大炎上!日本経済復活の始まり 松藤民輔:著
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4062165821.html

◆イキリスはすでに破綻同然……

ヨーロッパの金融機関では、その量(規模)と質(の悪さ)においても、イギリスが他を圧倒している。

ところが、イギリスの危機は、まだ先のCDSのデフォルトリスクのランキングには現れていない。しかし、これも時間の問題である。不良債権9パーセントのイギリスをウォッチしていれば、アメリカの州並みの危機に瀕していることがわかるだろう。

201O年5月末、ドイツがわずか7700億円の国債調達ができずに札割れとなった。これは10年物、30年物という長期債ではなく、5年債という短期債券だ。それが調達できなかったということは、「5年以内にドイツは破綻する!」と市場が判断した、というに等しい。

ドイツは、短期債務がGDP比45・4パーセント、長期債務95・2パーセントである。低い短期金利で借りて長期金利で回すところまでは行っていない。だが、長期債務がGDPとほぼ同額というレベルは”危険水域"である。

ユーロ圏でもっとも健全な国はどこかといえば、100人が100人、「ドイツ」と答えるはずだ。わたしもそう思う。そのドイツが札割れせざるをえなかった。

ということは、フランス、イタリア、そしてイギリスの実態は、はるかにひどいはずなのだ。「まともな産業のないギリシャと、落ちぶれたとはいえ、7つの海を支配した大英帝国をいっしょにしないでくれ」と、イギリスの金融機関トップは主張するけれども、それでは、上の表のイギリスの数値に注目していただきたい。

イギリスの官民両部門が海外債権者から借りているマネーがいくらあるか? なんとGDPの3、4倍という膨大な額である。イギリスの対外債務の長短比率はGDP比240パーセントが短期債務、102パーセントが長期債務である。そしてイギリスの場合、金融機関の対外債務が突出して多い。ということは、短期で低金利マネーを借り、長期で高金利運用をする。すなわち、キャリートレードで儲ける構造になっていることがわかる。

一方、ギリシャの対外債務はどのくらいか? 同じくGDP比58パーセントが短期債務、105パーセントが長期債務だ。キャリートレードで高金利を払っている、という債務構造になっている。、

結論PIIGS(ポルトガル、イタリア、アイルランド、ギリシャ、スペイン)や東欧、南欧諸国が債務不履行を起こしたら最後、もっとも被害を出すのはイギリスにほかならない。これは、「いつ破綻してもおかしくないレベル」といっていいだろう。

アイルランドは国内に産業がなく、金利のサヤ取りだけで生きていた国だから、債務内容もそれなりの数字になっているが、イギリスは自動車、電気、流通など、曲がりなりにもひと揃えの産業がある。にもかかわらず、これだけ対外債務が膨らんでいる:…。明らかに実態は、ギリシャよりもイギリスのほうがはるかに悪い。

◆イギリスがユーロに、加入できなかった。本当の理由

「イギリスはポンドを守って成功した」

「ギリシャ危機でも、ユー口圏に属さないイギリスはうまくやっている」ギリシャ危機勃発後、イギリスを高く評価するエコノミストが少なくないけれども、これはとんでもない勘違いである。

イギリスはユー口に加入したかったのである。しかし、入れてもらえなかった。これが真実なのだ。

1992年、いまだ基軸通貨時代の思い出が忘れられないのか、イギリスはヨーロッパ諸国となんの交渉もすることなく一方的にERM(単一通貨ユー口導入のための欧州為替相場メカニズム)参加を表明した。そして、1ポンド=2・95円という為替レートを、これまた一方的に設定するのである。

このとき、ヨーロツパの経済大国ドイツ(1990年10月に東西ドイツ続一)の首脳はどう思ったか?

「ポンドは実態よりも高すぎて、現実離れしている」

イギリスのインフレ率はドイツの3倍、金利は15パーセント。ERMでは、ポンドの為替変動は上下2・25パーセントという狭い幅しかない。これを超えるとイングランド銀行が変動幅を再調整するか、準備金による市場介入を強いられる。すなわち、ポンドを買うか、マルクを売るかしなければならなくなるわけだ。

