2010年05月01日

ユーロ危機の本質

【ユーロ】は対ドルで１.３２９９で終わり１.３０台を回復出来ず底ばいとなっていましたがユーロ危機は何もギリシャの金融だけにあるのではないのです。

ユーロ圏の【失業率】が異常な高さになっており国民の間で不満が渦巻いているのです。

スペイン ２０％
アイスランド １３.２％
ポルトガル １０.５％
ギリシャ １０.２％

ユーロ平均 １０％

今スペイン問題がじわりじわりと金融市場で取り上げられてきていますがスペインは不動産バブルが崩壊し失業率がユーロ圏最高の２０％に達しており経済・借金の規模からしまして『ギリシャ破綻などかわいい問題』と言える位になっているのです。

今後スペインの金融市場が危機的状態に陥るのは避けられませんが果たしてユーロ圏はこのスペインを救済出来るでしょうか？

また失業率ですが日本は５.０％に上昇していますが人数にして１０万人増加の総数で《３３１万人》が完全失業となっており企業が雇用助成金を受けて雇用している１８０万人をくわえますと日本の失業者数は実体としては《５００万人》をこえる事になるのです。

今後、日本の失業率がユーロ圏並みの１０％超になりましても何ら不思議ではなく年収２００万円以下の低所得者層を加えれば国民の１０％以上が失業者・生活保護受給者・貧困層になる恐れもあります。

ユーロ危機問題を対岸の火事と思っている日本人が多いですがとんでもない事態に直面するかも知れません。

http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/

コメント
01. 2010年5月02日 15:51:50: ZyApMNxg8o 文明法則史学によると覇権の移り変わる時期ですからヨーロッパからアジアに移る時期にさしかかっています。 アジアには勢いがありますからユーロが倒れただけでは大きな影響はないかもしれません。 日本の破綻と日本が保有しているアメリカ国債のデフォルト（中国保有分は保障されているらしい）が起こればひとたまりもないでしょう。 日本の失業率と欧米の失業率は根本的に違います。 日本は職安で登録してなければ数字に表れませんが欧米のそれは単純に老人でも職がない人も含めます。ですから日本の本当の失業率は約2倍であろうといわれています。これは欧米以上に深刻なはずですがあまり注目されていません。

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