★阿修羅♪ > 国家破産67 > 434.html ★阿修羅♪ |
|
アメリカやヨーロッパ諸国が国家倒産して外貨預金は全部パーになる。<デリバティブ契約の無効>を、国家として宣言せよ! http://www.asyura2.com/10/hasan67/msg/434.html
株式日記と経済展望 2010年3月7日 日曜日 ◆国民投票で否決確実=外国人預金者保護−アイスランド 3月7日 時事通信 【ロンドン時事】金融危機で深刻な打撃を受けたアイスランドで6日、経営破綻(はたん)した銀行の英国とオランダの預金者を公的資金で保護する法案の是非を問う国民投票が実施された。アイスランドからの報道によると、投票締め切り直後に発表された開票の途中経過では、反対票が約93%に達し、否決が確実となった。 アイスランド政府は、中断している英・オランダ両政府との交渉を再開し、早期に国民からも支持を得られる合意にこぎつけたい意向だが、国民投票で否決の見通しとなったことから金融市場での国際的な信用力低下は避けられない。国際通貨基金(IMF)などからの金融支援や欧州連合(EU)加盟交渉にも少なからず影響を与えそうで、政治・経済面での混迷が深まりそうだ。
◆いよいよ為替仕組み債が緊急事態 10月17日号の「週刊ダイヤモンド」によると、日本の為替仕組み債(※)投資の実態の一部が詳しく報道されています。読むだけでも驚きですが、問題はこの報道でさえ一部を書いたに過ぎず、日本全体でみると、凄まじい額の為替仕組み債取引がなされているのは疑いなく、これが、私の見方通り、激しい円高ということに陥れば、ほとんど全てノックイン状態(いわゆる契約で言われた為替の水準に到達して、大損する状態)になるのは疑いなく、国家として、緊急事態を迎えることになるだろうということです。 亀井大臣は今すぐに(円高になる前に)、このような外資や国内の大手銀行と結んだ「デリバティブ契約の無効」を、国家の意志として、アメリカ側、ないしは大手金融、欧米金融機関、デリバティブの組成側に、超法規的措置として通達すべきです。 このまま円高を迎えれば、これらデリバティブ契約に基づく為替仕組み債が、予定通り爆発して、地方自治体、大学、財団、また各地の中小企業など、ほとんど、仕組み債倒産に陥ってしまうでしょう。 (※仕組み債(しくみさい)とは、デリバティブ(金融派生商品)を組み込むことで、通常の債券のキャッシュフローとは異なるキャッシュフローを持つようにした債券。) ◆すべては必要必然。高まる亀井大臣への期待 亀井大臣のようなキャラクターが、今この大混乱の前に日本の金融担当相という極めて重要なポストに就いた、またはこれを決断した鳩山首相、すべては必然的に起こっていることです。大混乱に立ち向かう日本としての政権ができているのです。亀井大臣も鳩山首相も、まさに日本の救世主となって、今までの一般常識では考えられないことですが、このデリバティブ取引に関しては、販売側の金融機関の行動に対して、金融商品取引法の拡大解釈を使って、今、日本国として、すべてのデリバティブ契約無効を宣言すべきなのです。 これら、デリバティブ契約の無効宣言は、実は中国は国家の意志として、すでに欧米金融機関に通達しています(要するに借金の踏み倒しです!)。 ◆ドル暴落、円高の流れは時間の問題 とにかく、驚くべきデリバティブ汚染が日本中に蔓延しているのです。それも、デリバティブのデの字すら知らないような、地方自治体、大学、果ては幼稚園の資産運用にまで、及んでいるのですからたまりません。なんと日本では、40自治体、総額4,670億円が仕組み債に汚染されているのです。これらは円高によって、ほぼ100%近く、大損する運命にあるのです。昨年から問題になった大阪産業大学や、駒澤大学、経団連、慶應義塾大学などの多額の損失は、主に豪ドルとの契約で起こったことです。 それに比べて、これから起こってくるであろう円ドルでのデリバティブ契約は、その額も広がりもケタ違いになっているのは疑いありません。一般的に考えれば、そのような70円を切ろうか、という円高が起こるなどとは考えられないでしょうし、これら為替仕組み債の設定している損失を被るラインは、主には、それだけの激しい円高ラインを設定しているものと思います。ですから、為替だし、先のことはわからないし、そんなことは日本も国家として放置しないだろうと思うでしょうが、そうはいかないのです。もはやドル暴落で円高になっていく、ないしはそういう風に相場を持っていく流れは、すでにこの地点で、決定しているといってもいいでしょう。時間の問題です。 大阪府は1,050億円を仕組み債で調達、仮に想定の為替ラインになれば、金利はその契約で結ばれた上限である10%に達してしまします。 パワー・リバース・ディアルカレンシー(PRDC)債、これは、日本中で売られている為替仕組み債券ですが、まさに、騙しのテクニックを最大限に駆使したような商品構成になっています。よく騙すには最初に儲けさせること、と言いますが、ご多分にもれず、まず1年目は魅力的な金利を提示します。