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http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20100817-qualite-croissance-chinoise-question
日本/中国/経済
記事の発表:2010年8月17日(火)
最終更新 :2010年8月17日(火)
中国の成長の質が問題だ
アルタン・ラザイ
8月16日に日本の国内総生産額が発表され、中国はあとわずかで世界第二位の経済大国になれなかった。期待はずれの低成長にもかかわらず、日本は今なお、富の生産では、今年上半期において、米国に次ぐ世界第二位の経済大国だ。しかし、中国は今にも帝国日本に取って代わろうとしている。
2010年の第2四半期、中国の国内総生産は日本の国内総生産を約3千8百万ユーロ上回った。中国の国内総生産は10億4千1百万ユーロだったのに対し、日本の国内総生産は10億3百万ユーロだった。それでも、今年上半期、日本の経済活動は20億9百7十万ユーロとなり、依然として、中国の19億7千4百万ユーロを上回っている。
これらの数字からすると、ジャーナリストやアナリストの大部分は、中国が世界第二位の経済力を持ったと考える。すでに先週、中国の中央銀行副総裁は「世界第二位の経済大国は中国だ」と自慢げに語った。さらに、中国にはたくさんの切り札がある。中国は、世界一の輸出額、世界最大の自動車市場、世界一の鉄鋼生産量を誇る。まさに、13億の人口を抱える中国は、経済成長の巨大なタンクを持っているといえる。おまけに、先の経済危機の間、日本などの欧米型諸国と対照的に、中国は好景気の恩恵に浴した。ペキンは2009年の春から、国の経済成長を速いテンポに変えるために、大規模な景気刺激策を実行した。それに対して、日本はデフレや円高に苦しんだ。円高は、輸出に不利に働き、弱い経済成長として表れる。アナリストたちは、日本の国内総生産予測を下方修正した。この会計年度の間に、日本経済は1.9%しか成長しない見通しだが、中国は9.5%の経済成長率が見込める。
成長の速度は、長期的には遅くなる
それでも、中国の並はずれた成長の質には、いくつかの疑問が生じる。中国の成長は、主として膨大な輸出と投資によって引き出されたものであり、内需によるものではない。「中国のような巨大な経済が、外国の市場と生産能力の増大だけを基盤にして、長期間の発展を続けることは不可能だ」と、TAC経済研究所所長、ティエリー・アポテカーは言う。他に、環境問題もある。「中国の経済成長には、エネルギー効率の問題がある。中国の重工業は、環境への悪影響が非常に大きいからだ。」、同氏は付け加える。
発展が格差を見えなくする
中国の成長が、すべての人々に利益をもたらしているわけではない。実際に、マンションや自動車を所有する都市の中流階級と、数千万人もの貧困層との間の格差を、経済成長は見えなくしている。このことは、中国当局や公式メディアも認めており、8月17日火曜日、国民が貧困から抜け出すために、中国にはやるべきことがまだたくさんあると発表した。中国の公式報道によると、「世界第二位のGDPは、世界第二位の経済力と同じ意味ではない。」中国の一人当たりの国民所得は2,961.59ユーロで、世界第105位に位置している。
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(投稿者より)
先日、日本がGDPを発表し、世界第二位の経済大国の座を中国に明け渡したことが判明した、ということについての、フランス・RFIのサイトに掲載された記事です。誤訳があるかも知れません。ご容赦下さい。
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