http://www.asyura2.com/10/hasan69/msg/565.html
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日本の地熱発電はなぜ普及しないのか というビデオ:
http://www.dailymotion.com/video/x9hv4n__news
多分、テレビ東京でやっているビジネスサテライトの2008年の特集でやったもの。
以下、内容の要約:
1.日本の地熱資源量は世界第3位。インドネシア、アメリカに次ぐ。
2.九重にある八丁原地熱発電所は11万キロワットで約4万世帯分、 1kwhのコストは9円から22円。石油火力より高く太陽光よりかなり安い。建設費は370億円。
3.地熱発電の稼働率は70%、風力は20%、太陽光は12%
4.地熱発電のコストが高いのは、ボーリングに当たりはずれがあることが原因。ボーリングして熱源に当たる確率は60%。
5.政府による補助率も太陽光などが最高50%なのに、地熱は20%の補助率しかない。
6.指宿市では10年ぶりに地熱発電の開発が新日本科学という会社により行われている。方式はバイナリー方式。田中清仁氏が担当で、地熱開発についての情報公開を地元にしてきた。
7.地熱発電が広まらないわけの一つに地熱開発有望地の8割が国立公園内にあり、様々な規制を受けることがある。
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指宿市にある山川地熱発電所は国立公園内ではないそうだ。また、バイナリー方式とは、地中から熱蒸気を取り出さず、代わりにペンタンなどの沸点の低い、40度ぐらいで沸騰する液体を使って地中の熱を取り出し、タービンを回すもの。地熱資源があまり高温でなくても発電できるほか、熱水を地下へ戻すので資源が枯渇する可能性がほぼないなどの利点がある。欠点は、熱交換をするので、それだけ効率が下がりコストが上がること。普通の地熱発電はフラッシュ発電という。こちらは熱源から出てくる蒸気を使ってタービンを回し発電する。途中で熱交換をしないので効率がよく、バイナリー発電よりコストが安い。
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