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通貨発行権を行使すれば国家は破産しないはなぜ間違えか!
http://www.asyura2.com/10/hasan69/msg/536.html
投稿者 taked4700 日時 2010 年 8 月 19 日 04:41:16: 9XFNe/BiX575U
 


通貨発行権を行使すれば国家は破産しないはなぜ間違えか!

 通貨発行権を行使して例えば1兆円を政府が得て、それをたとえば低所得層へ配ったとします。1兆円規模ですから、人口の1割、1200万人に配ったとして、一人10万円行きません。確かにその月か又はその月ともう一月ぐらいは生活が安定するでしょうが、それで終わりになってしまうでしょう。特に、その1兆円が呼び水になって経済が上向くかと言ったらそうではないのは、今までの経験からあまりにはっきりしています。仮に、100兆円だったらどうでしょうか?一人1000万円近くを人口の1割の方たちへ配ることが出来ます。これだけあれば、職業訓練を落ち着いて受け、安定した職業を得ることも可能になるかも知れません。

 しかし、100兆円という規模で資金が市場へ出ていけば、確実にかなりのインフレになります。労働の裏付けのないお金が社会に出ていくのですから、それによって、労働の価値が下がるわけです。それは、労働の裏付けを持った今までの貯蓄をも傷つけてしまいます。「私たちが一生懸命働いて、倹約してやっとお金をためているのに、あの人たちはただ貧乏だからと言って政府から1000万円ももらえるのなら、私たちの頑張りはなんだったの?」という意識が働くからです。今まで100円だったものが200円になれば、100万円の貯金は50万円の価値しか持たなくなります。

 つまり、仕組みから言って、政府の通貨発行権によるお金は、どうしても小規模なものしかできないのです。大規模にやろうとしたら、それは、今までの経済の仕組み自体を壊すことになるからです。

 お金というものが、人々の労働のやり取りにおいて、労働そのものを肩代わりするというお金の定義から言っても、このことは明らかです。

 今現在、アメリカでは、FRBが無限の通貨発行権を持ち、彼らがほぼ無制限にドルを印刷して米国債を買っていますが、必ず、これは、資本主義という仕組みそのものの破たんを招くと思います。資金の供給に一定の流れを作り、それが社会一般へ流れないようにしているので、インフレにはなりませんが、逆に、その資金を握ったものが非常に大きな権力を持つことになり、それが権力の腐敗を招くからです。彼らは魔法の印刷機を持っていて、それによって幾らでも他者の労働を買うことが出来る。これは、明らかにこれらの人々を特権階級にしてしまいます。そして、ただ単に富を無制限に持つというだけなら、欲望が無制限に膨らみ、彼ら自身を破壊するのです。

 人間に差があるのは事実です。身長も違えば体重も違う。同様に、さまざまな能力も異なり、財産も異なるのです。ただ、それがあまりにも大きくなってしまうと、それは、社会全体に歪みを生じさせるわけです。身長が10mもある人がいたら、今のあらゆる社会的仕組みは作り直しが必要になってしまいます。家の玄関ばかりでなく各部屋の天井も、布団や机、椅子、車、自転車、それこそあらゆるものが混乱するでしょう。同様に、あまりに財産がある人が出てきて、その人が他者を自由に操れるようになれば、今までの社会の仕組みは壊れてしまうのです。

 もともと、人間は、一定の差異はあっても同じ人間です。そういった人間が作る社会もある程度の格差はあっても、あまりに極端な差があることを許容できないのです。

 つまり、政府の通貨発行権によって政府が無限の富を手に入れると言うやり方は、まさに、一定の人たちが無限の富を手に入れることであり、それは人間社会の破壊につながっていきます。

 政府に金がなければ、富裕層がそれを供給する。これは、ごく普通のことです。少なくとも、日本のように所得税がかなり低く抑えられているとき、それを引き上げて政府が税収を確保しようとすることはごく正当なことであり、それしか財政再建の方法はないと言えるはずです。

*6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています。<<112>>
 

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コメント
 
01. 2010年8月19日 11:47:09: ah3zgR2IlM
まーた妄想かよ。

経済モデル(シミュレーションモデル)通してから、根拠をはっきりさせてからにしたら?(爆笑)

