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GDPからみた日本経済の景色 http://www.asyura2.com/10/hasan68/msg/136.html
(回答先: オーストリア造幣局の金販売急増−ギリシャ危機で「パニック的買い」 投稿者 gikou89 日時 2010 年 5 月 17 日 12:03:13) 来週20日に2010年1─3月期国内総生産(GDP)の1次速報が発表される。来週は、このGDPを材料に多くの見方がマーケットを交錯するだろう。その前に景気に関するイメージトレーニングをしておくのはどうだろうか。 ロイターの調査によると、民間調査機関の予測値の平均は、前期比・年率でプラス5.4%とかなり高い。主因は、好調なアジア経済に支えられた輸出と予想外に堅調な消費、動き出してきた国内での設備投資だ。 特に各調査機関とも、個人消費が伸びたとみている。その要因分析はいろいろだが、一口に言えば「お父さんの勤める会社の倒産や、お父さんのリストラの可能性が減ったと感じられ、お母さんの財布のひもが緩んできた」ということらしい。エコノミスト流の表現では「節約疲れ」とも言われている。 設備投資に関しても、海外への流出危機が指摘されてきたが、ここにきて国内での動きも出てきているようだ。大手ゼネコンの決算会見でも、設備投資の上向きで受注が増えそうだとのコメントも出てきている。 調査機関の中には、次の4─6月期の失速を心配する声も出ているが、4─6月期もこのまま堅調に推移する可能性が高まっている兆しも出ている。 鉱工業生産の予測値ベースで見ると、6月の生産を前期比横ばいと仮定した場合、大きく伸びた1─3月期よりもさらに3.5%程度、上に行く計算になる。 最近の雇用者所得の動向から勘案すると、4─6月期に個人消費が大きく落ち込む様子もない。とすると、4─6月期においても内需と外需の双方が好調で、3%台の成長を達成する展開が予想できる。 ギリシャ問題やそこから波及が懸念される欧州の金融問題が、何かのきっかけで急速に悪化すれば、金融面から実体経済を圧迫することになるリスクは残されている。 ただ、欧州連合(EU)や欧州中銀(ECB)などが繰り出した対応策で、当面の危機は小康状態で乗り切れるとすれば、少なくとも9月ぐらいまでは、アジア経済の成長の恩恵を受けて、日本経済が多くの人々の予想よりも高い成長を達成する可能性も出てきたように思う。 米国と違って、日本では悲観的見通しが楽観的見通しを駆逐する傾向にあるが、今年前半を見た場合、みなさんは悲観派と楽観派のどちらに軍配を上げるだろうか。また、10月以降の見通しも聞いてみたい
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