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日本企業の対応能力の低さを示した雇用の意識調査(KlugView) http://www.asyura2.com/10/hasan67/msg/420.html
日本企業の対応能力の低さを示した雇用の意識調査(KlugView) 帝国データバンクが発表した「雇用動向に関する企業の意識調査」によると、 2010年度の正社員採用について、「予定なし」と回答した企業は、47.5%(10,624社中5,050社)と前年度調査から1.6ポイント上昇し、調査を開始した05年度以降で最高を記録しました。また、非正社員の採用については、「予定なし」が57.0%(同6,056社)と、前年度調査から1.6%ポイント低下していますが、高止まりしています。 正社員であろうと、非正社員であろうと、社員の採用予定のない企業の割合が半数程度占めていることは、それだけ日本企業の雇用過剰感が強いことを意味します。 鉱工業生産などをみると日本景気の回復は続いているといえますが、全産業・全規模の売上高(09年10-12月期)は、前年同期比3.1%減と前年割れが続いています。売上高の減少が続いている以上、雇用を拡大させようとしないのは、企業経営者にとっては(短期的には)自然のことといえます。
おそらく、日本企業の多くは、景気回復は今後も続くので、売上の拡大ペースは鈍くても、いずれ以前と同じ水準の仕事量を確保することができ、以前と同じ仕事をするのであれば既存の従業員を確保した方が合理的と考えているのでしょう。 しかし、世界の消費大国であった米国の消費拡大ペースが鈍化するなど世界全体の経済構造が変わりつつある中、輸出によって仕事を確保していた製造業の全ての企業が、以前と同じ水準の仕事量を確保できるとは思えません。既存従業員の雇用確保を優先するがあまり、企業全体の環境対応が遅くなり、結果的に(製造業を中心に)企業収益の悪化が長期化することが懸念されます。
●●●●●●●●●●今日のクイズ●●●●●●●●●● 09年10-12月期の全産業・全規模の企業売上高の ●●●●●●●●●●クイズの答え●●●●●●●●●● 3.1%減
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