年5%です。その上、なんと元本保証です。発行体はトリプルAの極めて信頼のおけるところ、これならどうですか? あなたも投資しませんか? 元本保証で、最初の1年は年5%の金利、その後も激しい円高にならなければ、高金利が保証される。2割とか3割近い円高になれば、金利はゼロになりますが、30年後には元金はちゃんと返ってくるという商品です。何かいいことだらけではないですか? 自分も投資したいと思うでしょうが、これには落とし穴があるのです。円高です。円高になれば30年に渡って金利がもらえないのです。30年後の元金が返ってきても、その時の物価情勢はどうなっていると思いますか? おそらく10倍にはなっているでしょう。そうなれば元金が30年後に返ってきたところで、9割減です。 ◆すべては日本国民から巨大な金融資産を巻き上げるための施策 まず、すでに目ざとい投資家にとっては、ドル暴落に伴う円高の流れは必至なのです。そして、その時に「いかにして日本国民の巨大な金融資産を巻き上げるか?」がシュミレーションされてきているのです。にわかには信じられないでしょうが、実はそういうことなのです。その正確な相場の見方、世の中の今後の動きに裏打ちされた形で、巧みに日本の金融機関でさえ巻き込まれて、日本国民の大事な資産が、国民が納得して収奪される手段が、この為替仕組み債なのです。 地方自治体だろうが、大学だろうが、経団連も、一応の説明は受けているはずです。当然、激しい円高になれば、自分の投資が損失を被ることは、その額を正確には判定できなくても、理解はしているでしょう。問題は、「そのような円高はあり得ない」と思わせる、このデリバティブ組成側のテクニックなのです。 彼らにとってドル暴落と円高は既定路線なのです。それについては、11月にビジネス社から発売予定の船井幸雄会長との共著でも詳しく解説しました。残念ながら、日本をリードするような経済界のオピニオンリーダー達には、このような裏の事情は理解しづらいことでしょう。 現実に起こっていることは、日本の頭脳である有名大学におけるデリバティブ汚染なのですから救われません。慶應義塾大学の365億円の損失はすでに報道されています。同大学は、今後は資産運用の路線を転換、仕組み債投資は凍結しました。 早稲田大学は昨年度の決算で28億円の損失、現在は、評価損は81億円に達していますが、早稲田側は「証券会社が提示する参考価格は投げ売り価格で、合理的に確定された時価ではない」として「今後も為替のリスクを取りに行くことを全体で決定したうえで、その範囲で収益を上げていく方針」と言っています。さらに今までの投資を貫くという姿勢です。そして驚きは東京大学です。東大も仕組み債を5億円購入していたことを明らかにしたのです。 早稲田側のコメント、為替のリスクは取りに行くのだ、という考えは、投資ですから、それでいいのですが、問題は、揃いも揃ってなぜ、すべての大学、経団連、地方自治体、地方銀行、幼稚園までが、円安に賭けるのですか? なぜ、すべての投資が損失方向なのですか? 円高になって儲かるところは一つもないではないですか? 考えてください!投資ですよ!どうして一方方向、すべて円安投資なのですか? おかしくありませんか? 日本中が狂っていませんか? 東大、早稲田、慶應、日本の頭脳ですよ!彼らはどんな頭をしているのですか? 揃いも揃って金融で大損、みんな円安でしか儲からない投資に巧みに追いやられていることが、わからないのですか! すべては、人を信じやすい日本人の特性、また、今の金融の本当の姿を知らない、金融機関のトップ、監督機関のトップにも問題があると思います。 日本人が損をすれば、誰かが儲かっているのです。ゼロサムゲームですから当たり前でしょう!デリバティブ商品はそういうものなのです。ですからポーカーですよ。丁半ばくちですよ。これを東大から幼稚園までやっているわけで、この金取りゲームの総ヤラレの敗者が日本人の大集団なのです。悲劇は自分が丁半ばくちをやっていることがわからなくて、実はやっている、そして損をしているという事実です。東大や早稲田、慶應まで騙されるのだから仕方がない、という問題ではありません。今の資本主義というシステム、その行きついたところが、我々が意識もしないうちに、丁半ばくちに引き込まれていく、ということが大問題なのです。
高金利で預金を集めている国はそれなりのリスクがあるはずですが、バブルがはじけて見ないとリスクが分からない。私もオーストラリア国債を大量に買って大損した事があります。当時はオーストラリアドルとUSドルとが同じくらいの為替水準で、利回りは12%くらいあった。だからオーストラリア国債の利払いだけで遊んで暮らせると計算していたのですが、左派政権の誕生でオーストラリアドルが暴落して大損してしまった。 オーストラリア国債を買う上ではリスクを十分に計算した上で買ったのですが、政治的なリスクまでは計算外だった。アイスランドのデフォルトは新興国バブルの先駆けになるものですが、現在ではドバイからギリシャにまで火の手は上がってきている。