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企業は安い労働力を使ってなるべく高く売る事によって利益を得る。
現在の市場の中心にはこの原理がある。
労働者は低賃金でこき使われ比較的高い商品を買わされる。
現在の日本では生活できない賃金にまで下げられている。
市場に任せているだけではこれは必然だ。
だから企業か国が労働者に分配しなければ死体の山が築かれる事になる。
消費が伸びない事によって市場全体が収縮し経済がマヒ状態になる。
血液が回らない人体のように。
市場原理主義というのはタコが自分の足を食べ始めてて最後に自分を丸々飲み込むかのような愚行なのだ。
自分の足を食べさせない為には外からエサを与える必要がある。
これが貧乏人に対するお金の給付なのだ。
給付された金は貧乏人の生活の為に使われるだろう。
交換が成立し市場は息を吹き返す。
市場は基本的にワンウェイなのであり、意図的に復路を作ってやらなければ循環しない。
貨幣はその為の手段に過ぎず貨幣を目的化して蓄積に励む事はフェティシズムであり自然を破壊してピラミッドを建てるがごとき愚行だ。
自然を破壊し続ける貨幣教という物神崇拝の幻想から逃走し自然と諸生物によって生かされる人間という生態系内存在としての人間に目覚めなければならない。
正に「自然に帰れ」だ。
人間の経済活動自体を自然の中に埋め込み直さなければならない。
人間の行動自体が自然破壊だというスウェーデン流の考えもあろうがまずは経済を人間の為のものにしなければならない。
現在の経済システムは人間の為ですらないのだ。
人間の為の経済が実現できればゆとりができた人間は生態系や自然そのものと調和した経済活動を実現しようと努力し始めるだろう。
少なくとも再分配を行い市場を適度に回転させて人間が救われるようにしなければならない。
再分配は市場の生命維持装置なのだ。
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