100兆円程度ではインフレにすらなりません。(キリッ


02. 2010年8月19日 14:03:55: fIpqGcARMo
デフレギャップ「労働の裏付けがあるのに刷られない金」が30兆とも40兆ともあるのにね
第一インフレになるならそれこそ労働のチャンスじゃん
デフレ下では害悪ですらある生産性向上!ばっか唱えてる人たちも
堂々と動けるでしょうね

03. 2010年8月19日 14:38:49: L2srhLC0Us
カネに余裕があったら、まず働かない人間の方が多いだろう。
カネのない者は、切羽詰ってから稼ごうと足掻くわけだし。
それに手元に不労所得、アブクゼニがあったら即遊興費に突っ込んで終わりだろう。
結局のところ、元の木阿弥だな。w
大勢に変化はなし。名目国の借金が増えるだけ。

04. 2010年8月19日 14:57:41: Uap1jCZKv6
よく言ってくれました。
日本人は政府が借金したおかげで自分の金を使わないで済んで金持ちになっていることに気づくべきですね。
このつけは増税と更なるデフレで帳尻合わせをすることになるのです。
日銀は通貨の番人なのだから国民にちゃんと教育してくれ。

05. taked4700 2010年8月19日 19:02:22: 9XFNe/BiX575U: rkz36ijLqn
01さん、

現在の政府支出にプラスしての100兆円ですよ。一般会計がおよそ概算100兆円、特別会計が大雑把に200兆円として、合計300兆円のところに100兆円が加わるのだ。これがインフレにならないはずがない。


06. 2010年8月19日 20:02:59: xaDAb3a1x2
>これがインフレにならないはずがない。

なぜ「はずがない」ですか?何かの宗教の教義だからですか?
さもなくば、インフレに至る過程を説明してみよ。
それがシミュレーションだ。


07. 2010年8月19日 21:58:54: JEyUTHUf9Y
通貨ばら撒きで需要が起こると言うのは怪しい。
銀行に仮に25兆円(可処分所得、税引き)をばら撒いてもまともな運用先がない、せいぜい国債を買って、米国債を買うのが落ち、どちらにしてもお金はお金のままであり、失業救済に役に立つはずも無い。
それでは定額給付金のように国民一人ずつに配ってはどうかと言うと、1回限りであると言うならば、貯金されてしまう。お金で配らずに商品券で配っても同じでしょう。
こんな馬鹿なことをするよりも、強制的に一人当たりの労働時間を減らし、その分失業救済したほうが良い。これなら確実に消費は増える。

08. 2010年8月19日 22:55:14: IqDrSmvKOo
>シミュレーションだ

そもそもシミュレーション可能であるという根拠は何だ?
間抜けなケインズ主義者の妄想か?w
年がら年中、経済予想を外し、債務だけ増やすインチキ宗教w
今度は、デフレギャップが〜〜〜!!!って騒いで、紙幣の輪転機に二礼二拍手w
助けてくださいませってスイッチを押せば、経済バラ色という低脳宗教w


09. 地には平和を 2010年8月19日 22:56:01: inzCOfyMQ6IpM: 0J5kruD3Wk
毎月5万円ずつ配るとどうなるでしょう。インフレになりそうになったら配るのやめればいい。消費が増えて雇用が増えて給料が上がり税収が増えて円安になり輸出が増えて景気が良くなりまた消費が増えるという循環になるのでは?

10. 2010年8月19日 23:05:36: IqDrSmvKOo
今の状況で、すでにいつインフレが火を噴いてもおかしくないのw
今度、火がついたら、すべてを焼き尽くすまで収まらないw
政府の債務を焼き切るまでなw
消火するどころか、さらに油を注ぐ政策ばかりやるだろうしなw
爆発しないように、燃料を火元から遠ざけるどころか、経済を刺激するという名の下に、どんどん燃料を注ぐからなw
焼け野原から、また再出発なw

