http://www.asyura2.com/10/hasan69/msg/690.html
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財界が「困った、困った」というと財務省、日銀は「借金」(政府短期証券)して円売りドル買いする訳です。
しかし、手持ちの「ドル」は、外銀の口座から米国財務省の「米国国債」の残高にそのまま振り替わるだけ。介入効果なんて直ぐに消えてなくなってしまう。
何のことはない。「為替介入」なんて日本人が「借金」して、アメリカの巨額の財政赤字を支えているだけに過ぎない。
属国日本は、小泉から菅へと「お代官様」が代わっただけですが、そのうちアメリカがデフォルトという「徳政令」を出して借金を踏み倒すのか?
NEVADAから
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/2010-09.html#20100916
(転載開始)
介入で借金増
今回の2兆円を超えるドル買い介入で日本はまた借金を増やしたことになります。
頻繁にマスコミに登場しますコメンテーター、国会議員、一般国民は外貨準備高=日本の資産、と思っていますが、これは間違いであり、借金ということをしっかり認識しておく必要があります。
財界関係者と会談した際にも、日本には100兆円を超える外貨準備高があり、これは立派な資産と言われたこともありましたが、ではこの100兆円もの資産を日本政府はどう稼いだのでしょうか?
貿易をしている商社が100兆円の利益を上げてこの分を積み立てました、というのであれば分かりますが、日本政府が貿易をして稼ぎましたか?と問うと『?』となってしまいます。
今日の朝日新聞にはこの回答が解説されています。
『日本政府が円売り・ドル買いの為の為替介入をする場合、ドルを買うための円資金は、政府が「政府短期証券」という3ケ月満期を中心とした短期国債を発行し、調達している』
『この政府短期証券の発行限度額は2010年度予算で145兆円に設定されている。』
『2010年3月末時点では105兆円が発行済みになっているが、過去の介入時に発行した短期証券を借り換えるために発行しなおしているからである』
以上のように日本政府が保有しています100兆円の外貨準備高は105兆円の借金で買っていることになっているのです。
そして、問題は為替差損です。
『これまで円高が進んできたことでドル債購入時より大幅に評価額が減少し、評価損は最近の1ドル80円前半では30兆円にも達した』
既に30兆円余りの評価損を抱えていることになるのです。
そしてこの評価損に備える為に20兆円積み立て金がありますが、民主党はこれを埋蔵金として使おうとしています。
今、30兆円余りの評価損を埋める為に用意されている20兆円を予算編成に使えば、丸々30兆円の評価損を政府・日銀は抱えることになります。
今はまだ10兆円余りの評価損で済んでいますが、これが丸々30兆円の損となれば、日銀の評価はどうなるでしょうか?
また、今後介入を続けるとして今後最大40兆円のドル購入が可能とされていますが、1ドル85円で40兆円分のドルを新規購入し、仮に1ドル80円になれば更に含み損が拡大していきます。
そして市場が見ています1ドル60円になれば、含み損は50兆円を超えていきます。
この朝日新聞の記事の締めくくりは以下の通りです。
『評価損は30兆円よりも膨らむ恐れがあり、政府は損が出る危険を内包することになる』
(転載終了)
参考リンク
■[2/9衆院予算委議事録]小泉俊明議員「郵政民営化の本質は350兆円もの郵貯・簡保資金をアメリカの財布にすることだった」
http://www.asyura2.com/10/senkyo82/msg/438.html
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