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グローバリズムが蔓延する・・・アメリカが解体される
アメリカは解体するのか?
◆7月29日
嵐の前の静けさのような今の世界である。しかしこのブログで指摘してきたように、世界は今や最終ラウンドに突入しようとしている。金融資本主義の最後の鐘が鳴り始める時代に入っている。
その結果、世界最大の債務国であるアメリカは崩壊する、とポール・クレイグ・ロバーツ氏は見ている。彼は予言者ではないが、事態を詳細に分析すれば、そうなると判断したのであろう。アメリカの崩壊というテーマで、ロシアのパナリン教授も語っている。彼はアメリカ合衆国は結局、7つに分裂すると見ている。
いずれにしても、グローバリズムという魔物がアメリカのみならず、世界全体を解体している、と言っていいかもしれない。これは人間社会だけではなく、たとえば、日本などでも外来種の存在が、日本の生態系を破壊していることが指摘されているように、ある一定の枠内で出来上がっているシステムの枠が取り払われることで、全体のシステムが崩壊する、という例なのだ。
ということは、逆に言えば、生き残りのためには、ローカルな枠組みを作って、そこで一番適切な生き方を伸張させる、という方式が必要なのだ。砂漠の国は森林豊かな国と生き方が違うのは当然なのだ。だからこそ、そのローカル性を洗い流すような可能性のあるものは、取り扱いを慎重にしなければならない。
グローバリズムというのは、たとえば、「規制撤廃」、という言葉によっても表されてきた。しかし規制は必要なのだ。その規制があればこそ、そのローカル性が保持され、存続が保証されるのだから。規制を撤廃すれば、悪貨が良貨を駆逐することになろう。有毒債権という言葉に示されるように、有毒なものを規制するのは、当たり前なのだ。
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●グローバリズムが蔓延する・・・アメリカが解体される
2017年、軍閥がアメリカを支配する
http://www.globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=20302
【7月28日 by Paul Craig Roberts】
最初の閥が地方の警察で組織された。20世紀後半、保守派の、犯罪に対する戦争と、21世紀の最初の10年のブッシュ・オバマのテロとの戦争は、警察組織を軍閥化させ奇妙なものにしてしまった。
社会が崩壊する中、警察は軍閥となる。州警察は分裂し、公務員は自分たちの地方の共同体の権力組織に組み込まれていく。新しく形成されたグループは警察の親族や友人らを組み入れて拡大していく。
悪化する経済的不況で、連邦政府の負債が紙幣を印刷して凌ぐ以外方法がないほど巨大になったことが、債権者に明らかになった時点で、準備通貨としてのドルは2012年には崩壊しているだろう。
ドルが解体されると同時に、輸入価格は急騰する。アメリカ人は外国産品を買えなくなるため、アメリカ市場でオフショアを提供している多国籍企業は破綻し、政府の収益基盤を更に損なう。
政府は請求書の支払いのため紙幣を印刷せざるを得なくなるが、それは国内での商品価格の急騰をもたらす。ハイパー・インフレーションに直面し、米政府は社会保障とメディケアを終了させ、個人年金の残りを没収するようになる。これは1年間の休息を与えるが、その後は没収できるようなものがないので、紙幣の印刷とハイパー・インフレーションが再び始まる。
政府がハイパー・インフレに対し価格固定策で対処しようとし、全ての売買はアメリカの紙幣で行われるべきとする指令をだすため、食料品の組織化された配送が崩壊する。商品の価格が上がり、紙幣の価値が減少する中、商売は滞り、店から商品が姿を消すようになる。
ソビエト・ロシアの時代、戦時共産主義の期間中、レーニンが行ったのでアメリカはそれに応じた。政府は商品を没収し人民に配分するために軍を送った。将来のための生産意欲が減少するので、これはストックがなくなるまでの一時的な措置である。没収された多くのストックは商品を押収した軍の所有物となる。
地方の軍閥が保護する中、商品は再び市場に出回るようになる。取引はバーター方式、金、銀、銅コインで行われる。
その他のグループは食料品、金塊、銃、弾薬のストックを持つ家族や個人同士で組織化される。グループの力量の違いにバランスをもたらすよう表面的な同盟関係が生まれる。裏切り行為があるため、忠誠心が生き残りのための必要な条件となる。
商品が地方のテリトリーを通過する際に地方の民兵組織が流通に税をかけるので、大規模な食糧その他の製品の生産はなされなくなる。政府は国内の石油生産と精製を掌握するが、政府のガソリンは、軍閥のテリトリーを安全に通過するために税をとられるようになる。
海外の米軍基地にいる殆どの軍は破棄される。彼らの物資のストックが無くなるので、失職した兵士達は自分たちが戦ってきた者たちと同盟関係に入らざるを得なくなる。
米政府は自分達の存続がますます困難になりつつあることを自覚するようになる。自分のコントロールが利かなくなるので、政府は核攻撃で脅すことで受け取ってきた外国からの貢物の安定的な供給を確保することができなくなる。徐々に他の核保有国は、アメリカの唯一の標的はワシントンであることを理解するようになる。抜け目のない者は、首都だった町から抜け出すようになる。
ローマが帝国になりだした時、ローマの通貨は金と銀の硬貨であった。ローマは効率的な施設でよく組織されていて、辺境に軍を出す能力があった。それで作戦を継続することができた。ローマ時代の世界を独占していた。
アメリカは傲慢になって海外にまで広がる帝国を目指した。この冒険はアメリカの製造業、工業、専門職のオフショア化と重なり、政府の税収源の減少、大規模な財政赤字と貿易赤字の生来、法定通貨の価値の下落、外国の債権者と傀儡師(くぐつし)にアメリカが依存する度合いと対応していた。
ローマ帝国は数世紀は存続したが、アメリカ帝国は一夜で崩壊した。
ローマの腐敗は、敵勢力の力になった。そして西ローマ帝国は倒された。
政府が民衆を代表しなくなった時、そして民間の寡頭勢力の道具と化した時、アメリカの崩壊が生じたのだ。多数者のためのもてあます義務を犠牲にして少数者のための短期の利益のために決定がなされた。義務に応えられないので、政府は崩壊する。グローバリズムは自らのコースを進んだ。各地で新しい生き方が始まっている。
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2010/07/29 (Thu) 経済
(新世紀人コメント)
なかなか示唆に富む評論だ。この様に推移するかどうかはわからないが大いに参考になることは確かだ。
オバマ政権の現場の者達、例えばヒラリーやゲーツは大局に対処する地位にはいない。
従って今現在の米帝国を維持する為に必死の対外工作と対外戦争に励んでいるのであろう。
オバマ自身は”顔”であって、顔を世界と国内に向かって売っておればそれで役割は十分に果たした事になる筈だ。
参考投稿↓
さあ、もう一息です。 (属国離脱への道)
http://www.asyura2.com/10/senkyo91/msg/557.html
投稿者 新世紀人 日時 2010 年 7 月 29 日 19:23:31: uj2zhYZWUUp16
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