11. 2010年8月19日 23:09:38: TcJwcmz5Jk
とろいなあ、、みんな、、日銀もFRBも絶対に裏で金を刷ってるよ。金を無制限につかってるよ。それがユダヤ、、イルミナリテイの世界支配でしょうね。その刷った紙で世界を買い占めて支配してるのが世界銀行カルテルですよ。銀行は信用創造とか言うインチキで人の労働を盗んでるんですよ。表しか考えられないお人よしの日本人だなあ。刷る紙に権威を持たせるためにドルとか中央銀行とか米国とか適当に馬鹿を騙すために名前をつけてるんですよ。

応援団で上級生が紙に千円と手書きして渡されても、下級生はタバコとつり銭を持って帰らないといけないのと同じですよ。これが貨幣制度です。権威と脅迫ですよ。

不条理な世間でも生きていかないとね。


12. 2010年8月19日 23:58:51: IqDrSmvKOo
真っ昼間に刷ってるってw
これだけ刷ってますって、どこも堂々とやってるじゃんw
FRBなんか、ドルのMonetary Baseを一気に2倍にしてみましたとかw
刷る必要すらなくて、端末でクリック一つなw

13. 地には平和を 2010年8月20日 00:50:07: inzCOfyMQ6IpM: I7kKYOhZxE
問題は刷った紙幣をどこに供給するかなんだよ。私は貧乏人に配れと言っている。これが全てを解決するだろうと言っている。何故この意見がダメなのかを説得力を持って語れる人はいるのか?極端なインフレにならない程度に序々に配っていけばいいんだよ。通貨発行権を持っているのに国債を発行して借金などするのは不合理極まりないと皆さんは思いませんか?多額の借金をして使ってもちっともインフレにならないばかりかデフレとは金が金持ちに行くだけで貧乏人に渡らないからでしょ?貧乏人に配る事しかデフレから脱却する方法はないだろう。

14. 2010年8月20日 08:49:26: cJ4k3wsPAA
カネがばら撒かれたら皆金持ちになるだろう。
金持ちは、自ら汗を流して働こうとはしない。
金持ちなら、当然カネを払って労働提供者を他に求めるだろう。
それでも回りは皆金持ちだから、汗を流してまでして労働を提供してくれる者は少ないだろう。金持ちは、ことさらカネを稼ぐ必要はないわけだ。
もちろんもっとも欲張りで、人よりもっともっと稼ぎたいヤツだけが労働を提供してくれるかもしれない。
でもまともに働く必要はない。

いまでも1世帯月に40万の生活保護費が支給される県があるらしい。
まともに年金を払うためにしんぎんして働くより、働かなくても食える状況がいいに決まっている。
この際、日本総世帯生活保護支給法の制定し、海外に労働提供者を大量に求めよう。これで多少は円高解消にはなろう。w


15. 2010年8月20日 09:12:57: cJ4k3wsPAA
>問題は刷った紙幣をどこに供給するかなんだよ。私は貧乏人に配れと言っている。これが全てを解決するだろうと言っている。

そうだよね。現在の生活保護世帯を10倍にまで枠を広げるといいと思う。
120万から1200万規模にするわけだ。
申請基準の緩和が早急になされるべきだろうね。これで日本には貧乏人は完全にいなくなる。
今後の消費税アップ、増税分を当てれば十分に対応できるだろう。
http://ameblo.jp/lancer1/entry-10623620548.html


16. 2010年8月20日 10:04:43: 7AIeGTMnzA
>問題は刷った紙幣をどこに供給するかなんだよ。私は貧乏人に配れ

それは遊んで暮らす怠け者を増やす行為じゃないかい。
印刷した金なら貧乏人が偽札を作って使うのに似ているな。


17. 2010年8月20日 12:28:06: IJqOyBp0XU
このまま円の供給増やさなかったら破綻というか人も技術もどんどんなくなって衰退だけどな
デフレでドーマー条件満たせてないってわかってんのか?
まあここまで来ると政府擁護も日銀擁護も財務省擁護もできん
あまりにもクズすぎる
むしろここまで来て彼らは悪くないとか云い張る奴らほど悪目立ちする

