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電子メールが事実を語る ゴールドマン・サックス金融版「クライメートゲート」続報 http://www.asyura2.com/10/hasan67/msg/735.html
ウォール・ストリート・ジャーナル 米金融大手ゴールドマン・サックスのブランクファイン最高経営責任者(CEO)に対する公聴会を翌日に控え、米上院常設調査小委員会は26日、ゴールドマンが2007年に住宅市場の下落に賭けていたとの疑惑に関連する社内メールの一部を公開した。 常設調査委は、これら社内電子メールを多用して、住宅市場崩壊に果たした自らの役割に関してゴールドマンの主張がときにいかに矛盾に満ち、不誠実であるかを示すことが狙いとみられる。 ゴールドマンは、顧客と逆方向に賭けたことは一切なく、住宅ローン関連証券市場で空売りをしたのは単にリスクを管理するためだったと反論している。 これら電子メールを読むと、電子メール上で口が軽く、だらしないのは同社トレーダーのファブリス・トゥール氏一人ではないことがよく分かる。 公開された電子メールの全文はこちら(英文)>>。以下に、特に目を引く内容のメール3つを掲載する。 「あのティンバーウルフは、くずのような取引だった」―2007年6月22日付けのトーマス・モンタグ氏からダニエル・スパーク氏あてに送信された電子メール モンタグ氏は、ゴールドマンの元米国市場向け販売・トレーディング部門責任者で現在はバンク・オブ・アメリカ(バンカメ)に勤務している人物。 同氏がここで「ティンバーウルフ」と呼んでいるのは、ゴールドマンが自らの住宅ローン市場へのエクスポージャーを抑えるために投資家に販売した10億ドル(約940億円)相当の債務担保証券(CDO)のこと。 ブルームバーグによると、同CDO価格は発売から5カ月で80%も下落した。この電子メールはCDOの販売から数カ月後に送信されたもの。 「(前略)…ジョン・ポールソンほどではないけれど」– 2007年7月12日付けのゴールドマンのトレーダー、ジョッシュ・バーンハウム氏が送信した電子メール これは、米証券取引委員会(SEC)がゴールドマンを提訴した事案をめぐる議論で、ゴールドマンがヘッジファンドのポールソンと住宅ローン関連商品の取引を行っていた当時、ポールソンは世間では未知の存在だったとするゴールドマンの主張とは矛盾しているようにみえる。このメールの中では、ポールソンは既に多額の利益を上げている大口プレーヤーとして引用されている。 「このリストは、百戦錬磨のヘッジファンドに偏りすぎているかもしれない。これでは、われわれが利益を上げることは期待できない。彼らは、ほとんどの場合、われわれと同じ取引をする可能性があるうえ、ことの仕組みを正確に理解している。われわれが来年度の収益拡大のために注力すべきは、『バイ・アンド・ホールド』の投資対象を買ってくれる客だ」−2006年12月28日付けのファブリス・トューレ氏の電子メール これは、ゴールドマンはリスクを熟知した百選錬磨の投資家としか取引を行わないとの同社の主張の裏付けになっていない。このメールを読んだ限りでは、ゴールドマンはむしろその逆のタイプの投資家をターゲットにしていたように見受けられる。 記者: Michael Corkery
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