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追加緩和策の必要性議論へ、円高進行の影響見つつ(ロイター) http://www.asyura2.com/10/hasan67/msg/425.html
〔BOJウォッチャー〕追加緩和策の必要性議論へ、円高進行の影響見つつ(ロイター)2010年 03月 5日 18:11 JST 日銀は、3月16、17日に予定されている次回の金融政策決定会合で、追加的な金融緩和策の決定が必要かどうか議論する見通し。 景気持ち直しペースは日銀のシナリオから下振れてはいないが、デフレ脱却の足取りが想定よりも鈍い中、円高がさらに進行すればデフレを助長する可能性もある。新たな対応が必要と判断された場合は、3月末に終了する企業金融支援特別オペを代替する観点からも、共通担保資金供給オペ(新型オペ)の拡充が検討されそうだ。 日銀内では、景気持ち直しの足取りは比較的順調との見方が多く、昨年10月に発表した「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)を見直した今年1月時点と比べると、若干の上振れになっている面もあると指摘する向きも日銀内にはある。輸出も対アジアを中心に堅調さが続き、予想されていた1─3月鉱工業生産の減速も、大幅にならないとみられる。 景気の足取りからは追加緩和が必要との声は少ないが、山口広秀副総裁が「マクロ的な需要と供給のバランスが改善している度合いに比べると、物価下落幅が縮小するテンポが若干遅い印象を受ける」(24日の鹿児島での講演)と発言するなど、デフレ脱却の足取りが鈍いとの指摘も少なくない。 今年1月の全国コア消費者物価指数(CPI、生鮮食品を除く)は下落幅が縮小しつつあるが、内閣府が発表した2月のコアコアCPIは前年比マイナス1.4%と、12月(マイナス1.2%)から下落幅が拡大している。デフレが長引けば今後、企業や家計でデフレマインドが広がることも懸念される。 また、最近の円高傾向も注視している。ドル/円JPY=は足元で一時、88円前半まで円高が進んだ。ユーロ/円EURJPY=でも2月25日に119円台後半まで円高が進展。輸出企業の収益を下押しするリスクも膨らんできた。
こうした中、追加の金融緩和策が必要と判断した場合に、有力な選択肢とみられているのが、昨年12月に導入された0.1%の固定金利で資金供給する共通担保資金供給オペ(新型オペ)の拡充だ。現行では貸付期間3カ月となっているが、期間の延長により、企業や家計の借入金利に影響の大きいターム物金利がさらに低下するとの期待感が市場に広がっている。 現行10兆円程度となっている資金供給額の拡大も検討対象に上りそうだ。モンスターオペと呼ばれている企業金融支援特別オペを今年3月末で打ち切ることから、新型オペの資金供給額の拡大で特別オペ終了後の受け皿とする狙いもありそうだ。 日銀内には、緩和はもう十分ではないかとする声もあり、3月会合で実際に追加緩和に踏み切るかは不透明。4月会合に向けて議論を続ける可能性がある。「経済・物価動向や金融情勢の変化などによって必要があると判断する場合には、適時適切な対応を講じていく」(山口副総裁)としており、さらなる円高進行など、景気を下振れさせるリスクのある要因が大きく影響する。 ただ、これまでデフレ脱却に向けて日銀の「さらなる努力」にたびたび言及してきた菅直人副総理兼財務・経済財政担当相は5日の会見で、日銀の追加緩和について「デフレ脱却の努力をすることは好ましいことだ」と表明。自身の国会などにおける金融緩和発言に触れ「そういうこともあって、日銀で検討しているかもしれない」と、あらためて追加緩和策の実施に期待感を示した。
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