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2,000億ドル規模の新しい市場が誕生かスマートシティとは何か?都市を効率化する3つのIT--米IDC リック・ニコルソ
http://www.asyura2.com/10/hasan68/msg/641.html
投稿者 gikou89 日時 2010 年 6 月 15 日 23:23:35: xbuVR8gI6Txyk
 

(回答先: 続発する施工トラブル、「太陽光」普及に冷や水 投稿者 gikou89 日時 2010 年 6 月 15 日 23:20:16)

http://www.sbbit.jp/article/cont1/21729

2,000億ドル規模の新しい市場が誕生か

スマートシティとは何か?都市を効率化する3つのIT--米IDC リック・ニコルソン氏

昨年、米オバマ大統領が多額の投資を行うと発表して話題になったスマートグリッドだが、ここにきて都市を丸ごとスマート化する「スマートシティ」構想が注目され、日本を含めた一部の国で実証実験もスタートしている。この「スマートシティ」とは何なのだろうか。早くからこの分野を注目している米IDC Energy Insightsのバイスプレジデント、リック・ニコルソン氏は、グローバルで2,000億ドル規模、日本だけでも7,000億円から1兆円規模のビジネスになると指摘する。今回、ニコルソン氏に単独インタビューを行い、スマートシティの概要と必要となる3つのITの構成技術、日本企業がこの分野で発揮できる強み、CIOがウォッチしておくべき課題などについて語っていただいた。

21世紀は「都市(シティ)」の時代

みなさんは、すでにスマートグリッドという言葉はご存知かと思います(参考リンク:スマートグリッドとは何か)。電力の安定供給や効率的な発電、需要予測を含んだインテリジェントな売電、そして各家庭に配備される双方向通信可能な電力計(スマートメータ―)。これらは、スマートグリッドを代表するキーワードですが、日本の企業が最初にスマートグリッドの話を聞いたとき、スマートメータ―以外は、すでに日本の電力会社が独自に実現している機能ばかりで、日本での意味やビジネスが見えにくいというのが率直な感想だったのではないでしょうか。日本は、欧米ほど頻繁に電圧が下がったり停電したりしないでしょう。

 しかし、「スマートシティ」といった場合、それがカバーする範囲は電力だけでなく生活基盤そのものということになります。元デンバー市長、ウェリントン・ウェッブ氏の言葉を借りれば、19世紀は帝国、20世紀は国家、21世紀は都市(シティ)の時代ということになります。都市を構成するのは市民です。市民は生活をしながらさまざまな経済活動(ビジネス)を展開しています。その生活やビジネスを支えるのが、電気(エネルギー)、水、通信、交通、建物、行政サービスなどのインフラです。

 スマートシティとは、これらの生活インフラ全体を垂直統合して、より効率的な都市のあり方を実現するというものです。これによって、都市の持続的成長を促し、市場や雇用を創出します。また、エネルギー政策や環境問題などに対応するとともに、こうしたことを主導する各国の施策と協調すれば、プロジェクトの支援や補助金なども期待できます。


スマートシティに必須の3つのIT


スマートシティにITは欠かせません。中でも、私が重要だと考えるITの要素は大きく分けて3つあります。

 第1の技術は「インテリジェントデバイス」です。スマートフォンやスマートメータ―などが代表ですが、これらに限らず、車載型の情報端末やデジタルサイネージなども含む双方向のセンサーやテレメトリー機能を持つデバイスのことです。個々のデバイスや通信方式は斬新なものではありませんが、スマートシティにおいては、自治体や事業者とエンドポイントである市民や家庭をつなぐインターフェイスの役目を果たします。端末数としても、引き続き増加を続けていきます(図1)http://www.sbbit.jp/article/cont1/21729

第2の技術は、「ブロードバンド回線ネットワーク」です。このネットワークに求められるのは、リアルタイム性です。これは非常に重要な要素で、スタティックな情報を管理するデータベースにアクセスするようなトランザクション型の通信では、社会インフラをつなぐバックボーンとして、あるいはエンドポイントをつなぐラストワンマイルのアクセスネットワークとして不十分です。コスト面では、インターネットの利用も有力ですが、セキュリティやリアルタイム性を考えると、新しいネットワークの仕組みも必要になるかもしれません。

 そして、第3の技術は、リアルタイムの「データを処理、解析する技術」と、大量のデータを関係づける「ソーシャルメディア」でしょう。解析技術は、それぞれの業界が培ってきたノウハウや手法がベースとなりますが、各エンドポイントが市民と密着するスマートシティでは、ソーシャルネットワークを利用したデータの収集やモニタリングも欠かせない要素になるはずです。

 スマートシティでは、漠然とIT化するということではなく、こうした3つの技術や戦略を明確に使い分けることになります。

続く http://www.sbbit.jp/article/cont1/21729?page=2   

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