18. 2010年8月20日 13:16:38: IqDrSmvKOo
>貧乏人が偽札を作って使うのに似ているな。

その通り。
自分で刷って作って使うと犯罪になるから、代わりに政府が合法的にやってくれっていう提案が、政府紙幣教で貧乏人に配れってやつだからw
政府は、犯罪を行えるからなw
課税という名で人の財産を盗み、規制という名で人の自由を盗んでるからなw
今度は紙幣発行で通貨価値を抜き盗れってさw
自分が盗まれる分より盗みの配分の受け取りのほうが多いだろうという浅ましい考えが、政府紙幣で貧乏人に配れ教w


19. 2010年8月20日 18:46:05: 82msHDoQkr
>100兆円だったらどうでしょうか?一人1000万円近くを人口の1割の方たちへ配ることが出来ます。これだけあれば、職業訓練を落ち着いて受け、安定した職業を得ることも可能になるかも知れません。

教育コストを国が負担するのは今後重要になるでしょう。
あと再教育や職業訓練は重要ですが、一人あたり1千万も必要はありません。
同時にまた正社員の雇用の流動化と長期の失業保障をセットにすることが必要でしょう。
オランダ型のワークシェアリングを導入し、労働時間を短縮し、海外のようにDIY
で生活コストを下げることが可能です。
あと短期的には数十兆円程度の財政支出を行い、高齢化対策、都市や耐震などインフラ整備を前倒しで行うことも効果的でしょう。
これらのマネーは不足した国内消費を刺激するため企業利益を高め、大きな景気刺激効果そして所得増加と税収増効果があります。


>しかし、100兆円という規模で資金が市場へ出ていけば、確実にかなりのインフレになります。

現状のデフレギャップと過剰労働供給が巨大な日本では大丈夫です。
市場で消化できなければ(現状ではそれも大丈夫ですが)
日銀がFEDのように買い取ることで為替を下げることも外需刺激効果を高めます。
現状では単に銀行保有の国債が日銀券と置換されるだけになります。

ただし、長期的には海外バブル生成を刺激し、
保有者の国債離れを高めるので継続できるわけではありません。


20. 2010年8月20日 23:43:59: zbXZz1DOq2
ハイパーインフレは定義上、年率13,000%、缶ジュース1本130万円レベル。
日本の戦後インフレは年率59%。インフレ目標論は年率1〜3%。

桁が違う話を「ハイパー」って言うのはデマ

現在のデフレギャップは、内閣府のインチキお粗末計算で、30〜40兆円。
がしかし、旧経済産業省レベルの綿密な計算では400〜500兆円ある。

つまり400〜500兆円刷ってもインフレにはならない。


21. taked4700 2010年8月21日 01:34:41: 9XFNe/BiX575U: rkz36ijLqn
20さん、

ウィキペディアの「インフレーション」の項(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3)には、次のように記述されています。

以下引用:
1945年10月から1949年4月までの3年6ヶ月の間に消費者物価指数は約100倍となった(公定価格ベース、闇価格は戦中既に高騰していたため戦後の上昇率はこれより低い)。
以上引用終わり。

これは年平均28倍です。%でいうと、2倍が100%のインフレですから、2700%のインフレになります。年率59%どころの話ではありません。闇価格で言っても、59%どころの話ではなく、軽く数百%にはなっていたはずです。なぜこれが言えるかと言ったら、戦時国債の償還のために戦後大量に紙幣を発行したからです。

また、100兆円の資金が新たに市場に出たらハイパーインフレになることについてですが、昨日書きかけていた文章が消えてしまったので、簡単にここで述べると、インフレにはマイルドインフレとハイパーインフレがあり、それぞれ、性格が異なるわけです。

1.マイルドインフレ:主に、主に生産性の増加、労働の価値の高まりによって生まれるもの。つまり、まず生産性の向上によって賃金が上がり、それによって購買力が高まり、という形で良循環をするもの。

2.ハイパーインフレ:主に貨幣価値の下落によって起こるもの。今金を使わないとすぐにその価値が下落するという仕組で起こるインフレであり、そこには、労働の価値の上昇は関係がない。労働や物自体の価値の上昇ではなく、貨幣価値の極端な下落があるもの。主に財政的な失敗により、一時的に大量の紙幣が労働の裏付けなく市場へ出されることによって起こる。

