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住宅ローン証券の格付け、正確性より収入優先−米社の元従業員が証言(ブルームバーグ)
http://www.asyura2.com/10/hasan67/msg/719.html
投稿者 そのまんま西 日時 2010 年 4 月 27 日 01:26:17: sypgvaaYz82Hc
 

住宅ローン証券の格付け、正確性より収入優先−米社の元従業員が証言 4月23日
(ブルームバーグ):

米ムーディーズ・インべスターズ・サービスとスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の元従業員らは23日、住宅ローン関連証券の格付けでウォール街の判断に疑問を呈しようものなら、担当から外されたと証言した。正確なレーティングを犠牲にして事業維持を優先していたことを認めた。

  米上院常設調査委員会の公聴会で、ムーディーズの仕組み商品デリバティブ・グループの元マネジングディレクター、リチャード・ミカレク氏は、一部の投資銀行が同氏の格付け担当を「歓迎していない」と幹部から伝えられたと言明。これら金融機関にゴールドマン・サックス・ブループやUBS、メリルリンチが含まれていたと説明した。

また、ムーディーズの債務担保証券(CDO)格付けグループの責任者、エリック・コルチンスキー氏は一段と厳密な格付けを実施後、取引を失った際に上司に責められたことを明らかにした。

  さらにS&Pの元マネジングディクレター、フランク・ライター氏は、米住宅相場急騰を背景にした収益拡大は「卓越した経営能力と洞察力」に基づくと同社が誤った解釈をしていたと証言。現実には、同社から格付けを付与された資産を保有するよう投資家が当局から求められた結果だったとの見方を示した。

  同小委員会は1年半にわたる調査を経て、米格付け会社は住宅ローン関連証券の格付けで、ウォール街の影響を受け過ぎていた上に、人的資源も不十分で、用いたモデルも時代遅れだったとの見解を示している。


http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920008&sid=aDjeg0Ij6Zv8  

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