★阿修羅♪ > 経世済民68 > 268.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
新貸出制度 日銀の仕事ではない
http://www.asyura2.com/10/hasan68/msg/268.html
投稿者 gikou89 日時 2010 年 5 月 25 日 09:12:47: xbuVR8gI6Txyk
 

http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2010052502000034.html

日銀が「成長基盤強化の支援」をうたい文句に新しい貸出制度の創設に動いている。中央銀行が政策金融機関のような仕事に踏み込むのは間違いだ。金融緩和を避けるための口実にしたいのか。

 この貸出制度は、白川方明総裁が四月三十日の会見で「成長基盤強化の観点から民間金融機関の取り組みを資金供給面で支援する」と述べて検討が始まった。

 その後の金融政策決定会合で貸付金利は無担保コールレートの誘導目標水準(現在0・1%)、期間は一年(借り換えあり)などと概要が固まった。

 民間企業に直接融資するわけではなく、成長分野に投融資する金融機関に日銀が有利な条件で貸し出す。いわば「成長産業に貸すなら優遇しますよ」と日銀が銀行に誘い水を向ける仕組みだ。

 一見、もっともらしい政策に見えるが、疑問点が多い。

 白川総裁は「技術革新を促すような研究開発や科学技術の振興、成長分野として期待される環境・エネルギー事業」などと対象となる分野を具体的に挙げた。

 成長産業育成をめざして有利な条件で投融資するのは本来、日本政策投資銀行のような政策金融機関の役割である。途中に銀行を介在させているとはいえ、中央銀行がなぜ乗り出すのか。

 銀行が「成長基盤強化に役立つ」と言ったからといって、その通りかどうか日銀が適切に判断できるとは限らない。なにが成長基盤強化になるのか、本当のところは政府でさえ分からないのだ。形だけの基準を設けてみても結局、貸すかどうかは日銀の裁量に委ねられてしまうだろう。

 どんな企業や産業が経済成長をもたらすのか、市場が判断する。需要があれば伸びるし、なければ衰退する。それが自由経済である。間接的にであれ産業を特定して資金を貸し出すのは、法で定められた日銀の役割を逸脱している可能性さえあるのではないか。

 日銀がこのタイミングで、かつての「産業金融」のような仕事に乗り出したのは鳩山由紀夫政権が成長戦略の策定を急いでいることと無関係ではない。

 民主党内では、デフレ克服のために日銀が物価安定目標を採用すべきだという意見が強まっている。政府が日銀に物価安定目標の導入を求める前に、先手を打って鳩山政権の成長戦略を手助けしようとしたようにも見える。

 日銀は妙な政策を考えるより、デフレ克服に専念すべきだ。
 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2010年5月25日 09:57:20: eJpJR4SFmM
日銀にデフレ脱却の責任を押し付けることは間違っている。

だからこんな本来政府の仕事にまで日銀が出なければならなくなってしまう。
結果、通貨価値の維持という本来の日銀の役割が果たせなくなる。

日銀にデフレ脱却の責任があると言っている人は具体的に日銀のやる政策を言うべきだ。

民間の貸し出しが伸びない理由が、金利が高いとか、銀行にお金がないとか言うなら日銀に責任があるが、現実はそうではない。
金利は十分低いし、銀行も余剰資金をもてあましている。

ただ単に通貨を供給しろというのではなく、どういう政策で通貨を供給するのか言うべきだ。
そして、その通貨供給がどうやって貸し出し増に結びつくか言うべきだ。

それを言わずして、とにかく日銀に責任を押し付けているのは、単に財政支出を嫌がっているだけである。

財政赤字は悪であるという固定観念に染まっているだけである。

デフレ脱却には、需要を増やす減税などの政策が必要なのである。

それは政府の仕事である。


02. 2010年5月25日 10:09:28: XvhvEOvvi2
>ただ単に通貨を供給しろというのではなく、どういう政策で通貨を供給するのか言うべきだ。

ベーシックインカム


03. 2010年5月25日 10:14:33: eJpJR4SFmM
>>02さんへ

ベーシックインカムに賛成はできないが、そうだとしても、それは政府の仕事です。


04. hou 2010年5月25日 22:22:51: HWYlsG4gs5FRk: c9PR7Em2y2

>>01

物価の安定が日銀の仕事 彼らはそれすらできていない

日銀へ責任を追及しないという方が可笑しい。


消費者物価指数:13カ月連続で下落 3月


全国消費者物価指数の推移 ※前年度比、生鮮食品を除く
 総務省が30日発表した3月の全国消費者物価指数(05年=100、生鮮食品を除く総合)は、前年同月比1.2%下落の99.5と、13カ月連続で下落した。下落幅は2月と同じだった。

