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労働者の最強の武器「転職の自由」を行使しよう http://www.asyura2.com/10/hasan68/msg/126.html
(回答先: 来ないiPad 個人輸入、届けば中身カラッポ 投稿者 gikou89 日時 2010 年 5 月 16 日 15:16:31) http://www.j-cast.com/kaisha/2010/05/11066157.html うちの近所には、業界首位から実質債務超過と呼ばれる企業まで、コンビニ各社がほぼ出そろっている。会社の経営状況はさまざまだが、スタッフ募集の張り紙を見ると、バイトの時給は全社とも同じである。「そんなの当たり前じゃないか」と思う人もいるかもしれないが、そうなる理由を考えてみると面白い。 >>29歳の働く君へ・記事一覧 雇用の流動性が低いから生じる「格差」 「うちは経営苦しいから時給700円ね!」 要するに「この地域でレジを打つ」という仕事に対して、市場価格が形成されているわけだ。これが職務給である。勤めている企業も、年齢も性別も関係ない。労働組合を作って交渉しても、あまり賃上げしてもらえる余地はないが、逆に必要以上に搾取されるリスクもない。 一方、社内で閉じてしまっている一般的な日本企業だと、こうはいかない。こっちの世界では同じような仕事をしていても、給料は会社の規模、年齢、性別、学歴によって大きく異なる。 大手と中小だと倍くらい違うし、同じ会社の中でも20代と50代だと倍以上の差はある。男女間の賃金格差は先進国中、最大だ。市場価格が成立していないため、こんなおかしな事態になるわけだ。 余計な規制さえなければ、コンビニ店員のように職務給となるのが自然だ。「やっている仕事の値段がわからない」という現状は異常である。 サービス残業も「閉じた世界」の副産物 他にも、サービス残業、パワハラ、セクハラなども、すべて閉じた組織の副産物である。事実上、人生を会社に丸投げするわけだから、なかには、「会社の生命は永遠です。その永遠のために、私たちは奉仕すべきです」といって自殺に追い込まれる人までいる。 労働者にとって最強の武器とは、転職の自由なのだ。よく、 「雇用の流動化を認めてしまうと、労働者はどんどん貧しくなってしまう」 ただひたすら「仕事だから、しょうがない」と我慢しているだけで、豊かな生活が送れる時代は、多くの人にとって既に過去のものだろう。 というわけで、そろそろもう一つの可能性に目を向けるべきではないか。成熟した先進国への道は、意外と近くにあるものだ。 城 繁幸
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