http://www.asyura2.com/10/hasan69/msg/793.html
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(回答先: 「超円高」的中の若林氏:1年後にドル安パニック、日銀法は改正を (ブルームバーグ10月7日) 投稿者 五月晴郎 日時 2010 年 10 月 07 日 14:51:51)
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/19264925.html
新ベンチャー革命2010年10月7日 No.210
タイトル:二人の日本人ノーベル賞受賞:日銀30兆円拠出のお礼だった?
1.またも日本人研究者がノーベル賞受賞
2010年10月6日、ビッグニュースが舞い込んで来ました。またも日本人ノーベル賞(化学賞)受賞者が出現したそうです。北大名誉教授・鈴木章氏と米パデュー大教授・根岸英一氏の二人です。今日のマスコミはこのニュースで持ち切り、街頭インタビューに応じる国民も大喜びです。受賞自体は、喜ばしいことです、おめでとうございます。
上記の受賞研究は、炭素化合物のパラジウム触媒クロスカップリングとのこと。大昔の研究業績のようです。この手の研究は他にもいっぱいあり、たとえば、今、話題の高性能永久磁石・ネオジム磁石(レアアース磁石)の技術(住友特殊金属・佐川氏ら発明)は、永久磁石にならない鉄・ネオジム金属間化合物にボロンB(ホウ素)介在させて強力な永久磁石にしたものです。こちらの方が、人類への貢献度は高そうですが・・・。
このような有価化合物分野(有機、無機含む)の研究者は世界中にたくさんおり、なぜ、上記の研究がノーベル賞なのか、なぜ、日本人研究者に決まったのか、疑問が残ります。
2.日本人ノーベル賞受賞と日銀金融政策の相関について
上記ニュースに関連して、2008年10月にも、4人もの日本人ノーベル賞受賞者が出ています。その当時、筆者は、日本人のノーベル賞受賞と日本政府・日銀の金融政策の間に、なんらかの相関があるのではないかと疑いました(注1)。なぜなら、この時期、日銀は38兆円も短期金融市場向け資金供給公開オペを行っていたからです(注1)。
また2002年、田中耕一氏(注2)など二人のノーベル賞受賞者が出たとき、60兆円規模の円売り・ドル買いオペ(小泉・竹中政権下)が行われています(注1)。
そして今回のノーベル賞受賞に際して、2010年8月末以降、日銀は円高対策と称して、30〜35兆円規模の資金供給オペを実施中で、なおかつゼロ金利政策を復活させています。
このような日銀の為替操作オペというのは、ほとんどの場合、われわれの血税(消費税など)を原資とする外国為替資金特別会計から巨額の円を金融市場に放出、金融市場が米ドルを買うよう仕向ける行為です。金融市場の円売り・ドル買いにて円安を誘導し、日銀の買い取る米ドルは日本では使えないので、大幅な円安にならない限り、結局、米国債を買って、米国政府に還流されることになります(新帝国循環)。
3.米ドル相場を維持しているのは日銀
上記の観察から、日本人がノーベル賞を受賞するとき、日銀が巨額の為替介入オペを実行して、要は、FRB(米国中央銀行に相当)の発行する米ドル相場を下支えしているわけです。日本全体(政府・民間)の累積対米債権は700兆円規模と言われています。この現実から、円ドル比較で、どうしても円高・ドル安傾向は避けられません。
その意味で、金融危機以降のFRBにとって、日銀の全面的協力なくして、米ドル相場を維持することはできないといえます。つまり、FRBにとって、日本は大恩人なのです。
4.FRBは米国民のものではなく、欧米寡頭勢力の私有物
上記FRBの株主は100%、欧米寡頭勢力(戦争屋と銀行屋)支配下の金融機関であり、米国連邦政府は株主ではありません。つまり、FRBは米国民のものではないのです。したがって米ドルは、FRBの発行する私幣です。ちなみに、JFK(ケネディ)は、FRBを国有化しようとして、暗殺されたわけです。
一方、上記FRBに貢献する日本の日銀は特別認可法人で、JASDAQに上場する株式会社(資本金1億円、戦前の1億円がそのまま踏襲されている)です。筆頭株主は日本政府(55%保有)ですから、いちおう国有企業です。日本銀行を1882年に設立したのは松方正義ですが、現在のFRB制度ができたのは、1913年です。その後、旧日銀法は戦前、1942年(東條内閣)にFRB制度に模してつくられています。このとき、欧米寡頭勢力の強い要求にもかかわらず、当時の反米東條内閣は、日本政府の日銀株式保有55%(過半数)を最後まで譲らなかったと想像されます。しかしながら、残る45%の一部を欧米寡頭勢力が所有していると言われていますが、日銀は公開していません。
戦後、日銀総裁人事を巡って、大蔵省と日銀生え抜き(FRB人事)との綱引きが行われてきましたが、2008年、日銀人事への大蔵省(現・財務省)の介入を遮断したのは、あの小沢氏です(注3)。このときの小沢氏の行動から、小沢氏は、FRBを牛耳る勢力に有利な行動を取る人物であることが判明します。
