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景気減速のシグナルを意味する5月の鉱工業生産(KlugView)
2010/06/30 (水) 10:18
5月の鉱工業生産は、前月比0.1%低下と、3カ月ぶりの低下となりました。輸出の伸び悩みで輸送機械が落ち込んだことが指数全体の低迷につながりました。ただ、先行きの生産予測指数は、6月が前月比0.4%の上昇、7月も1.0%の上昇となっており、指標の発表もとである経済産業省は、基調判断を「生産は持ち直しの動きで推移している」に据え置いています。
ただ、注意が必要なのは、在庫の減少ペースが落ち着いていることです。鉱工業生産と同時に発表される在庫指数は、前月比2.0%の上昇となり、09年5月以来の水準に高まっています。
一般に、在庫水準が高まれば、企業は生産活動を抑制する傾向にあります。
これまで日本の鉱工業生産が、急ピッチで回復してきたのは、単に出荷(需要)が強まっただけでなく、大きく減らしてきた在庫を積み増す動きがあったためといわれています。仮に、出荷の伸びが、現状と同じ程度であったとしても、在庫を積み増す動きがなくなれば、生産が抑制されると考えるのは自然です。
鉱工業生産は、景気との連動性が強いことで知られています。このため、鉱工業生産の伸びが弱まるようであれば、日本の景気回復の勢いも弱まることが予想されます。新興国向けの輸出は、今後も増加が見込まれるなど、外部環境が悪化する兆しはないとはいえ、今年後半の日本景気の行方については、少し警戒感を持ったほうがよいように思われます。
村田雅志(むらた・まさし)
●●●●●●●●●●今日のクイズ●●●●●●●●●●
2010年5月の在庫指数の伸びはどれくらい?
●●●●●●●●●●クイズの答え●●●●●●●●●●
前月比0.2%の上昇
http://www.gci-klug.jp/klugview/2010/06/30/009860.php
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