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日本人の98%が文盲クラスになる危機
http://www.asyura2.com/10/hasan67/msg/418.html
投稿者 いにしえの 日時 2010 年 3 月 04 日 16:03:17: .mgHwtSne6rXM
 

日本人のほとんどが文盲クラスになってしまうという恐ろしい分析が、外国で研究している二人の日系学者たちによって論じられており、これは日本の国家破産に等しい深刻な危機を告げるものである。

http://fujiwaraha01.web.fc2.com/
この議論は暴政論における権威である二人の学者が、『ニューリーダー』三月号に掲載された記事において論じており、将基面貴己博士はニュージーランドのオタゴ大学人文学部准教授で、『反[暴君]の思想史』(平凡社新書)と『政治診断学への招待』(講談社メチエ)の著書を持つ政治学者。それに対する藤原肇博士は台湾の慧智研究センター所長であり、フリーランス・ジャーナリストである。
http://www.amazon.co.jp/%E6%94%BF%E6%B2%BB%E8%A8%BA%E6%96%AD%E5%AD%A6%E3%81%B8%E3%81%AE%E6%8B%9B%E5%BE%85-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E9%81%B8%E6%9B%B8%E3%83%A1%E3%83%81%E3%82%A8-%E5%B0%86%E5%9F%BA%E9%9D%A2-%E8%B2%B4%E5%B7%B3/dp/4062583755/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1267685317&sr=1-1
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%95%E3%82%89%E3%81%B0%E3%80%81%E6%9A%B4%E6%94%BF%E2%80%95%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A%E6%94%BF%E6%A8%A9-%E8%B2%A0%E3%81%AE%E7%B3%BB%E8%AD%9C-%E8%97%A4%E5%8E%9F-%E8%82%87/dp/4860293053/ref=sr_1_3?ie=UTF8&s=books&qid=1253704030&sr=1-3
<貼り付け>
http://fujiwaraha01.web.fc2.com/fujiwara/article/newleader100201.htm
『New Leader』 2010.02月号