ポンドはマルクに対して高すぎるーー機を見るに敏な投機家、ジョージ・ソロスに狙い打ちされたのはこのタイミングである。

「相場は必ず間違っている。高止まりしているポンドがこのままであるわけがない(再調整するはずだ)」

ソロスは即、15億ポンドの空売りを仕掛け、その後も総額150億ドルを市場に投入して、ポンドを売り浴びせるのである。結局、イングランド銀行は、ポンド暴落を阻止するために240億ドルもの外貨準備金を投じたが、すべて市場に吸収されてしまう。この「ポンド危機」でソロスだけでも10億〜20億ドルもの儲けを手にした、という。

こうして、ポンドは、正式にERMを脱退して変動相場制へと移行することになるわけだが、ポンドがこのままユー口に加入すれば、新通貨ユー口までもがヘッジファンドの餌食にされかねない、というドイツの強硬な主張もあって、イギリスはユー口加入を断念せざるをえなかったのである。

イギリスの戦勝国呆けは手ひどいしっぺ返しとなった。もちろん、政府の失態はすべてイギリス国民が負わされた。政府にできることはせいぜい、首相であったジョン・メイジャーのクビを差し出すことだけだった。

皮肉なことだが、ERM脱退後、ポンドは下落(…ポンド安)輸出競争力がついて、イギリスは景気回復するのである。

◆水面下で悪魔の取引が行われている?

「ユー口の下落が止まらない」と大騒ぎするエコノミスト、アナリストがいるけれども、ユー口以上に、世界中のありとあらゆる通貨に対して下がり続けている通貨がある。

ポンドである。

LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)は銀行間の金融市場で互いの信用に不安が生じると金利が上昇する。リーマンショックが少し落ち着いた2009年夏以降、0・25パーセント程度で安定していたLIBOR(ドル、3ヵ月物)も2010年3月半ばからじわじわ上昇し、5月に入るといきなりピツチを加速して、7日には0・40パーセントを超えた。

現在、市場の相互不信はどの程度なのか? どの通貨が信用性がないのか…危ないのか? このLIBORこそ、推測する手掛かりのーつである。

そして、もうーつ。それは各国国債の金利差だ。

英国債と、比較的安全な資産とされる米国債(米財務省証券)の利回りの差(スプレッド)をチェックする。たとえば5月6日、2009年8月以来の高水準O・25パーセント強を記録したけれども、これだけ急激に拡大するのは同年3月以来、久しぶりのことである。幸い、スプレッドはリーマンショック直後の4パーセント超よりも小さい、ということは、市場はリーマンショックほどの大地震は今後は来ない、と予測しているのかもしれない。

しかし、はたしてそうだろうか?

リーマンショック以来、イギリスポンドが売られ続けていることにお気づきだろうか。この動きをどう読むか?

「ギリシャの次はイギリスだ!」

という市場のサイン、とわたしは考えている。

じつは、こんな情報が飛び込んできた。ギリシャと某金融機関がLIBOR+2・5パーセントのスワツプを組んだ。そして、このスワツプ取引で叩き出した現金を担保に、債券が発行されたーー。もちろん、この取引については、ギリシャ国債の発行目論見書にはいっさい記載されていない。

ギリシャのような小さな取引ならかわいいものだ。しかし信頼すべき市場通は、こんな怖ろしいことを囁いた。

「ギリシャとの取引と同じ仕組みで、英国債を発行しているのではないか……。市場にサインが出ている」

この金融機関は、ギリシャとの小さな取引ですら1000億円もの利益を出している。これが英国債なら、とんでもない利益を得ているはずだ。これについては、ギリシャより大きな規模の国が破綻でもすれば事実が明らかになるだろう。(P66〜P73)


(私のコメント)
アイルランドの経済が酷い状態になっている事は既にニュースになっていますが、松藤氏が書いているように、アイルランドにはこれといった産業がなく金融で利ざやを稼いできた。国民が汗して働く事がなく金融でカネを稼ぐ癖がつくと立ち直るのはかなり厳しいだろう。ヨーロッパは西と東からドミノ倒しが始まっている。

西はアイスランドが金融で破綻してしまいましたが、それがアイルランドへと広がり始めている。アイルランドが危ないとなればアイルランドにカネを貸していたイギリスが危ない。東からはギリシャ危機で騒がれましたがスペインやイタリアへと広がり始めている。これらの国へもイギリスが大量にカネを貸している。

アイスランドも日本などの安い金利の国から金を短期で調達して長期で貸し出して利ざやを稼いできた。コンピューターによるプログラム取引で国債で運用しているから安全だ。アイスランドもギリシャもアイルランドもみんな金利の利ざやでカネを稼いできた。これほど楽な事はなく真面目に働く事などバカバカしくなる。