つまり、ハイパーインフレは実経済の必要性以上に資金が市場へ出てくることで起こります。実経済の実質的な資金量がどういう定義になるのかいろいろ迷いましたが、一応、勤労世帯が受け取る勤労収入の合計と考えて、データを探したのですが、そのもののデータが見つかりませんでした。いろいろ調べてだいたい200兆円ぐらいではと考えました。100兆円は勤労世帯の年収合計の半分という形です。基本的に物資の供給量は増えないのですから、非常に単純に計算して物価は1.5倍にはなります。現実には、勤労世帯が消費に使う分は200兆円よりはかなり少ないでしょうし、新たに配る100兆円もすべてが消費に使われるとは限らないので、どの程度のインフレになるか、シュミレーションは難しいです。

ただ、現在の政府予算が特別会計を除いて約100兆円弱ですから、政府支出が二倍になる規模の資金がでるので、やはり、かなりのインフレになると言えるように思います。

なお、インフレの種類分けとしては、上に述べた以外に、バブルインフレもあると思います。こちらは、主に投機によって起こされるもので、一般消費者の所得の伸びを見越して投資家が主に不動産に資金を突っ込むものです。不動産価格が年に数割から数倍に上がる状態と言えるように思います。投資家は銀行からの借り入れで投資を行うので、銀行の不良債権が残り、貸しはがしなどの副作用が起こります。



22. 2010年8月21日 07:41:58: EskKvdRDZ6
taked4700さん、冷静な分析で頷けるところも多いのですが、大事な前提が間違っています。

>基本的に物資の供給量は増えないのですから

ここです。これは教科書的な前提で、インフレの恐怖を煽る人々が当然としている前提のようですが、現実そうはなりません。例えばエコカー減税で需要の急増した「プリウス」の価格は上昇しませんでした。すぐに増産体制に移行できるからです。他の工業製品もその生産能力に余力がありますから「物資の供給量は増えない」と言うことはありません。もちろん原材料価格の上昇は考えられるでしょうが、原材料価格が2倍になったからといって製品価格が2倍にはならず、増産効果(たくさん売れて儲けるから)で原材料高騰を吸収できる場合が少なくないことは言うまでもないでしょう。

物資の供給量は増えないことを前提としたインフレモデルは1次産業(物資の供給量をすぐには増やせない)が中心の社会、例えば終戦直後の日本などでは通用するモデルでしょうが、平成日本には適用できないモデルです。

それどころか、平成日本では生産性を向上させて2倍の製品を作れるようになったとしても、購買力がない(つまり通貨が足りない)ため単価を半分にしなければ売り切れない状況です。

おっしゃるように、「ハイパーインフレは実経済の必要性以上に資金が市場へ出てくることで起こります」なのですが、『必要性以上』をどう評価するかでマクロ資金量が過剰なのか、足りないかの判断が分かれます。と言っても、デフレ下の現状ではマクロ資金量が足りないと判断するのが当然でしょう。

まとめますと、単純に資金供給量を増やすことだけがハイパーインフレ発生の条件ではなく、物資の供給能力と比較して『過剰に』資金供給量を増やすことがハイパーインフレにつながります。つまり相対論です。そして平成日本では『過剰』にならない程度に資金供給量を増やすマージンは十分あります。


23. 2010年8月21日 11:49:52: L2ZIJKrA1A
まさにそこだよな
絶対に供給が増えないとか
通貨量を増やしだすと無制限で絶対に歯止めがきかなくなるとか
いろいろ勝手に俺前提を決めて否定する輩
>>20
400兆とかってのはちょっと眉唾だわ
今なら40兆位長期国債などの買いオペして名目物価上昇がプラスになるかならないかかな?