「拝金主義」と「独善」を促した
ネオコン暴政支配の正体(上)
慧智研究センター所長 藤原肇
オタゴ大学人文学部准教授 将基面貴巳

コンピュータ時代の文盲が「社会の劣化」を招いている
藤原 将基面さんとは本誌二〇〇二年八月号での対談『どう建て直す?どん底に堕ちた日本の大学教育の改革は、九 五%の無能教授の解任から始めよ』以来、八年ぶりです。その後、日本の国立大学は独立行政法人化されて、高等教育はガタガタになってしまいました。
将基面  あの時以来、八年ぶりの帰国になりました。藤原さんも長らく帰国せず、〇九年春にアメリカを 引き上げて久しぶりの帰国だそうですね。
藤原 アメリカの資本主義の終焉を見届けたので、三〇年ほど住んだ米国から台湾に移る途中に日本に立ち 寄りました。五年ぶりの帰国です。
将基面 さんはさらに長い八年ぶりということで、帰国の第一印象はい かがでしたか。
将基面  第一の驚きは、電車の中で本を読む人が激減したことです。昔はコミックスや週刊誌程度であろ うと電車で本を読んでいる人が多くいた。ところが、今回の訪日では本を開いている人があまりいない。ほとんどがケイタイの画面に向かってゲームか何かを熱 心にやっていました。
藤原 あなたは学者だから本を読む価値を重要視している。ケイタイばかりで本を読まないと嘆いている。 実は私も最初は同じ印象を持ちました。
 ところが、その風景は情報革命の反映です。確かに九八%はゲームやマンガをケイタイで見て楽しんでいる。しかし、残りの二%はケイタイをパソコ ン代わりに使い、グーグルで情報検索をして外部と接触し、世界の新聞や雑誌を読んだり、国境の枠を乗り越えて世界と結びついています。こうした人たちは、 精神的に頭脳の国際化を満喫している。時代の最先端を生きる側にいるのです。
将基面  問題はコンピュータ時代の文盲かどうかですね。
藤原 そうです。マスコミは年収や生活費などの経済的な面や、正社員と臨時工の違いに注目して貧富の格 差を論じ、「ネットカフェ族」とか「蟹工船」と騒いでいる。が、それは物質的な貧富の問題です。
 一方で、ゲームやマンガをケイタイで読む若者に対して、同じケイタイを使って世界の情報にアクセスし、精神的に世界と結びつきを持つ若者もい る。両者の間には絶大な意識の差が生じている。この精神的な格差こそが非常に重要な問題です。二一世紀における国力の源泉の違いにも繋がります。
将基面  もう一つ印象的だったのは、テレビをつけるとどこの局でも似たお笑い番組を放送し、しかも、 ほとんどが何かを食べたり飲んだりして、食欲本能を丸出しにしている。古代ローマの「パンとサーカス」と同じように、人々の関心が公的なものから離れ、食 べたり金を稼ぐといった私的な欲望に集まっています。しかも、そのようなムードが圧倒的な勢いで日本の社会を包み込んでいます。これは社会の劣化の典型的 な症候です。
藤原 先ほど申し上げたように、ほとんどの人がケイタイを娯楽のために使い、本当の意味での情報化に対 応してない。いまお話しになられた、社会の劣化も、情報の意味や理解における文盲となってしまっているからです。二一世紀は軍事力や経済力よりも情報が、 一国の生存の決め手になるのは確実なのですが……。
社会に蔓延した金儲けや享楽「パンとサーカス」の愚民政策
将基面  同感です。アリストテレスは「奴隷や召使だけでなく、労働ばかりに励む人は単に生きているだ けで、よく生きる人間ではない」と言っている。「よく生きる」とは労働に全生活を費やすのではなく、政治共同体の問題に関心を持って参加し、考える時間的 なゆとりを持つことで、これは「パンとサーカス」という暴政の逆です。
 そんな日本の現状に対して、藤原さんが自公体制の崩壊に共振したかのように『さらば暴政』を上梓されたのは、実にタイムリーでした。
藤原 この本は二年前に書き上げていたのに、一〇社以上もの出版社に断られたお陰で、タイムリーに総選 挙の直前に出版できたのです。でも、出版から三ヵ月経っても、新聞や雑誌の書評はゼロで黙殺された。五年前に出した『小泉純一郎と日本の病理』も同じで、 紙のメディアから完全に黙殺されて、書評ゼロの日本新記録を作ってしまいました。
 しかし、ネット上で大いに話題となり、三週間で五万部近くの読者を獲得しました。妨害があって出版三ヵ月で書店から姿を消しましたが、今では古 本屋で定価の一〇倍以上もしています。
