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6兆ドルの信用収縮下の世界金融市場 【Nevada 投資情報】 http://www.asyura2.com/10/hasan67/msg/779.html
2010年05月04日 6兆ドルの信用収縮下の世界金融市場 昨日の日経新聞は非常に重要な記事を掲載していますが、殆どの方が読まれていないと思いますので、簡単に解説させて頂きます。 タイトル 【6兆ドルの信用収縮の重荷】 国際金融市場の縮小が止まらない。2009年末の先進国銀行の国際市場での信用供与残高(融資+債券保有の合計)は33兆8,000億ドル(円換算で3,200兆円)と2008年3月末のピークから6兆6,000億ドル(円換算で620兆円)減った。 銀行による大規模信用収縮が起きているのに世界景気が底堅い理由は2つあり、一つは融資の選別であり、もう一つは政府支援である。 1)資金需要が旺盛な中国向けは2009年末残で2,988億ドル(円換算で28兆円)と2008年3月末比で0.7%減少に留まっている。 2)景気が底堅い理由のもう一つは政府支援であり欧米の政府・中央銀行は銀行から2兆ドル(円換算で190兆円)を超える国債や政府機関債を買い取っている。 ただ、この2つ目は時間稼ぎであり保有資産はいずれ売却を迫られる。(注:これが出口戦略と言われるものです) 世界経済は政府・中央銀行にリスク資産を集めることで何とか民間信用崩壊を 今、【ユーロ】を守るとしてEU・IMFはギリシャへ総額15兆円もの融資を発表していますが、これで更にリスクはEU加盟各国の中央銀行に集まります。 上記の通り、今までに190兆円ものリスクが中央銀行に集まっており、今さらこれに15兆円が増えましても大したことがないかもしれませんが、問題は融資の担保です。 6兆ドルの穴に更にデリバティブの損が世界金融市場に存在しており、それはこの6兆ドルをはるかに超える空前の規模と言われており、今は確かに世界の金融市場・経済は一息ついていますが、一旦信用崩壊が起これば雪崩を打ったように世界中に連鎖していき、世界の金融市場を崩壊させることになります。
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