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米銀行の不良債権、第2四半期は4年超ぶり減少
9月1日6時34分配信 ロイター
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8月31日、第2四半期の米銀行の不良債権が4年超ぶりに減少した。ボストンで昨年7月撮影(2010年 ロイター/Brian Snyder)
[ワシントン 31日 ロイター] 米連邦預金保険公社(FDIC)が31日発表した四半期統計によると、第2・四半期の米銀行の不良債権は4年超ぶりに減少に転じた。また利益は前期の178億ドルから216億ドルに増加した。前年同期は44億ドルの損失だった。
ベアーFDIC総裁は、景気の足踏みが引き続き銀行を圧迫しているとし、「過去の水準に比べて利益は依然低水準にとどまっている。不採算機関や問題を抱えた銀行、破たんした銀行の数は依然多い」と述べた。
また、FDICは米景気の二番底を想定していないとし、「今後は、回復は続くもののそのペースは緩やかにとどまると予想する。われわれはいくらか様子見の姿勢をとっている」と続けた。
経済状況を反映し、融資残高は第2・四半期も引き続き減少した。融資・リースのネット残高は1.3%減少。オバマ政権が重視する中小企業・農場向け融資も1.8%減少した。
問題の抱えた銀行の数は775行から829行に増加。米銀の11%近くが「問題行」リストに名を連ねることになった。FDICは、リストに載った銀行の大半は破たんしないとしている。
中小行を取り巻く状況が厳しさを増す半面、問題を抱えた銀行の資産は合計で4030億ドルと、4310億ドルから減少した。
ベアー総裁は今年破たんする銀行の数について、140行となった前年を上回ると引き続き予想しているとした。ただ、破たんした銀行の総資産規模は前年よりもおそらく少ない見込みとした。
明るい兆候としては、FDICは第2・四半期に預金保険の損失引当金を26億ドル削減した。この結果FDICの預金保険基金は55億ドル増加した。
預金保険基金の残高は152億ドルのマイナスとなっているものの、預金保険料の3年分前払いを銀行に求めた結果、FDICの手元資金は440億ドルとなっている。
ベアー総裁は、経済の先行き不透明さを受け銀行は慎重さを維持すべきとする一方、「銀行セクターは強さを増している。利益が増加し、資産の質を示す大半のデータが正しい方向に向かうなど、銀行は融資再開に向けた位置を固めつつある」と述べた。
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