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米欧でも介入、85円台…日本単独2兆円規模
読売新聞 9月16日(木)1時22分配信
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読売新聞
政府・日本銀行が15日、円売り・ドル買いの為替介入に踏み切り、東京市場で円高・株安の流れにひとまず歯止めがかかった。
外国為替市場の円相場は一時、1ドル=85円台半ばと、8月30日以来の円安水準に急落した。輸出企業の採算が好転するとの期待感から、株式市場では株価がほぼ全面高の展開となった。政府・日銀は、ロンドンやニューヨーク市場でも介入を行い、介入額は1日あたりで過去最大規模の2兆円程度に達した模様だ。
日銀の白川方明総裁は15日、「強力な金融緩和を推進し、潤沢な資金供給を行う」との談話を発表。介入資金を市場から回収せず放置することで、金融緩和のような効果を生み出す「非不胎化」を行う意向を示した。財務省幹部は記者団に対し、16日以降の介入についても「必要ならやる」と述べた。
15日の東京外国為替市場の円相場は、午後5時、前日(午後5時)比2円24銭円安・ドル高の1ドル=85円45〜47銭で大方の取引を終えた。円は対ユーロでも大幅下落し、午後5時、前日(同)比3円64銭円安・ユーロ高の1ユーロ=110円97銭〜111円01銭で大方の取引を終えた。
ニューヨーク市場では一時、1ドル=85円78銭まで円安が進んだ。午前11時25分(日本時間16日午前0時25分)現在、前日比2円62銭円安・ドル高の85円60〜70銭で取引されている。
15日の介入は東京市場で午前10時半過ぎに始まった。市場関係者の「意表を突くタイミング」(邦銀ディーラー)で、市場では円売りが殺到した。政府・日銀はその後も断続的に介入を続けた。欧米市場での介入は、他国の中央銀行に委託して行う「委託介入」ではなく、邦銀などを通じた介入だとみられる。
東京株式市場では、円安を好感して株価が大きく値上がりした。日経平均株価(225種)の終値は前日比217円25銭高の9516円56銭と、8月10日以来約1か月ぶりに9500円台を回復した。東証1部の出来高は約23億5800万株だった。
◆非不胎化介入=日本銀行が円売り介入によって市場に放出した資金を回収せず、市場に放置しておくこと。市場での円の量が増えるため、金融緩和と同じような効果があるとされる。一方、市場での資金量や短期金利を調節する金融政策に影響が出ないよう、介入で市場に放出された資金を、日銀が公開市場操作により短期間で回収するのは「不胎化介入」と呼ばれる。
最終更新:9月16日(木)1時22分
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