それらの事をもっと大掛かりにやってきたのがイギリスだ。日本においてもバブルの頃は財テクと称して、本業よりも金融に走った企業がありましたがバブル崩壊でみんなやられた。銀行からカネを借りて博打をしていたようなものだから、バブルが弾けては逃げようもなかった。

それと同じような事が世界的規模で起きているわけであり、しばらくは先送りに出来たとしても、限界が来れば銀行は信用不安を噂されるようになる。国家にしても同じでありギリシャもECBからの緊急的な手当てで何年かは持っても、状況が改善しなければドミノは倒れ始める。一番貸し込んできたのがシティーの銀行だ。

やがてはドバイもダメ、ハンガリーもダメ、となりのアイルランドもダメとなれば貸し込んだイギリスの銀行がアウトだ。銀行がダメとなれば国債も買うところが無くなる。そうなれば国家財政もアウトになり、イギリスは破産する。2012年のロンドンオリンピックは開かれるのだろうか?

2012年は地峡が滅亡しないでしょうが、金融が持ち堪えられなくなって金融大崩壊が起きる可能性がある。天変地異が起きてそれが引き金になるのかもしれない。引き金を引くのはアメリカではなくてユーロ体制が大崩壊する年かもしれない。経済がまともなのはドイツぐらいですが、ドイツ一国ではヨーロッパを支えきれない。

金融立国は香港やシンガポールなどでは可能なのでしょうが、ある程度の以上の国家体制を支えるような産業にはなり得ない。イギリスは一通りの産業はあるからポンド安が輸出などに好影響を与えますが、金融や不動産に傾きすぎた産業構造は急には元には戻らない。日本も20年も経っても金融業のダメージはいまだに回復していない。

日本は低金利政策で銀行などの営業を助けていますが、リスクに過敏にならざるを得ず国債ばかり買っている。欧米の銀行も信用不安などに備えて直ぐに現金化出来る国債に頼らざるを得ないだろう。住宅ローンなどは利ざやを稼げるドル箱だったのですが、不動産バブルが弾けては稼げない。

アメリカにしてもヨーロッパにしても、最終的に稼げるのは輸出しかなくドル安やユーロ安合戦が行なわれている。しかしイギリスのポンドを見れば分かるように、通貨安に頼った輸出では製造業の復活は難しい。製造業を復活させようにも既に技術者も熟練工も居なくなっている。

イギリスでは金融も不動産もお荷物産業になり、それに代わるような産業がないから税収もかなり落ち込むだろう。だからイギリスは消費税を2,5%引き上げて、大胆な歳出カットを行ないますが、そのような方法はアイルランドで失敗している。かえって財政赤字が酷くなってしまう。気が付いた頃は手遅れになっているだろう。

イギリスはなぜ日本の経験に学ばないのだろうか? 消費税を上げて歳出を絞れば消費が落ち込んで税収も落ち込んでしまう。ポンドが暴落すれば輸入インフレになり不況下の物価上昇で最悪の状況になるだろう。イギリスのポンドはユーロにも加われない落第生であり、だからポンド売りが続いている。

 

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コメント
 
01. 2010年10月26日 19:47:00: IOzibbQO0w
>イギリスはなぜ日本の経験に学ばないのだろうか? 消費税を上げて歳出を絞れば消費が落ち込んで税収も落ち込んでしまう。ポンドが暴落すれば輸入インフレになり不況下の物価上昇で最悪の状況になるだろう。

史上最大の歳出削減を公約したキャメロン首相を当選させた英国民は、
日本の金融財政政策の歴史なんて、ほとんど知らないのではないか。
そのツケを、これから払うことになる。
(今の日本の庶民が知っているかどうかも疑問だが)

ただ為替安によるコストプシュインフレで国内輸出産業が、一時はIMF管理化にあった韓国みたいに好調になっていくことは間違いないだろう。
最悪期を過ぎてみると、世界市場に英国企業が復活なんてこともw

ポンド安、最悪期はこれから−量的緩和で紙幣増刷の見通し(Update1) 
  10月25日(ブルームバーグ):英ポンドは、7月以降でドルよりも大きな下げを記録している唯一の主要通貨だが、為替ストラテジストらはポンドの最悪期はこれからだと指摘する。