 下落幅が大きかったのは、薄型テレビやパソコンなどの教養娯楽用耐久財(21.6%下落)▽エアコンなどの家庭用耐久財(10.5%下落)▽電気代(9.0%下落)など。一方、原油高の影響でガソリン価格も含めた自動車等関係費は3.6%上昇した。

 同時に発表された全国の09年度平均の指数は、前年度比1.6%下落の100.0と、年度ベースで5年ぶりに下落。下落幅は比較可能な71年度以降で最大だった。

 一方、先行指標となる東京都区部の4月の消費者物価指数(中旬速報値)は、前年同月比1.9%下落の98.8。4月から実施された高校授業料の無償化が影響し、下落幅は前月より0.1ポイント拡大した。【久田宏】


>> 01 の主張が正しいとすると

小宮さん(元東京大学経済学部部長)が主張した
「銀行のん貸し進みを引き起こしたのは、日銀の銀行への貸し進みであった。したがって、高インフレ
をもたらしのは日銀である」 

この主張はどうなる?

確かに 緩やかなデフレと不良債権処理は、日本の生産性を劇的に上げたという
一定の効果は 認めよう しかし、 それが庶民生活レベルまで影響をあたえる
消費者物価指数を1997年から2005年までのあいだ 0%を容認した
日銀の責任は、追求するべきである。


05. 2010年5月26日 07:04:46: eJpJR4SFmM
04

だから、日銀にどういう政策をしろと言ってておられるのですか。
 漠然と目標を言っているのではなく、買いオペであるとか、政策金利の低め誘導とか、目標を実現させるための具体的な政策は何かということです。
 
そもそも
銀行にお金が足りなくて、企業に貸せないのですか。
金利が高くて企業が借りないのですか。

そうであるなら日銀の出番ですが、そうではなくて
消費需要がないから、企業が設備投資しない。
のではないですか。

消費需要を増やすのは政府の役割です。
減税するとか
医療費などの負担を下げるとか
です。


06. hou 2010年5月26日 21:40:33: HWYlsG4gs5FRk: OQ4LYRPga2
05
あなたもご存知のはずだが

インフレ目標政策である


07. 2010年5月26日 22:03:36: eJpJR4SFmM
>>06さんへ

だからどうやって日銀がインフレにするのですか。

その政策手段はなんですか。

金利はほとんどゼロ。これ以上下げても意味はない。
銀行にはお金が余っているので買いオペも効果がない。

インフレにするために日銀にどんな手段があるのか、日銀に教えてあげてください。

財政政策なら、100万円づつ配ったり、無駄でもなんでも公共事業をしたりとできます。(もちろんそんな使い方いいと思っていません。)


08. hou 2010年5月26日 22:23:23: HWYlsG4gs5FRk: OQ4LYRPga2
>>07

ある程度ご存知のようなご様子なので 説明は飛ばします。

日銀当座預金と現金(マネタリーベース)をどうやって増やすかという問いに

あなたならどのように答えますか?


09. 2010年5月26日 23:07:50: eJpJR4SFmM
>>08さんへ

だから、消費需要がないから民間が借りないので民間の信用創造がない。
そういった状態のときに、市中に出回るお金は増えません。
いくら日銀が金利をゼロにして買いオペして銀行の日銀当座預金の残高を増やしても、それが貸し出しに回らない限り、市中に出回るお金マネタリーベースは増えません。

