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ゴールドマン・ショック 【朝倉 慶】 http://www.asyura2.com/10/hasan67/msg/717.html
http://www.funaiyukio.com/money2/ 4月16日に米証券取引委員会(SEC)は、詐欺容疑でゴールドマン・サックスを提訴しました。晴天の霹靂(へきれき)に市場はびっくり! ゴールドマン株は13%も暴落、一日で約1兆2,000億円の時価総額が吹っ飛びました。 またポールソン・アンド・カンパニーは声明を出して、その債務担保証券(CDO)の組成に関して元々ポールソンは資産を選定する権限は持っていなかったと主張(実際、法的な権限は持っていない)、その債務担保証券(CDO)を組成後、トリプルAの格付けを与えたのはムーディズやS&Pであって、それが販売を容易にした、とコメントしています。ちなみに、米証券取引委員会(SEC)はポールソン・アンド・カンパニーは訴えていません。 【ゴールドマン叩きは、世論のうけねらい!?】 医療改革法案、核安全サミットと勢いつくオバマ政権は、中間選挙をにらみ、ゴールドマン叩き、金融機関叩きの金融規制改革法案を通したいのです。オバマ大統領は、「金融危機の再発防止へ向けてあらゆることをする必要があり、ウォール街の改革と消費者保護のために戦う」と述べ、そして金融機関に対しては、「今まで通りの商売で利益を上げようとしている者が金融改革法案を潰そうと金を使ってロビー活動に励んでいる」と非難、「デリバティブ市場に関する新たな規制が入っていない金融規制改革法案は断固拒否する」と法案成立にかける覚悟を示しました。 【ゴールドマンに対する各々の思惑】 これら一連の動きは、アメリカの権力構造をみる上で重要で、この両者の拮抗状況を見る限り、ゴールドマンが一方的に沈められるという懸念は遠のいたと言えるでしょう。ゴールドマンは証券取引委員会(SEC)の提訴を受けて立つつもりですが、それはそれなりのバックがついていると思った方がいいでしょう。著名投資家のマーク・ファーバーは今回の事件について、「ゴールドマンに打撃を与えるものではなく、一般大衆を喜ばせることを意図したものかもしれない。単なる見せしめだ」と述べました。また世界一の投資家と言われるウォーレン・バフェットは、「ゴールドマンに対する投資(バフェットは50億ドル、約4,670億円をゴールドマンに投資)については全く心配していない。満足している」と絶大な信頼を見せたのです。
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