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中国人は日本人から何を学ぶべきか〜中国人が日本で買いたがるわけ 【李宝今】 http://www.asyura2.com/10/hasan67/msg/781.html
中国人は日本人から何を学ぶべきか〜中国人が日本で買いたがるわけ 【コラム】 2010/05/04(火) 09:11 日本経営管理教育協会が見る中国 第97回−李宝今(日本経営管理教育協会特別会員) 先日、中国の友人が仕事の関係で日本を訪ねてきた。3日間だけの滞在だったので、ちょっと空いている時間にデジカメ、パソコン、体温計、化粧品など何人分のものを買った。中国でもオンラインショッピングで日本製品を買うことができるが、なぜわざわざ日本で買うのか疑問になって聞いたら、ネットでの商品はあまり信用しないと言う。同じブランドでも日本で売っている商品と中国で売っている商品は品質が違うのだそうだ。そこで、やはり日本で買ったほうが安心だし、価格も日本で買ったほうが安いと言った。 今回のことで、私はいつになったら中国人が自分の作ったものに誇りを持って、安心して自分の国で買えるのか。そのために、日本製のものと同じ品質のよいものをつくるには何が必要か、なぜ日本人が作ったものは安心して買えるのか、信頼を得る商品を作るために、われわれ中国人は日本人から何を学ぶべきかを考えはじめた。 日本人のきめ細かさ、完璧主義 人間は誰でも長所短所を持っている。中国人も日本人も良いところ、悪いところがある。私の個人的な感想であるが、多くの日本人は物事をきちんと正確に実行する習慣がある。子供のころから他人に迷惑をかけない、交通ルールはきちんと守る、常に感謝の気持ちを持つ。そのような教育を受けた日本人は、時間をきちんと守る、まじめで嘘を言わない、相手の立場に立って物事を考える、仕事も完璧主義できちんと完成させる。 このようなきめ細かさがあるから、日本は高い技術を持って、品質がよい商品を作り出すことができるのだと思う。「馬馬虎虎」(ままふふ)=いい加減な仕事をすると、世界に誇りを持つ良い商品は生まれない。またお客様に対しての心遣い、きめ細かなサービス精神、気配りなどもわれわれ中国人は学ぶべきだと思う。 一つの分野に身を置いてスキルを積んでいく 日本では一つの職種で長く仕事をして、技を磨いて、経験を積み重ねることで、その分野での専門性が高くなると言われている。熟練した技術によって良いものも作れる。 中国ではどうなのか。一つの企業で長く働くとその企業でしか通用しないと思われる。もしその企業がダメになったらどうする、自分の人生をその会社に任せたら自分の選択肢が狭くなるのではないかと思う。だから中国人は一つの会社で長く働いたり、一つの職業に長く就くことができない。 中国人は「個人主義」が強いと言われる。こうした個人を優先することは社会や企業にとっては最適だとは思えない。専門知識、技術を身につけるには、最低でも数年はかかると思う。転職が多いと、どうしても専門知識の習得やスキルアップが遅くなる。一つの分野に身を置き、落ち着いて専門知識、ビジネススキル、技術を磨くことで、お客様にもより良いサービスを提供したり、安心して買えるものを作れるのではなかろうか。 私たち中国人も、長期的視野で物事に取り組み、専門知識を身につけ、技術力を向上させ、品質管理を厳しくしていくことで、いつかきっと“Made in China”が世界で信頼される日が来ると私は確信している。それを目指して自分の仕事に忠誠心を持って、地味な仕事でも心を込めてコツコツやるようにしよう。
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