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芦屋町は13日、職員退職基金などで運用する仕組み債が、円高の影響で1億4337万円(7月末現在、約20〜30%)の評価損が出ていることを明らかにした。
同日の9月定例議会一般質問で、岡夏子議員の質問に答えた。町会計管理者によると、ペイオフ対策に為替相場と金利が連動する元本保証の円建て債券(30年償還)で08年に豪ドル、米ドル連動を各3億円取得した。ところが7月末の参考値などで試算すると、豪ドル連動は5637万円(18・79%)、米ドル連動が8700万円(29%)の含み損が生じたという。
利息が一定額になると早期償還されるが、基準を上回る円高では金利はゼロで、町は初年度以外、利息を受け取っていない。
岡議員は「塩漬けが続くと、財政運営に障害をきたす」と指摘。町側は「転売は考えておらず、元本も保証される。今後、購入は慎重に判断する」とした。【小畑英介】
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