将基面  政治や社会問題を扱った本が出版できず、言論活動が低下すれば、市民の正義や道徳観がマヒし て、金儲けや享楽が社会に蔓延してしまう。政治を常に監視して権力の不正を追及しなくなれば、無責任や放縦がまかり通って、偉大なものに対して不感症にな ります。その結果、俗物と卑小な専門家ばかりが跋扈し、社会は腐敗して生命力が衰退する。これも、社会の暴政化を示す典型的な症候です。
藤原 暴政というとローマ帝国のネロを始めとして、ヒトラー、スターリン、毛沢東のように、国民を拷問 や収容所に送り込んで、何百万の単位で人民を殺すケースを考える。また、富の分配を不均衡にして、食うために働く生き方を強制することで、人々の生きる権 利を奪う政治を考えがちです。
 だが、それは肉体を中心にしたハードなものです。それより危険な暴政とは精神的な堕落や苦痛を招く、人問の尊厳や自由を奪ものです。それを世界 的な規模でやったのが、つい最近まで君臨したネオコン政治でした。
将基面  藤原さんが上梓された『さらば暴政』ば、ネオコン政治に対しての批判と総括ですね。それは日 本を格差社会にして、腐敗を横行させた小泉内閣に続き、日本のネオコン代表として登場した安倍元首相に対する徹底的な批判でした。
藤原 それと同時に、近代社会は政教分離を基盤にしているのに、自公政治は政教非分離だった。創価学会 という宗教団体の政治部のような公明党が、連立政権に加わったことで、日本は非近代国家の形になってしまった。創価学会だけでなく、宗教組織が、自民党の 中に入り込んだことで、日本の社会の生命力を弱め、正義、信頼、誠実、責任、節度、寛容などの価値観を変質させた。その結果、拝金主義に毒された独善が横 行し、国民の連帯意識や道徳観が劣化したのです。
将基面  「法律に触れなければいい」とか「見つからなければいい」という具合に、官公民の全域でモラ ルが劣下して、貧欲に私欲を肥やす風潮が蔓延しました。これは「パンとサーカス」という愚民路線によって、市民が思考能力を失った証拠でもあります。
藤原 それは資本王義が拝金思想に汚染され、賎民資本主義になってしまったために、ネオコンという毒キ ノコが群生して、社会が自家中毒になってしまった。
 知識人を育てる大学が金儲けに夢中になり、デリバティブを含む仕組み債に投資して、慶応大学でも四〇〇億円近い評価損を出した。公益法人や自治 体までが投機で破産寸前です。また、ホリエモンのようなカネの亡者を持て囃し、タレントが次々と知事や議員になっている。日本の政治は発狂状態に陥ってい るのに、それを異常だと感じる人も少なくなっている。
将基面  それがネオコン政治の実態であり、そこで狂った政治の診断書『さらば暴政』が出来上がったわ けですね。
藤原 ジャーナリストや学者は社会の木鐸として、政治を監視し、政治の不正や腐敗を追及し、告発して、 社会の健康状態を診断する責任がある。ところが、これまでの日本では、記者クラブなどの馴れ合いが示すように、知識層は権力に取り込まれ腐敗し、責任を放 棄し、正義感をマヒさせたまま愚民政策を防ぐこともしなかった。
将基面  しかも、権力による愚民工作は巧妙に準備され、気がついた時には慢性病と同じ「死に至る病」 です。それを逆手に取ったのがマキャヴェリであり、共和国の健康をどう維持するかを『君主論』の中で、過去の先例から法則性を導こうとした。
 だが、二〇世紀の権力者は愚民政策を通じて、大衆が考えないように享楽の自由を与え、金儲けを追求するために仕事に励むことを生き甲斐にするよ う仕向けました。
異常が常態化しても不感症
暴政を診断する視座が必要
藤原 それが仮面をかぶった全体主義だし、愚民政策を行う時の常套手段です。それを見抜く眼力と洞察力 がなくなった時に、診断力は欠如し、暴政が君臨するのです。中曽根首相時代のバブル経済がそれだったし、小泉劇場のような演出に酔い知れ、汚職や政治腐敗 が日本中に蔓延した。
将基面  同時に町の至る所に監視カメラが増え、情報の中央集権化が勢いよく進んだ。情報化時代におけ る『動物農場』ともいえる状況ですが、それが異常だという声も出なくなった。
藤原 ジャーナリズムも国民も異常に不感症になり、権力の支配強化に対して抵抗力を失い、自分では閉塞 感さえも感じないので、異常が常態化しても気にならないのです。
将基面  福沢諭吉は『文明論の概略』の中で、「病理の診断は学者の職分だが、治療は政治家の仕事だ」 と論じている。福沢は緒方洪庵の「適塾」で蘭学を学び、健康体の異常と医学の役割を心得ていたので、診断は学者の領分だと指摘したのです。また、『学問の すすめ』でも福沢は封建制度が暴政で、儒学は親の敵だと断言している。
