http://www.asyura2.com/10/hasan69/msg/857.html
Tweet |
ロイターが、「米国国債は割安だ」と宣伝しているようだが、FRBの5000億ドル規模の国債買入の記事と合わせて考えると、どうも怪しい。
断末魔の「ねずみ講」が、「うちは大丈夫、今がチャンス」と言い訳しているようにしか聞こえない。
ロイターから
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK875898220101021
▼米金融・債券市場展望=ドル安で米国債が割安に
[ニューヨーク 20日 ロイター] ドルの下落が輸出に弾みをつけている米国製品が一つある。国債だ。
トレーダーによると、ドルが他の通貨に対して下落するのに応じて、外国人投資家は米国債の購入を増加させており、この傾向は継続しそうだという。
BNPパリバの米国債取引部門責任者、リック・クリングマン氏は「ドルが安くなるにつれ、継続的にアジアの顧客からの買いが増えている。これらの投資家にとって、現時点では米国債の価格が割安になっているようだ」と述べた。
アナリストによると、米国債への海外からの需要が増加するとの予想は、相場を下落方向(利回りは上昇)よりも上昇方向(利回りは下落)に傾かせるとみられる。一方、11月3日の連邦公開市場委員会(FOMC)終了後の金融政策発表が近づいていることから、21日の相場はレンジ内の取引となることも考えられる。
バークレイズ・キャピタルの金利部門共同責任者、アダム・ブラウン氏は「来月初めが焦点となる。中間選挙も、連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策発表も、雇用統計発表も同じ週にある。それまでは他のすべてはノイズに過ぎない」と述べた。
クリングマン氏は指標の10年債の利回りのレンジについて、下限を2.46%、上限を2.56%とみるが、ブラウン氏は2.42%─2.62%とみる。
ブラウン氏もクリングマン氏も、21日の最も重要な材料として、週間失業保険申請件数とフィラデルフィア連銀の製造業景況指数を挙げた。
ロイターのアナリスト調査では、フィラデルフィア連銀の景況指数はプラス2.0と予想されている。9月はマイナス0.7だった。
21日はまた、セントルイス地区連銀のブラード総裁が同連銀の年次経済政策会議で発言する。カンザスシティー地区連銀のホーニグ総裁も経済フォーラムで講演する予定。
ドル安をめぐっては、日本の当局が為替介入後に米国債を購入する可能性もある。ドルが対円で大幅に下落すれば、政府・日銀は9月に続き、市場で円売り・ドル買い介入を実施する可能性がある。
=======
同じくロイターから
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-17754620101020
▼米FRB、半年で5000億ドルの国債買い入れへ─報告書=関係筋
[ニューヨーク 20日 ロイター] メドレー・グローバル・アドバイザーズの報告書によると、米連邦準備理事会(FRB)は6カ月間で、5000億ドル規模の国債買い入れを計画している。関係筋が20日、ロイターに報告書の内容を明らかにした。
一段の買い入れもあり得るとしている。
同筋によると、報告書は「FRBは11月の連邦公開市場委員会(FOMC)最終日に、インフレ期待を押し上げ、インフレと成長に関する両方の目標を段階的に達成するため、大規模な国債追加買い入れ実施について賛成多数で合意に至るだろう」とした。
さらに報告書は「FRBは、国債買い入れが直ちに失業率を低下させ成長を支援するとの期待に対応しようとするだろう」とした。
メドレー・グローバル・アドバイザーズの報道担当からは、報告書に関し確認、否定のいずれのコメントも得られていない。
同社は、著名投資家ジョージ・ソロス氏の政治戦略担当者だったリチャード・メドレー氏が創設。今年2月、英ピアソン(PSON.L: 株価, 企業情報, レポート)傘下のフィナンシャル・タイムズ(FT)に買収された。
=========
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。