例え無理やり押し込んだとしても消費需要がない限り、お金は使われません。

そういうときに日銀に何ができるのですかと聞いています。


10. hou 2010年5月26日 23:18:56: HWYlsG4gs5FRk: OQ4LYRPga2
>>09

すいません 回りくどかったですね

FRBがマネタリーベースを増加させた手段ですが

1 CPや資産担CPの買い入れ

2 学生ローン 自動車ローン クレジットカード ローンの買い入れ
  中小企業庁によって保証されたローン

3 長期債の買い入れ 住宅ローン担保証券および長期国債の買い入れです

 FRBはこのような各種 手段を用いて 資金を140%のマネタリーベースを供給しました

これが理解できたら つぎは銀行側で見てみたいと思います
JPMが 今年出した 株主総会の資料中にあったとおもいましたので探して見ます

あと もちろん 株価にも 両国の違いがでていますので そちらも提示できればとおもいます
時間がかかりそうですが


11. 2010年5月27日 03:25:48: A13TtQ2Nsg

安心してお金を使える状況にする。 ⇒ それにはベーシックインカム ⇒ 消費拡大に繋がる。お金が広く薄く廻り始める。こうして景気は回復基調になる。

今までのような銀行を通しての金融政策 ⇒ 優良企業にだけ貸し出し ⇒ 投機的資金になり易い ⇒ インフレ・投機・一部の人のみの政策 貧困層は救われない ⇒ 一般大衆の消費行動に繋がらない ⇒ デフレ脱却は難しい。

ベーシックインカムの良い処は無駄な行政組織や年金・生活保護・失業保険その他多くの救済制度が不要となるか、大幅に削減され、公正・公明・効率的になる。
生活基盤が安定することで、将来の不安がなくなり、安心して結婚や子供を生み育て元気な社会の創造に繋がる。

日銀は、ベーシックインカム実施に際し、政府に協力しバックアップすることである。


12. 2010年5月27日 10:18:10: eJpJR4SFmM
>>10さんへ

結局銀行に資金を供給しているだけです。

これは銀行が不良債権を抱えて、貸し出すお金がない場合には、有効です。

そうでない場合には、銀行から民間への貸し出しを伸ばすことには役立っていません。

企業が借りたいと思うようにすることが先です。

企業が借りたいと思っていないのにいくら銀行にお金を供給しても無駄です。

企業が借りたいと思うのは、売上が増えると思うからです。
それは、日銀ではなく政府の仕事です。


13. hou 2010年5月27日 22:25:00: HWYlsG4gs5FRk: 6Uql9j5OQs
>>12


また そこに 戻るのですか? 

分かっているのか 分かっていないのか それとも そのように考えているだけなのか分かりませんが

それでは 先に話をすすめません

企業が投資したい環境というのは

基本 物価が上昇して 借りたい衝動ができるからです

デフレ下でお金を借りたいと思う企業は 皆無です 

物価の安定こそ 中央銀行の役割で 物価が値上がりするから 金利を返せるのです

日本の中央銀行のオペレーションではインタ−バンク マネー マーケットに依存しすぎており

かなり高い格付け 信用の高い国債を中心に入札しているため

いくら、お金を供給しても その間をグルグルしているといっているのです

だから FRBのように 直接金融市場に乗り込んで 物価の安定を支えなくてはいけないのです

イギリスでは、インフレターゲィング 2%というのが イングランド銀行のHPのトップに

目標が掲げられています。 これこそ 中央銀行の貨幣重視政策であり インフレを制御する

役割と、デフレに陥らないように 責任と説明の明確化を施しているのです。

あまり 理解してもらえないようなので 期待はしていませんが  次の返事は6月1日くらいになりそうです


14. 2010年5月27日 22:39:55: eJpJR4SFmM
インフレを抑制するインフレターゲットとデフレから脱却するインフレターゲットは違う。

まさか銀行にお金を供給すればインフレになるとでも思っているのではないでしょうが。

あなたからは具体策はいつまでたっても言ってもらえません。


15. 2010年5月27日 22:55:27: 5Z7vimm6Lk
金融危機後に他の先進国の銀行と日銀とで増やしたマネーの量
比べると明らかに日銀は金を供給してないか分かるだろうが
日銀がきちんとした金融政策をやっていないことが一般に知れ渡るまで何年かかるのか

まずデフレ脱却、そうしないと財政危機問題の解決の道筋すら見えないし
産業の調整すら進まない。
年寄りにはデフレのままだと年金も破綻に突き進むのみだということを言っておこう。