FRB株主には戦争屋系金融機関も入っていますが、主流は、欧州系寡頭勢力の金融機関です。つまり、FRBを牛耳っているのは、米戦争屋(FRBの株主であるが)ではなく、銀行屋ということです。
米戦争屋およびそのロボット・悪徳ペンタゴン日本人が、銀行屋系の小沢氏を目の仇にするワケがよーくわかります。
なお、上記、米国戦争屋、悪徳ペンタゴン日本人、および、アンチ戦争屋としての銀行屋の定義は、本ブログNo.188の注記をご覧ください。
5.ノーベル賞を仕切っているのは欧州寡頭勢力
ノーベル賞が極めて政治的に決まることは、2009年、オバマ米大統領のノーベル賞受賞(注4)、2007年、アル・ゴア元・米副大統領のノーベル平和賞(注5)にて明らかです。
オバマもアル・ゴアも、欧州寡頭勢力が応援するジェイRF・民主党政治家であり、明らかに銀行屋系に属します。欧州寡頭勢力は、米戦争屋と闘うオバマやアル・ゴア(ブッシュの敵だった)をノーベル賞授与で強力に支援しています。
ノーベル賞の受賞者決定権を握っているのは、表向き、欧州スウェーデン政府ですが、スウェーデン政府が、アンチ戦争屋・欧州寡頭勢力(=銀行屋)の陣営であることも、すでに判明しています。それは、スウェーデン亡命中で、アンチ戦争屋のウィキリーク創設者・ジュリアン・アサンジ氏(戦争屋から身柄引き渡し要求されている)をかくまっていることから明らかです(注6)。
6.近年、頻発される日本人へのノーベル賞受賞は、日銀のFRB協力へのお礼か
上記に分析したように、近年、頻発される日本人へのノーベル賞受賞と、日銀のFRBへの協力が密接にリンクしているとわかります。なぜなら、ノーベル賞決定者とFRBの所有者はともに、欧州寡頭勢力だからではないでしょうか。
今回、二人の日本人がノーベル賞受賞した事実は、日銀が30兆円規模の円ドル為替安定化オペを実行している事実と関係しそうです。米ドル相場維持に向けて、日銀のFRBへの貢献度は非常に高いわけです。FRBの所有者である欧州寡頭勢力は、日本に何かお礼したいと考えてもおかしくありません。それがノーベル賞なのではないでしょうか。そうであれば、今回のノーベル賞は1個15兆円です。2個で30兆円です。このカネは、FRBの発行する米ドル相場維持に消え、永久に戻ってくることはないでしょう。
勘定高い欧州寡頭勢力は、ノーベル賞を1個15兆円、2個30兆円で日本に売ったという認識であり、誇り高い彼らは、コレで日本人に対するうしろめたさを払拭させているはずです。欧州寡頭勢力は、大変助かるし、日本国民も大喜びしてくれているし、めでたし、めでたし、といったところでしょうか。
街頭インタビューするマスコミ(悪徳ペンタゴン)よ、日本国民に、ノーベル賞1個15兆円だそうですが、高いですか、安いですかと、一度、聞いてみたらどうですか。
注1:ベンチャー革命No.275『日本人ノーベル賞受賞は高い買い物か』2008年10月13日
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr275.htm
注2:ベンチャー革命No.23『ノーベル賞受賞者田中耕一主任』2002年10月14日
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr023.htm
注3:ベンチャー革命No.257『小沢民主党:なぜこだわる日銀人事』2008年4月9日
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr257.htm
注4:本ブログNo.34『オバマにノーベル平和賞:戦争屋=CIAへの挑戦状』2009年10月11日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/1828270.html
注5:ベンチャー革命No.245『ノーベル平和賞:小泉氏ではなくアル・ゴア氏』2007年10月14日
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr245.htm
注6:本ブログNo.178『民主党菅政権の日本:四面楚歌に陥った米国戦争屋(D系)に抱きつかれ心中の運命か』2010年8月22日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/17794195.html
ベンチャー革命投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm
テックベンチャー投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/8285/column-top.html
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