  ポンドは主要9通貨のバスケットに対し、先週の1.29%下落も含めて計4.74%下げている。ブルームバーグが集計したデータによれば、ストラテジストによるポンドの対ユーロ相場予想は、5月に保守党と自由民主党による連立政権が誕生して以来最も悲観的になっている。

  ポンドの下落は、主要20カ国・地域(G20)で最大の財政赤字を縮小するため英史上最大の歳出削減を公約したキャメロン首相が成長回復を成し遂げられるかについて、投資家が信頼感を失いつつあることを示唆している。スイスの銀行UBSによると、首相が公約した2015年までの810億ポンド(約10 兆3000億円)の支出削減に伴い、イングランド銀行(中央銀行)のキング総裁は新たなリセッション(景気後退)入りを回避するため、いわゆる量的緩和を通じた紙幣増刷を余儀なくされ、これがポンド需要を圧倒する見通しだ。

  ポンドの対ドル相場が先週の1ポンド=1.5682ドルから来年6月までに1.40ドルに低下すると予想する仏銀BNPパリバの通貨戦略グローバル責任者、ハンスギュンター・レデカー氏(ロンドン在勤)は「財政再建は、景気が減速している時期に英経済へ打撃を与えるだろう。このような情勢の下では金融緩和が必要であり、これが為替相場を下げる」と説明した。

 今週発表のGDP統計が鍵

  為替取引でドイツ銀行に次いで2位のUBSは21日、顧客に対し、特にスイス・フラン、オーストラリア・ドル、ノルウェー・クローネに対してポンドを売るよう勧めた。モルガン・スタンレーのストラテジストらは、英景気回復が一段と鈍化するか、英中銀当局者が一段の信用緩和措置を示唆した場合、ポンドは先週の1ユーロ=88.94ペンスから93ペンスまで下落する可能性があると指摘した。

  モルガン・スタンレーのストラテジスト、ティム・デービス、カルビン・チェ両氏は21日のリポートで、今週発表される英7−9月(第3四半期)国内総生産(GDP)統計が、「英中銀が11月に量的緩和に踏み出すかどうかを決める上で鍵となるだろう」と述べた。

翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:東京 城塚 愛也 Aiya Shirotsuka 2482 ashirotsuka@bloomberg.net Editor:Masami Kakuta, Keiko Kambara記事に関する記者への問い合わせ先:Lukanyo Mnyanda in London at lmnyanda@bloomberg.net;Stephen Morris in London at smorris39@bloomberg.net
更新日時: 2010/10/25 12:53 JST


02. 2010年10月26日 21:00:03: ibwFfuuFfU
大恐慌直前に財政再建を最優先するのは狂気の沙汰みたいなもんだけど、一応格付け低下による金融業の崩壊への恐怖が表向きの理由だが、どうなんだろうねえ。各国でバブル発生直後に「独立性を備えた」賢い中央銀行のエライさんが金利を急上昇させてバブルをしぼませてれば事態はここまで悪化するはずはなかったんだけど、思い切りふくらませて破裂するところまで必ず追い詰めるんだよね。不思議だ。どうも本音は市民生活を破壊して何かに追い込もうとしているとしか思えないよね。

03. 2010年10月26日 23:56:53: sUpHQ8Q75g
>>02さん
> どうも本音は市民生活を破壊して何かに追い込もうとしているとしか思えないよね。

私も色々検討した結果そういうことなんだと思いました。
これは悪意を背景にやってるんだと。


04. 2010年10月27日 05:15:27: oi7AXjLEhg
>>03
単に一部の人間の利益を優先するからというだけの話だろ
そういうやつらが何故、ずっと権力を持ち続けていられるのかという問いには
色んな考えがあるだろうがね

市民生活が破壊されているというのは副次的なものだ
というより市民生活というものに、まったく興味がない奴等が存在するということか


>投稿者にはこの言葉を送ろう
「オズボーン財務相は、ギリシャのような財政危機に陥るリスクを誇張し過ぎている」
(英ロンドン経済大学のクリストファー・ピサリデス教授談)


05. 2010年10月27日 15:26:32: WdQO3lXMrc
イギリスはカナダ+オーストラリア+ニュージーランドだから、そうかんたんにはつぶれない。打撃をこうむりつつも最善の選択をする比較優位が好きな国だ。もっとも独仏以下に没落したほうがいいと思うが。