24. 2010年8月21日 18:56:10: kaXgCKbFh6
いきなり通貨発行権を行使して、100兆もばらまくとか、ありえないバカな試算だ。

とりあえず消費税減税して、その税収分(10兆円)を日銀に引き受けさせるだけでいい。 なんでこんな簡単な政策が誰もできないんだ。

銀行や企業に資本を投入しても、もう完全に労働者を搾取する構造(株主と収益構造の維持を最優先する)が出来上がってるから、消費者まで資本は降りていかない。日銀と銀行の間で国債をやり取りするだけじゃ景気はよくならない。

労働の対価が正当に支払われないから、消費者の購買力が下がっているのであり、金持ちへの増税が難しい現在の状況では、インフレによる通貨価値の目減りによって、相対的に大量の資本を持っている者から強制的に資本を奪うしかないのだ。

つまり金持ちが政治に影響力を行使する事により、適切に課税と再配分を行えなかった結果、価値の交換手段である通貨が特定の場所に集中し、交換機能が停滞するため不況となる。 

愚民化のせいでこんな単純な事も理解できない奴ばかりになったのか?


25. taked4700 2010年8月21日 19:15:23: 9XFNe/BiX575U: rkz36ijLqn
22さん、

確かに、供給量が増えないというのは、間違っていましたね。仰る通り、戦後すぐの日本のような状況下ではそういう仮定で正しくても、現在のような工業化が進んでいる社会では、供給量が増えることは大いにあり得ますね。

ところで、どういう場合に、供給量が増えるのでしょうか?

幾つか、思いつくままにあげてみますが、その仕組みがよく分かりません。

1.需要が増えた場合:しかし、需要が増えるとはどういうことか?普通の工業製品で、すでに普及しているものの場合、需要が増えるとは思えない。この夏、厚さでビールの消費量が増えていますが、こちらは、市中資金の増加とは一応関係がなさそうです。画期的な新商品、つまり、1980年ごろにウォークマンが発表された時のように、商品自体の魅力があったとき、需要が増えると思えるが、これも、資金の供給とは関係はない。もちろん、経済的に困っている人たちに資金が供給され、経済的な余裕が生まれた結果、様々な物資が買われることはあるでしょうが、これは、そんなに大きな規模にはならないように思えますし、継続的なものでもないでしょう。結局、人口増とか、世代の交代のようなことによって継続的な需要増大が起こるしかないような気がするのですが、どうでしょうか?

2.生産者側の都合によって増える場合:こちらは、少なくとも今の日本では今回の問題と結びつくように思えません。却って、デフレ傾向が強まる可能性が強い。

3.その他の場合:たとえば、産業構造が変わり、新規の産業によって、製品が新たに供給されていく場合。たとえば、産業革命などの時の石炭、石油などの供給と需要の関係がこれにあたるのかと思います。


26. taked4700 2010年8月21日 19:19:03: 9XFNe/BiX575U: rkz36ijLqn
24さん、

>いきなり通貨発行権を行使して、100兆もばらまくとか、ありえないバカな試算だ。

記事の投稿者です。自分の投稿は100兆円をばらまけという主張をしているわけではありません。たとえ100兆円をばらまいたとしても、ハイパーインフレになるだけでうまくないだろうという主張です。


27. 2010年8月21日 20:07:16: kaXgCKbFh6
>26
100兆円もいきなりばら撒くから失敗すんんじゃないか、多ければ多いほど良いとか単純な問題じゃない。

通貨が特定の場所に集中し、交換機能が停滞するのを防ぐためにやるんだから、時期、量、注入方法のを間違えれば逆効果でしょ。

尽く再配分政策に失敗してハイパーインフレが起こった場合でも、積み上げられた信用通貨をリセットし一定の再配分機能は果たすが。それが繰り返されると中間階級がどんどん減って行くので、結果的に富が一極に集中していく。



28. taked4700 2010年8月22日 02:47:07: 9XFNe/BiX575U: rkz36ijLqn
27さん、

>100兆円もいきなりばら撒くから失敗すんんじゃないか、多ければ多いほど良いとか単純な問題じゃない。

 確かにその通りです。自分の意図は、政府紙幣発行ができるから財政破綻はしないという意見が正しくないのではということを示すことでした。そしてそれに加えて、政府紙幣を低所得層へ配るべきだという主張への反論だったのです。そのため、投稿記事のような論理展開になったのです。