説明と責任については、まず雇用の最大化の義務を負わせるべきだと思う。
そして政策スタンスについての国民への開示。

あと提案だが人事権について、総裁人事は選挙ごとに承認を得なければいけないようにすると言うのはどうか?
これは官僚にも言えることだけど、自分達の生活を左右する中央銀行の人事について国民が参与できないなんておかしいと思うし。


16. hou 2010年5月27日 23:04:52: HWYlsG4gs5FRk: 6Uql9j5OQs
>>14 直接金融市場と言っています 

お早い 返事ありがとう

>>15 激しく同意です


17. 2010年5月27日 23:09:34: 5Z7vimm6Lk
(方策)日銀が長期国債の買いオペの額を増額する

企業はデフレで実質金利が高くて資金が借りずらいが需要自体はある
そうした需要を飲みこむまで金を供給し続けることだ
もっとも昭和恐慌時に同じような政策を行った時には
まず資金余剰の企業が生産を拡大しそれに他の企業も追随し、インフレ期待が
高まったころにやっと銀行は貸し出しを増やし始めたそうな
日銀がデフレから脱却する!と政策転換するだけでずいぶん違うと思うぞ


18. hou 2010年5月27日 23:30:47: HWYlsG4gs5FRk: 6Uql9j5OQs
>> 17 すばらしいです  大変よく勉強されている

そうですね 関東大震災の時もかなりの経済不況に見舞われたが

日本銀行震災手形損失補償令というのを行ったときの景気回復は凄まじい物があった

しかし、市場が整備されていなかったため東京渡辺銀行などの問題に後々発展しますが

でも、中央銀行が直接金融に関わる事は莫大なエネルギーが出せるということがここからも

理解できます。 まず 物価の引き上げ 金利が取れる融資です

この際 市場の熟成度と完成度が必要になります 

日本はある意味デフレでこの2つが20年前より増している 実質GDPは伸びているのです。

ある意味、かなりいい時期に来ている気がします。あとは中央銀行の態度ひとつです
  


19. 2010年5月28日 17:37:56: eJpJR4SFmM
直性金融市場って、今でも十分しているし、そんもそもこの本稿は、そういった貸し出しは日銀の仕事ではないと言うところから始まっています。

そういった貸し出しは本来政府の仕事であるということです。

サラ金の貸し出しまで日銀が買い取れっていうのでしょうか。
中小企業の不良債権も日銀に引き受けろというのでしょうか。

それらが必要なら、そういったシステムを作るのも政府の役割ではないでしょうか。

国債の買いオペしても、銀行にお金がとどまったままになっているのにどうして貸し出しが増えるのか、それで増えないから本稿のような日銀貸し出しが考えられたのではないですか。

何度も言うようですが、銀行にお金を押しこめば解決するということではないということです。

悪いのは日銀ではなく、政府です。


20. 2010年5月28日 19:26:52: Pqpt8l8yek
なんで両極端なんだろうか
日銀も政府も財務省みんな悪いんだよ
でも日銀擁護派とかって産業自滅とそれによる自殺者生産を行ってきたことについては無視だもの、天井から喋ってる気がするね
これだけ長期間デフレでその痛みは主に若者に集中したよ
自殺するのは倒産・リストラの中高年が多いけど
ただまた10年停滞が続くようだと、氷河期を生き延びた若い衆の集団自殺が始まるかも

21. hou 2010年6月01日 20:16:00: HWYlsG4gs5FRk: 8xTOJiLw86
>>19 また 戻りますね

    デフレを無くすには 中央銀行の物価コントロールが必要で
    そのためには、そういう事をしないと戻らないのです
    
    デフレ追放は 日本政府だけでは動かせません
    物価の上昇は、中央銀行抜きではできません

    普通銀行 ⇒ 国債 
    中央銀行 ⇒ 国債

    普通銀行 ⇒ 通常融資
    中央銀行 ⇒ 国債 直接引き受け & 格付け クラス B債の取得
           
>>20 おっしゃるとおり
     


  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
 コメントの2重投稿は禁止です。  URL紹介はタイトル必須
ペンネームの新規作成はこちら←
フォローアップ:

このページに返信するときは、このボタンを押してください。投稿フォームが開きます。

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 経世済民68掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 経世済民68掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