でもいい加減それらの植民地を手放してアボリジニやマオリ、イヌイットに主権を渡すべきだ。そうすりゃ、東南アジア並みに日本人も移住しやすくなるしな。

大体、エリザベスがそれらの国の元首だってことが、他国に対するまやかしだろう。

ー暴論太郎ー


06. 健奘 2010年10月27日 16:20:07: xbDm84QDmOFmc : rTHGzOht4A
それでも、物やサービスは、ちまたにあふれています。そういう時代で、ほとんどの人は、食っていけます。

仮に、過剰信用の調整があっても、財政破綻があっても、大雑把に言えば、見込みを切り替えるだけとも言えます。

評価軸というか価値観が今までのままですと、単に国際的な信用の枠組みを作って、破綻国に、その信用を供与することになります。

一時期、失業者が増えますが、信用を供与してもらった国は、クーポンを配り、公共事業を増やします。

その後、供与してもらった信用分を、せっせと返せと言われるだけです。近くでは、韓国もタイも一度経験しています。

1990年代終わりごろより、さらに物やサービスはあふれるようになっています。それで食っていけます。

ギリシャのコンビ二には、物はいっぱいあります。トマトもオリーブもいっぱいあります。


07. 2010年10月28日 00:00:20: JUtJiPVuoM
でもさ、日本はどうよ。実感としたら、第二次オイルショックの後ぐらいの1980年ぐらいが一番豊かだったように感じるんだ。

実際失われた二十年の前のバブル期よりひどいのは確かだから、実質的には1980年ぐらいの水準だろう。

GDPがかろうじて水平に移行してるのは政府支出が伸びているからで、その分民間の実感としちゃ1990年の3分の2ぐらいに収入が落ちた感じだ。

だから70年代回顧ブームってのもあながち文化的精神的なものだけではないんだ。
精神的満足度も経済価値として反映することを除いても。

ー暴論たろうー


08. 2010年10月28日 00:28:30: ya9SIoXCVA
個人的にイギリスから国際通販で結構モノを買ってますが、商品の定価
そのものは上がって来てるんですよね。
日本側から見ればポンド安で相殺して割安なんだけど、英国国民にとっては
かなり苦しいのではないかと。原材料費が上がっているのでどうしても物価は
上昇する。

円安信者には悪いけど、流通の側から見れば、やはり自国通貨は強い方が
圧倒的に有利ですよ。日本はもっと円高利益を生かす様に体質を変えるべきで。


09. 2010年10月28日 15:04:30: JUtJiPVuoM
もう、英米覇権はうんざりだな。

やつらは帝国主義の椅子とりゲームで勝ち残っただけだ。

もっとも、中国覇権など、論外だが。

もういかなる国の覇権もいらない。

英米覇権は共産圏の崩壊でその根拠をなくしました。だから今や世界の国際化に反する勢力と化しました。

ポンドやドル下落もそれを証明しています。

みなさん、次の非英米、かつ反中国の国際化モデルを語り合いましょう。


10. 2010年10月28日 20:13:41: hj5sogWyEs
日本の戦後のGDP成長曲線と為替水準のグラフを重ねて見れば一目瞭然。
基本的にアメリカ以外の国は通貨安の方が良いんですよ。
事実金融危機後、通貨安になった国は回復基調にありますよね。
中国しかり、ドイツしかり、韓国しかり。
何故か円高になった日本の惨状と比べればそれは明らかです。
インフレよりデフレの方がダメージが大きいのも明らかです。
何せ何もしなくても実質的には借金が増え続けるんですから。

11. 2010年10月29日 00:07:30: JaCMnXk1X2
円安がいいってのは言えている。基本的にその国の通貨は国力を反映するが背伸びしすぎの弊害は恐ろしいものだ。

大体、360円は過小評価でも200円ぐらいがいいんじゃないの。やはり1980年ぐらいが適当だった。

日本は戦後から傾斜生産方式で立ち直って以来、外貨獲得政策、輸出振興策と官民挙げて経済参謀中心の対外経済進出を行ってきたが、それが過剰な円高を招いた。

いわば、輸出産業は日本の機動艦隊いや連合艦隊だったが、調子に乗りすぎてミッドウェーやソロモンまで出てって壊滅したのと同じ結果になった。

でも、インフレがいいってのは承知できない。今のデフレスパイラル論なんて大嘘だ。

給料が3割近く減ってんだから、実質的にはインフレなんだよ。いつまでも民間消費が冷え込んでるのを見りゃ、分かるだろ。

これは官お抱え経済学者や経済アナリスト(ふるーいお言葉、長谷川慶一郎か)挙げての大デマだ!!!!