 政府紙幣発行も、国債の日銀直接引き受けも、または、赤字国債発行も、全ては究極的な意味では同じだと考えています。要は、そうやって得た資金で何をやるかという問題です。ベーシックインカムのような制度も必要なのかもしれませんが、自分は、日本の産業構造の変換こそが今現在最も必要なことだと思います。高齢化を迎えつつあるとき、いかに先端技術やロボット化ができても、加工貿易立国が今後もできていくとは思えないのです。

地熱発電を主にして、自然エネルギー開発を大規模にやり、それによって安価な自前のエネルギーを確保すれば、その上に、あまり豊かではないかもしれないが、そんなにあくせく働く必要のない、平和で安定した社会ができるのはと考えています。


29. 2010年8月25日 00:29:31: wymNOzCKLs
例え、100兆円をばらまいたとしても、今の日本でインフレになる確率はほとんど無いでしょう。
100兆円ばらまかれたら、借金をしている人借金を返済し、借金をしていない人は預金に回す、裕福なひとはあぶく銭が降ってきたので無駄な買い物をする。
誰も100円の価値しかない物を150円で買う人はいない。
インフレになるときは、「今買わないと明日には無くなるかもしれない、値上がりするかもしれない」という不安感が必要なのです。

国家が破産するとか言っている人がいますが、今のところ、日本国は財政破綻しても国家が破産することはありません。
日本は世界一の債権国です。
国家が破産というのは対外的に支払い不能になることです。
日本の財政状態は危機状態ですが、外国から見れば「日本という家庭内」のことです。
言ってみれば「ある家庭の親父が息子から多額の借金をしていて、返せなくなった」としても、隣の家の人にとっては借りている金を返すよう催促されないか、心配になるだけです。
もし日本が貸している金を取り立てようとしたら「その国が破産」するのです。


30. 2010年8月26日 01:51:52: IqDrSmvKOo
>日本は世界一の債権国です。

誰に対する?w
アメリカ様だw
回収不能w
そのアメリカ様は、デフォルトする気マンマンw

>日本という家庭内

宦官が使い倒して積み上げた債務と、日本国民個人の蓄えと、無関係ジャンw
まさか、帳消しになるとか思ってるの?w
うわ〜、さすが極東土人の野蛮国w
国民は、さっさと、資産防衛して逃げるべし。
日本の未来の世代のためにも、絶対に、クソ宦官どもの巻き上げから資産を守れ!w


31. 2010年8月26日 11:08:06: 7hFXN4krUY
>そのアメリカ様は、デフォルトする気マンマンw

アメリカが日本に対してデフォルトしようとしたら、「ハワイ」、「グアム」あたりと交換する。

>宦官が使い倒して積み上げた債務と、日本国民個人の蓄えと、無関係ジャンw
>まさか、帳消しになるとか思ってるの?w
>うわ〜、さすが極東土人の野蛮国w
>国民は、さっさと、資産防衛して逃げるべし。
>日本の未来の世代のためにも、絶対に、クソ宦官どもの巻き上げから資産を守れ!w

「宦官」て何?。小学生レベルの知能ですね。
外国から見たら、日本国が国民から借りた借金は国民のもの、日本国が持っている資産、債権も国民のものなのです。
隣の人から見れば、あなたの親父があなたから借りた借金はよそ様の家庭内のこと、あなたが持っている親父に対する債権もよそ様の家庭内のことなのです。
当然借りた親父にも責任はあるが、返せるかどうか判らない親父に貸したあなたにも責任がある。

それが民主主義国家の場合、有権者、即ち、国民に責任があるのです。
あなたは選挙にも行ったことがないでしょう。小学生には選挙権が無いので当然ですが、選挙権が行使出来るようになったら正しく行使して下さい。
「クソ宦官ども」などと言う言葉は正しく選挙権を行使していない「馬鹿」が、自分をそう呼んでいるのと同じ事です。

で、どこへ逃げるの。デフォルトしそうなアメリカ、それとも共産主義の中国、独裁国家の北朝鮮ですか?。


32. 2019年5月20日 11:34:57 : ZAMeZdG9dQ : Z2JmRTVuME5QRnc=[1] 報告
MMT議論のある前はこんな認識だったのか。

政府通貨発行なら、借金が増えることもないよね。
通貨の民主化が、世界中で叫ばれ始めてる。

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