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近々実施されるという人民元の切り上げ幅(KlugView) http://www.asyura2.com/10/hasan67/msg/595.html
近々実施されるという人民元の切り上げ幅(KlugView) 近々、人民元が切り上げられるのではないか、との観測が浮上しています。 4月8日付の米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が、北京で形成されつつあるコンセンサスに詳しい関係筋の話として、中国の為替政策変更の発表が非常に近いと報じたほか、ガイトナー米財務長官が、8日午後に北京に入り、中国の王岐山副首相(金融担当)と会談したことも、人民元切り上げの真実味を増しているようです。 人民元の切り上げについては、欧米各国が以前から要望していたほか、中国にとっても、いずれは切り上げを実施しなければならないことでした。 中国は、世界的な金融危機が生じた2008年7月から人民元の対ドルレートを一定にしてきましたが、そのために大量の元売り・ドル買い介入を実施しています。こうした為替介入により、中国には多額の人民元が市中に流入します。今年2月のマネーサプライ(M2)は、前年比25.5%増と高い伸びを示しています。 マネーサプライが拡大すれば、 中国では、2月の消費者物価が前年比2.7%と伸びが加速しているほか、2月の住宅販売価格が前年比10.7%も上昇するなど、不動産価格も急騰している状況です。 広い意味でのインフレは、国民の経済格差を広げやすくします。インフレを予防するべく、為替介入の規模を減らすこと、言い換えれば人民元の為替介入をやめること(≒切り上げ)は、安定的な内政を望む中国政府にとって必要不可欠といえます。 しかし、中国にとって人民元の切り上げは良いことばかりではありません。 最大の問題は、中国が保有する米国債の価値が人民元建てで目減りすることでしょう。 中国としては、インフレを抑制したいが、そのために、これまで蓄積した富(米国債の価値)を大きく損なうことも避けたい、といったところでしょうか。そうした点を考えると、仮に中国政府が人民元を切り上げるとしても、切り上げ幅はせいぜい2%程度だと思われます。
●●●●●●●●●●今日のクイズ●●●●●●●●●● 中国の2月の住宅販売価格の伸びはどれくらい? ●●●●●●●●●●クイズの答え●●●●●●●●●● 前年比10.7%
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