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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu225.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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デイビッド・ロックフェラー傘下の大企業は、経営難に苦しみ危機に陥って
いる。傘下にある米保険大手AIG、エクソンモービルも、日本から撤退。
2010年10月2日 土曜日
◆エクソン、国内GS撤退…営業権を順次売却 10月1日 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100930-00001245-yom-bus_all
石油世界最大手の米エクソン・モービルが、国内のガソリンスタンド(GS)を運営する石油の小売り事業から段階的に撤退することが30日、明らかになった。
エクソンは国内で「エッソ」「モービル」「ゼネラル」の3ブランドを展開し、系列GSの数は4000以上を抱え、「エネオス」ブランドのJXホールディングス(約1万2000)に次ぐ国内2位だ。ガソリンなどの需要減に歯止めがかからないため、地域ごとにガソリンなどを運ぶ物流や販売部門の営業権を売却する。石油元売り大手が小売り事業から撤退するのは初めて。
関係者によると、すでに九州地区の営業権売却に向けた入札手続きを進めており、複数の大手商社系の石油販売会社が名乗りを上げている。他の地域でも順次売却を進めると見られる。
◆日本の生保2社買収へ=米プルデンシャル、AIGから 9月30日 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100930-00000012-jijc-biz
【ニューヨーク時事】米保険大手プルデンシャル・ファイナンシャルは早ければ30日にも、同業の米アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)<8685>の傘下にある日本の生命保険会社2社の買収を発表する。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)が29日付で報じた。買収額は48億ドル(約4032億円)に上る見通しだ。
プルデンシャルが取得するのは、AIGスター生命保険(旧千代田生命)とAIGエジソン生命保険(旧東邦生命)。プルデンシャルは、海外部門が営業利益の約40%を占め、中でも日本市場の貢献度が最大だという。
◆断末魔、瀕死のディビッド・ロックフェラーは、傘下の大企業が経営破綻で、「悪の戦争経済」にヒタ走る 10月1日 板垣英憲
http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/608fde496fbad308bbf75541eb8d684f?fm=rss
米国最大財閥の本家を名乗ってきたディビッド・ロックフェラー(3世代目の末子・5男)が、断崖絶壁に立たされている。名門チェースマンハッタン銀行の元会長を務め、国際金融機関で同族ライバルのゴールドマンサックス社と双璧をなす「シティグループ」のオーナーであり、石油王と呼ばれた祖父ロックフェラー1世の遺産を受け継ぎ、国際石油資本(メジャー)の頂点に立つエクソンモービル社のオーナーでもあるにもかかわらず、サププライムローンの破綻により、やはり傘下のリーマンブラザーズが、倒産したのがキッカケで、その栄光は、地に落ちてしまい、すっかり落ちぶれている。
2007年秋、ディビッド・ロックフェラーは、東京にいた。サププライムローンの破綻が前年から始まり、いよいよ深刻になってきていたので、日本の金融機関に奉加帳を示して救済を求めたのである。ほとんどの金融機関は、サププライムローン組込みの証券を買っていなかったので、相手にせず、冷たい態度で応対した。そのころ、国会議事の一室では、福田康夫首相と民主党の小沢一郎代表が「大連立構想」について話し合っていた。ディビッド・ロックフェラーは、福田首相に会い、天皇陛下に謁見し、虚しく帰国、その後、みずほグループだけは、その証券を持っていたので、後に6000億円を提供している。ディビッド・ロックフェラーは簡単には、諦めない男で、南アのケープタウンに欧米の金持ちを集めて、基金を設立しようとしたが、相手にされなかったという。その翌年に、サブプライムローンが破綻し、金融危機が、世界中に波及して行ったのである。
◆あれから2年を経て、オバマ政権は、本音のところ、「シティグループ」の倒産を願っているという。なにしろ、ゴールドマンサックス社のオーナーは、ロックフェラ4世代目の嫡男であるジョン・D・ロックフェラー4世である。米国民主党現職の上院議員(ウエストバージニア州選出)で知日家(実は日本の支配者)として知られている。
