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(回答先: 未来永劫に続く負のスパイラル「富裕者天国」と「貧困者地獄」 投稿者 gikou89 日時 2010 年 7 月 22 日 01:25:06)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0720&f=business_0720_060.shtml
日本財務省が公表した最新の統計によると、中国が5月に新規購入した日本国債は7352億円で、史上最高額を更新した。この数字は今年1月から4月までの合計(5410億円)をも上回っている。そしてこの四カ月の間の購入額も、2005年通年の購入額の2倍以上の数字なのである。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。
ヨーロッパ発の債務危機がぽっ発した5月、中国は以前にも増して日本国債の購入に注力し、2010年1月から5月までの5カ月間で日本国債の新規購入は1兆2700億円を超える規模となった。
時事問題評論家の時寒氷氏は『21世紀経済報道』誌で発表した記事の中で、この額が中国の購入した日本国債のすべてを表すわけではないと指摘する。
日本公表の数字は取引発生国のみを考慮したものだからということだが、これについては英『フィナンシャル・タイムズ』が次のような例を挙げて説明している。もしも中国の投資家がロンドンの某ブローカーを介して日本国債を買ったなら、その取引はイギリス名義として記録される。中国による日本国債購入額は先の数字よりもさらに大きい可能性が高いのである。
同記事では、日本国債の危険性はアメリカやヨーロッパの国債のそれよりも遥かに大きいとされており、「世界の先進国の中でもっとも危険だ」とまで酷評されている。
日本の債務はいわゆる巨大な弾薬庫であり、状況はヨーロッパ諸国よりもはるかに深刻である。政府負債はGDPの60%以下が安全の目安だと国際的には考えられているが、IMFやS&P、スタンダードチャータード銀行の統計によると、現在の日本政府の負債はGDPの214.3%に達しており、ギリシャの120%を優に超えている。公認の安全ラインを2倍以上超えているのである。実際、S&Pによる日本国債の格付けは今年1月に引き下げられている。
日本の財政危機は今すぐにでも勃発しえる。ウォール街の投資家たちはその時機を待っているだけなのである。こんなときに中国が興味津々の様子で「火中」に飛び込んでおり、狩猟者にとって格好の的となることは言うまでもない。
海外の為替研究家からは、中国による日本国債への需要が、最近の円高をか推し進めている要素のひとつとなっている可能性が指摘されている。今年の初めからユーロに対して日本円が累計で20%以上円高へ動いたことへの分析である。
日本は中国にとってもっとも重要な貿易相手であることを考えて、中国が自国の輸出の都合でこのように日本円を引き上げているのだとしたら、まったく愚か極まりない行動だと言わざるをえない。なぜなら第一に、そのような要因による推進力は非常に小さいからである(日本国債の主要な保持者は日本国内の投資家であり、市場への影響は極めて限られる)。
第二に、国際投機家たちがひとたび攻撃を始めたら、債務危機の渦中にあるユーロよりもさらに速く日本円は下落するに違いない。この攻撃は、実際に行われるか行われないかという問題ではなく、いつ始まるかの問題である。(編集担当:米原裕子)
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