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8月13日5時25分配信 ロイター
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100813-00000618-reu-int
[タガンログ(ロシア) 12日 ロイター] ロシアのメドベージェフ大統領は12日、干ばつにより、現時点ですでに今年の穀物収穫高の4分の1が壊滅的な被害を受けていることを明らかにした。
ロシア南部を訪問している同大統領は、穀物生産者や取引業者との会合で「作付面積の4分の1の収穫が失われた」と述べた。ロシアの今年の穀物の作付面積の公式な推定は、4360万ヘクタール。
大統領はまた、「多くの地域で異常な事態となっている。農家の多くが破産の危機にひんしている」と語った。
記録的な猛暑が続くロシアでは、干ばつによる農作物への被害が広がっており、政府は今月15日から12月31日まで穀物の輸出禁止措置を発表。ただ、メドベージェフ大統領は、状況次第で輸出禁止措置が緩和される可能性があると述べた。
農業省のデータによると、ロシアは予定通り穀物輸出禁止措置を解除したとしても、7月1日から始まった今穀物年度にこれ以上の輸出はできない可能性がある。
同省は「6000万―6500万トンの収穫高では、輸出に回せるのは200万―450万トンとなる可能性がある」と説明している。160万トンが7月に輸出されており、15日に輸出禁止措置が実施されるまでの8月最初の2週間に最大120万トンがすでに輸出されている可能性がある。
気象当局者は、降水不足でロシアの欧州側で少なくとも来月まで冬蒔きが実施できないとの見通しを示している。冬蒔きはロシアの総穀物生産のほぼ4割を占め、政府の干ばつ対策を担当する委員会は13日の臨時会合でこの問題を協議する。
農家は春蒔き量を増やすことで部分的に収穫の埋め合わせができる可能性もあるが、アナリストは、干ばつの影響で来年に回す種子が不足するとの見方を示している。
大統領との会合では、ロシアの状況を受けて米国が穀物市場でシェアを拡大することを危惧する声が関係者から聞かれた。
大統領はこの件に関して発言を控えた。スクリンニク農相はロイターに対し「市場は市場だ。収穫状況から判断する。ロシアの状況は改善するかもしれない」と述べた。
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