このゴールドマンサックス社CEOからブッシュ政権2期8年の最後の2年、財務長官に引き抜かれたのが2007年5月に就任したヘンリーポールソンだった。中国人脈が豊富で、北京政府に「元の切り上げ」をさせる使命をブッシュ大統領から与えられていた。シティグループがサププライムローン組込み証券を大量に仕入れていて、大損したのに対して、ゴールドマンサックス社は、「空売りの権利」付きのサププライムローン組込み証券を少量しか買っていなかったので、「空売り」をかけて大儲けしている。
ゴールドマンサックス社は、いわゆる「勝ち組」となり、シティグループは「負け組み」となり、明暗を分けた。すべての企業が、「負け組み」になったわけではなかった。
その「勝ち組」のヘンリーポールソン財務長官が、宿敵シティグループ傘下のリーマンブラザーズの倒産を決定したのであった。その措置が世界的規模の「100年に1度」とグリンスパン前FRB前議長が大げさに形容した「金融危機」が、世界的大不況を招き、慌てたヘンリーポールソン財務長官の進言により、ブッシュ政権が、シティグループ傘下のたとえば、AIGなどへ公的資金投入を決めて、救済を図ったのである。
◆デイビッド・ロックフェラー傘下の世界的大企業は、経営難に苦しみ危機に陥っているらしい。傘下にある米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)日本の生命保険会社2社を売却、今度は、石油業界で世界最大手のエクソンモービルが、日本国内のガソリンスタンド (GS)を運営する石油の小売事業から段階的に撤退することを決めている。
朝日新聞が報じたところによると、米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)は9月30日午後、経営再建の一環として、傘下の日本の生命保険会社、AIGスター生命保険(旧千代田生命)とAIGエジソン生命保険(旧東邦生命)を、米同業大手プルデンシャル・ファイナンシャルに売却することで合意、日本の生保事業から完全撤退すると発表した。AIGは2008年9月15日の金融危機で経営危機に陥り、当時のブッシュ政権による支援を受けた。2社の売却益は、公的資金返済に充てるという。
また、読売新聞は10月1日付け朝刊1面トップで、「エクソン 国内GS撤退」「系列4000店 営業権 順次売却へ」というタイトルをつけて報じた。エクソンモービルは、米国テキサス州を本拠地とする総合エネルギー企業である。 国際石油資本であり、スーパーメジャーと呼ばれる6社の内の一社である。日本国内のガソリンスタンド数では、トップのJXグループが1万2584に続き、エクソンモービルは第2位の4688、ちなみに3位は出光興産の4338。日本からの撤退の直接の原因について、読売新聞は、こう分析している。
◆デイビッド・ロックフェラーはいまや、破れかぶれの悲惨を絵に描いたような様子である。最後の手段は、「悪の戦争経済」により、自らの保身と利益を図るしかない。それが、ブッシュ前大統領とともに2012年に始めようとしている第3次世界大戦計画である。それも核戦争になる。イスラエルとイラン、パキスタンとインド、インドと中国で勃発させる。いずれも核保有国もしくは、核保有疑惑国である。このなかで、イランの世界最大級の埋蔵量と言われる「アザデガン油田」について10年来のかかわりを持つ権益を得て開発の日本は、イランへの制裁措置を強める米国の強い反対と圧力を受けて、撤退を余儀なくされている。考えてみれば、米国がイスラエルとイランによる核戦争を本気で起こそうと計画しているのであれば、むしろ、撤退が賢明であるのかも知れないのである。開発するとすれば、第3次世界大戦終結後である。
(私のコメント)
ニュース記事はいくつか組み合わせて見ないと真相は見えてきません。「米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)が、AIGスター生命保険(旧千代田生命)とAIGエジソン生命保険(旧東邦生命)を、米同業大手プルデンシャル・ファイナンシャルに売却」するニュースと、「エクソン 国内GS撤退」「系列4000店 営業権 順次売却へ」と言うニュースは関連性があり、いずれもデイビッド・ロックフェラー傘下の世界的大企業だ。
これは、ロックフェラー財閥の主導権が、デイビッド・ロックフェラーから、ロックフェラー4世代目の嫡男であるジョン・D・ロックフェラー4世に移りつつあることを象徴している。まさに一族の骨肉の争いですが、身内同士の争いはまさに凄惨だ。ディビッド・ロックフェラーはリーマンショックで致命的なダメージを負ってしまった。その影にはゴールドマンサックスがあり、AIGもリーマンも倒産したり倒産しかかっている。