そうやって脅しておいて、通貨膨張政策、積極財政出動を誘導しているのだ。物価が硬直性を持ってるのは政府がジャブジャブをやって古い既得権を保護してるからだ。

だから市場の再編も価格調整もすすまず、消費が冷え込んだままなんだよ。

いわば3割減った民間の給与とずっと水平を保っている物価水準の差額を官公とそのぶら下がり団体が食いつぶしてきたのが実情だ。

英米の通貨安も連中の仕掛けた借金踏み倒し策という見方もあるが、結局は同様の化けの皮がはがれてきたことを表している。それが何とか構造改革をせず、二十年ゴマかし、低空飛行を続けてきた日本経済にとどめを加えることになるかも知れない。


12. ハワイの貧乏人 2010年10月29日 00:57:04: LmmI51FW0qlTU : ZTOZxVINxU
たいへんな事態が起こりそうに読めるんですが、
対応方法がさっぱり解らない一般人はどう対応したらいいの?

教えてください!


13. 2010年10月29日 20:09:05: JaCMnXk1X2
12>
州ごとに独自の通貨を発行してみれば。?1カメハメハとかさ。ところでハワイはまだ日本より物価が高いのかい。

14. 2010年10月29日 21:57:52: F9cUQSIYso
小手先の事態収拾ではもはやどうにもならないところまで来てるんだろうなあ。
壊滅的な破壊まで突き進んで行くしかないのかな。
壊滅的破壊とはどんな事態なんだろうか?
世界中の通貨が信用を失ったとき、誰にもコントロール出来ないハイパーインフレになってしまうのか?
そうなった時、世界はどうなるのだろうか?

15. Monster 2010年10月30日 09:25:34: rnKrp.8thaSuQ : vObzQxM5Pc
イギリスはEUで一番早くどん底におちて、一番早く立ち直るでしょうな。

それはポンドを持っているからで、変動為替の恩恵をうけるから。

これから世界中で、従来の金融メカニズムが行き詰まり、政府紙幣発行制度に切り替わるだろう。

今までは、国債を発行してお金を造ってきたが、金は実は国民のためにあることがわかってくるだろう。

その先端を走るのが日本となる。

失われた40年を迎えるかといえば、それほど日本人は馬鹿ではないと思う。

だから、日本は閣議だけで発行できる政府紙幣を発行し、それを日銀に売ることで金を作るシステムを開発することになるだろう。

円高は歓迎する。
後は政府紙幣を発行して、国内需要を高めていけば10年たたずに世界一のGDPとなる。


16. 2010年10月30日 20:57:32: ZX1NkA2Blo
15氏>


いいや、失われた50年でも短い。

小生はがきのころこの国では絶対だめだと思った。

そのころは日本の成長は他の先進国並みに鈍化するとは予想しても、20年もフラットになるなんて一人の経済学者も予想してなかったし、したとしたら狂人扱いされてただろう。

しかしどうだ。がきの直感の方が正しかったではないか。!!!

今の中高生たちの精神的内面的な状況はよく知らないが、若年の自殺の増加、家族の崩壊等の状況をかんがみるにつけ、小生等の学生だったころとさしたる違いがあるとは思えない。

もし現在の中高生が明日に何の期待も持てないとしたら、日本人は必ずや失われた50年を何の展望もなく迎えることになろう。



17. 2010年10月31日 05:00:37: AJpFhabuUw
ロンドン・シティーは元来、ロスチャイルド財閥の根城であり、英国はロスチャイルド財閥の宗主国であった。それが変質したのは、ロックフェラーの手先・マーガレット・サッチャーが首相に就任して以来である。サッチャー政権以後、英国はロックフェラー財閥に侵食されたと言ってよい。新自由主義的政策や金融ビッグバンとそれにつらなるグローバリズムが、「新世界秩序」を建設するためのロックフェラー財閥の謀略に過ぎなかったことが、見て取れる。18世紀、19世紀、20世紀をまたいできたイギリス帝国の歴史は、米国・ロックフェラー財閥の経済侵略によって完全に滅ぼされた、と後世の歴史書にかかれるだろう。英国が金融恐慌で決定的に没落するということは、文明史的には、米西戦争でスペインが敗北し、海洋帝国としての名残が完全に崩れ去ったのと似ている。

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