国債や政府系金融債がデフォルトすれば与える影響は大きい。 PIGS諸国にまで広がればユーロの存続にまで影響が及ぶし、ユーロ債に火がつけば火の手は世界中にあっという間に広がってしまう。ユーロがダメとなればUSドルか円に資金がシフトしてきますが、そうなると超円高になるだろう。USドル自体もデリバティブの破綻が爆発すればドルの信用も一気に吹っ飛んでしまう。 デリバティブと言うのは金融商品なのですが、その仕組みはバクチに近いものであり、詐欺的商品と言うべきだろう。サブプライムローンを証券化して他に売り飛ばしてしまえばリスクが回避できるから、彼らのセールストークは天才的詐欺師に近いものだ。朝倉氏が指摘している為替仕組み債も詐欺的商品であり、円安になれば高利回りが得られる債券ですが、ノックアウト条項で超円高になると30年間利回りがゼロになってしまう。 資金運用担当者にしてみれば、利回りが5%で元本保証なのだから飛びつきたくなるのは分かりますが、今後30年間の間に円が70円を越えるような円高になるリスクを考えないのだろうか? 円安になれば儲かる金融商品なのですが、地方自治体や財団や組合や大学などデリバティブにみんな手を出している。それらがノックイン条項で紙切れになればみんな破綻してしまう。 慶応大学や早稲田大学や駒澤大学などの資産運用もアメリカの投資銀行の詐欺的商法に騙されて買ったものですが、高利回りや元本保証で騙されたのだろう。数年前は円キャリーで円安気味になって1ドル=120円前後になっていた。それが僅かの間に1ドル=85円になってしまったからノックイン条項に引っかかって為替仕組み債は紙切れ同然になってしまった。(30年後には元本は返って来るが) デリバティブは誰かが損をすれば誰かがそれだけ得をする商品だ。アメリカの投資銀行はそのような金融商品を作っては世界中に売り歩いて巨額な利益を手にしている。日本人にはとてもそのような詐欺的商法は真似は出来ませんが、国内のお年寄りなどを相手に元本保証高利回りで金を集めている詐欺師とアメリカの投資銀行のマネージャーは同類なのだ。 デリバティブは丁半バクチだから、大学が100億円損をすれば誰かが100億円得している。しかしアメリカの投資銀行は胴元とも繋がっているから確実にバクチに勝てる。ゴールドマンサックスはアメリカの政府系金融機関みたいなものだから、これからドルがどうなるかの情報は米財務省から確実に入っている。 アメリカの金融立国戦略はゴールドマンサックスの経営戦略とダブルものがある。歴代の財務長官がどうしてゴールドマンサックスの幹部なのか誰も考えようとはしない。日本で言えば財務大臣に野村證券の会長がなるようなものですが、これではインサイダーやりたい放題になる。投資銀行の側から言えば騙されるほうが悪いと言う事でしょうが、商業倫理的にどうなのだろうか? ゴールドマンサックスからすれば、ドル暴落は規定路線であり彼らのプログラムの中では1ドル=70円突破はいつになるか財務省から確実に情報が入っている。だから為替仕組み債に分かりにくいようにノックイン条項が入っている。早稲田大学や慶応大学はバカ揃いだからみんな詐欺的商品に引っかかってしまった。 アメリカの投資銀行は次々と詐欺的金融商品を作り出しては世界に売っている。ドルは将来紙切れ同然になるのは規定路線なのだから、今の内に高利回りや元本保証で最高格付けとなれば買う人は沢山いるでしょう。しかし将来ノックインで紙切れになるのだからそんな商品を認めるアメリカ政府の良識が無いともいえる。サブプライムローンを認めている段階でアメリカ政府には良識など無いのだ。 アイスランドの破綻はアメリカの破綻の先駆けであり、アメリカは破綻する前に売れるだけの詐欺的金融商品を売りまわって計画倒産するつもりだろう。アメリカ政府は米国債を日本や中国に買わせていますが返すつもりは全く無い。中国は売ろうとしましたが台湾に武器を売って脅してきた。FRBがドル紙幣を刷りまくって金をばら撒いても日本銀行にはそう言う事はやらせない。だから円高になる一方であり政府も日銀も分かってはいてもアメリカがやらせてくれないのだ。やれば中川昭一大臣のように抹殺される。 マスコミもコントロールされているからデリバティブの情報は報道されず日本人はほとんど知らない。運用担当者も高利回り元本保証に騙されて損失が確定するまでその罠に気がつかない。亀井金融大臣はこのようなデリバティブ商品は認めないと世界に向かって宣言すべきだ。中国は既にそれをしているのですが、アメリカ政府は投資銀行に詐欺的商法を止めさせるべきなのだ。でないとお人好しの日本人が騙され続ける事になる。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/
since 1995
▲このページのTOPへ
★阿修羅♪ > 国家破産67掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。 すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。 |