ゴールドマンはデリバティブ取引の相手方の１社−バフェット氏が語る ５月３日
（ブルームバーグ）：

ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイの昨年１−３月期の赤字の一因となったデリバティブ（金融派生商品）取引で、相手方の１社は米ゴールドマン・サックス・グループだった。バフェット氏が明らかにした。

　　バフェット氏は２日にネブラスカ州オマハでの記者会見で、「われわれの株式プット（売る権利）取引の一部はゴールドマンを相手方としていた」と述べた。

　　バフェット氏の昨年の株主あて書簡によると、同氏は４つの株価指数に連動したデリバティブを約49億ドル（約4600億円）で売っていた。書簡ではこの取引の相手方を明記していなかったが、2008−09年初めにかけて株式相場が下落した際、このデリバティブはバークシャーの重しとなる一方で相手方には利益をもたらした。

　　バフェット氏は２日、ゴールドマンが取引相手だったことを明らかにした。米証券取引委員会（ＳＥＣ）による訴訟で問題になっている住宅ローン関連商品での顧客の損失について、ゴールドマンが責められるべきではないとの見解を示し、「われわれはカウンターパーティー（取引相手方）だったことについて不平を言わない」と述べた。

　　バフェット氏についての著書のあるジェフ・マシューズ氏は、バフェット氏は言っているのはこれが商売というものだということだと解説した。

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920008&sid=a1zp8HYo.Hxw 　

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