ディビッド・ロックフェラーは「シティグループ」のオーナーであり、石油王と呼ばれた祖父ロックフェラー1世の遺産を受け継ぎ、国際石油資本(メジャー)の頂点に立つエクソンモービル社のオーナーでもある。まさにアメリカを動かしてきたオーナーでもあるのですが、それが代替わりしつつある。日本で自民党政権から民主党に政権が交代したのもこのことが原因かもしれない。
ディビッド・ロックフェラー傘下の保険会社と石油販売事業会社が、日本から撤退を余儀なくされている。日本における保険と石油事業は金のなる木ですが、それを売却しなければならないほど「シティグループ」は追い込まれている。「シティグループ」はまさにアメリカの戦略である金融立国の中心企業でもあったのですが、アメリカの金融立国戦略は破綻した。
金融立国というのは、世界からカネを集めて、あらゆる所に投資をして利息や収益を稼いでいくことですが、儲かる時はぼろ儲けする事が出来て真面目に働くのがバカバカしくなるくらいですが、いったんカネの流れが変わるとどん底に追い落とされる。アイスランドなどは金融立国で国ごと破綻しましたが、イギリスも金融立国で破綻の危機に瀕している。
ディビッド・ロックフェラーも、石油販売などの実業を主力にしていれば、一気に没落する事もなかったのでしょうが、金融を主力にして、きわめてリスクの高い事業に手を出す事で墓穴を掘ってしまった。「シティグループ」がどれほどの不良債権を抱えているのか、アメリカ政府が粉飾決算や飛ばしを容認しているので実体が良く見えない。
アメリカの金融破綻の尻拭いは結局は税金によって穴埋めされるようですが、金融業は儲かっている時は巨額の報酬を得られるのに、いったん破綻しても国がその損失を公的資金で穴埋めしてくれるのだから、これほどぼろい商売はないだろう。世界経済に与える影響が大きいからですが、大きすぎて潰せないからですが、潰せないほど大きくしたのは間違いだ。
銀行が大きすぎて潰せないと言う事になれば、銀行はきわめてリスクの高い投資にも手を出すようになり、リーマンショックのような事が起こる。放漫経営のツケが国民に負わされたのではアメリカ国民もたまらないだろう。アメリカ経済といえば市場主義経済の本丸のようなものですが、社会主義的な政策で危機を乗り越えなければならないのは皮肉だ。
ディビッド・ロックフェラーの落日はアメリカの落日でもあり、エクソンの石油事業も石油の枯渇や景気後退やエコロジー運動に晒されてガソリンの消費も長期的に低迷していくだろう。金融にしてもボルカールールの成立で以前のようなぼろ儲けが出来なくなった。AIGなどの保険業務もCDSなどを引き受けて破綻しましたが、訳の分からない金融商品がアメリカを破綻させた。
銀行という業務は本来は本当に地味で堅実でなければならないのですが、アメリカの投資銀行は非常にリスクの高い投資を成功させて高額な収益を稼いできた。しかし投資という仕事は100戦して99勝しても最後の1敗で致命傷を負ってしまう。金融システムごと引っくり返ってしまっては債権があっても只の紙切れになってしまう。
日本の金融機関はバブル崩壊で、リスクの高いデリバディブに手を出せませんでしたが、それが結果的に日本の金融を救っている。日本もバブルの頃は本業よりも財テクが利益の大半を稼ぐような企業が脚光を浴びていましたが、バブル崩壊でそのような企業はみんな潰れてしまった。アメリカが今直面しているのは20年前の日本と同じ事なのだ。
板垣氏によれば、デイビッド・ロックフェラーはいまや破れかぶれになって「最後の手段は、「悪の戦争経済」により、自らの保身と利益を図るしかない」と書いていますが、核戦争で自らの不良債権をチャラにしようというのだろうか? 「米国がイスラエルとイランによる核戦争を本気で起こそうと計画している」のは本当なのだろうか? 狂ったイスラエルがイランに核戦争を起こせば中東は核によって汚染される。
中東から石油がストップすれば世界経済は息の根を止められて、核汚染で中東の石油が長期間止まれば近代文明そのものの危機になる。狂ったイスラエルを止められるのはアメリカだけですが、イスラエルの二重国籍を持つオバマ大統領の首席補佐官が辞任するのは不気味だ。
アメリカはイランとイスラエルの核戦争を諦めて、朝鮮半島か台湾海峡で核戦争を始める事に決めたのかもしれない。だからネオコンの前原氏が外務大臣になりましたが、極東で核戦争が起きれば、世界の工場の中国も、韓国も台湾も日本も工場が壊滅すれば、欧米の産業は一気に活気づくだろう。尖閣諸島の問題はその前触れかもしれない。
デイビッド・ロックフェラーはそれを知っているから、日本にある保険会社やガソリンスタンド4000ヶ所を処分するのかもしれない。中国や韓国にあるデイビッド・ロックフェラーの企業も処分すればそれは確実だ。
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