ゴールドマンは規制改革阻むロビー活動停止を−米当局が直接要請 ４月14日
(ブルームバーグ)：

ホワイトハウス高官が先週、米大手金融機関ゴールドマン・サックス・グループとバンク・オブ・アメリカ（ＢＯＡ）、ＪＰモルガン・チェースの最高経営責任者（ＣＥＯ）らと会談し、議会で検討が進む金融規制改革法案に反対するロビー活動をやめるよう直接迫った。複数の出席者の話で明らかになった。

　　アクセルロッド大統領上級顧問とサマーズ国家経済会議（ＮＥＣ）委員長は６日ワシントンで、ゴールドマンのロイド・ブランクフェイン、ＪＰモルガンのジェイミー・ダイモン、ＢＯＡのブライアン・モイニハンの各ＣＥＯや10人余りの経営幹部らと会合を持った。非公開を理由に出席者が匿名で語ったところでは、大手金融機関のＣＥＯで構成する「金融サービスフォーラム」がこのイベントを主催した。

　　経営幹部らはホワイトハウス当局に対し、規制改革は支持するとしながらも、上院銀行委員会のクリストファー・ドッド委員長（民主、コネティカット州）が提出し、消費者保護の新たなルールを盛り込んだ法案に懸念を抱いていると訴えたという。

　　金融サービスフォーラムのロブ・ニコルズ最高執行責任者（ＣＯＯ）は13日、ホワイトハウスの要請に応じるつもりかとの質問に対して、民主、共和両党議員と協力して前向きに引き続き作業を進めると述べ、法案修正を目指す取り組みから手を引く気配を示さなかった。

　　出席者によれば、金融機関の経営幹部らは米銀の自己勘定取引を禁止する条項や、消費者保護で連邦政府のルールに異議を唱える州政府の裁量を拡大する規定などについて、業界側の不安を説明。また、大手金融機関約50社から特別税を徴収するオバマ大統領の提案にも懸念を表明した。

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920000&sid=aBOag4wgmcO4 　

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