 徳川時代が門閥政治だったから、彼は世界を知る知識階級の人間として、問題意識を研ぎ澄ませざるを得なかったのです。その意味では、今の世襲政 治は門閥そのものだし、歴代の首相も門閥の出身。福沢ならこれは暴政だときっぱり断言します。 藤原 今の日本では学者や報道機関が堕落して、権力の腐敗や横暴を監視する能力が衰え、政治が世襲化して利権に成り果てている。しかも、国会議員が修行不足で無 能を露呈して、的確な判断や展望が出来ないために、政治が機能せず社会はガタガタです。
将基面  一二世紀の英国の人文学者のジョン・ソールズベリーは、教育の最終目的は叡智の獲得だと言っています。叡智を得て的確な判断が下せるのです。また、判断力 には二種類のものがあることについては、一三世紀末に『君主統治論』を書いたロマーネスが、「王様にとっての判断力」と「政治的な判断力」を区別した。問 題は「政治的な判断力」の意味することであり、これは被支配者が支配者のやることに対して、その適否を見抜く判断力を指しているのです。
藤原 市民としての息見が政治への関心を高め、自らの頭で考え公共の分野に参加すれば、支配者に懐柔さ れたり、おもねるのを防ぐことができる。そうすれば、民主政治は機能を発揮するはずです。
将基面  中世は封建社会で階層性が強くて、上の人の言葉を唯々諾々と受け入れたと思いがちです。で も、政治的な判断力を一般の人にまで、その必要性を求めた社会だった点では、現在が中世より進んでいるかどうかは疑問です。
藤原 残業までして忙しく働き、敗者になるのを恐れるばかりに拝金主義に毒されるいま世界中が賎民資本 主義になっています。現在の知識の量は中世よりも多いが、知識人の質の良さという面においては、進歩しているという保証は全くありませんね。
将基面  紀元前五世紀頃の古代において、釈迦や孔子を始めソクラテスやゾロアスターなどの先哲が、人 類の古典としての思想を残している。近代は古典時代の復活を目指して積み重ねた、何種類かのルネッサンスの成果です。
藤原 現在が、いくら技術文明を誇ったところで、我々にはピラミットは作れないし、古代巨石文明のノウ ハウは分からない。ところが、金融取引の数字ばかりは巨大化して、遂に地上に蔓延した賎民資本王義により、地球の環境さえも危機的な状況に陥っています。
将基面  藤原さんの『さらば暴政』のメインテーマは、ネオコンによる「弱肉強食」の拝金主義が、暴政 としての賎民資本主義を生んだ。その暴政に対しての総括が必要だと訴えています。国民の幸福を目指す上での共通善が、社会をより健康な状態を実現するに は、政治の異常を診断する能力に習熟することが必要なのです。
藤原 その意味で社会の生理と病理に精通し、病気としての異常性を捉えて診断することが、何にも増して 重要な作業になります。
将基面 さんには『政治診断学への招待』という本があるので、次に診断学につい て話を進めて行きましょう。(続く)

将基面 貴巳(しょうぎめんたかし) 1967年生まれ。英国シェフィールド大学歴史学博士課程終了。専攻は政治思想史。ケンブリッジ大学のクレアーホールのリサーチフェローを経て、英国学士 院中世テキスト選考委員会の専属研究員、ヘルシンキ大学客員教授、慶応大学客員教授などを歴任。著書に『反「暴君」の思想史』(平凡社新書)・『政治診断 学への招待』(講談社選書メチエ)『Ockham and Political Discourse in the Late Middle Age』(Cambridge University Press)。ニュージーランド在住。


藤原肇(、き、じわらはじめ) 1938年生まれ。仏国グルノーブル大学理学部博士課程終了。専攻は構造地質学。多国籍石油企業の開発担当石油ジェオロジストを経て、米国カンサス州やテ キサス州で石油開発会社を経営。コンサルタント並びにフリーランス・ジャーナリスト。著書に「賢く生きる」「さらば暴政」(共に清流出版)、 『Japan's Zombie Politics』、『Mountains of Dreams』(共にCreation Culture)他多数。台湾在住。
 

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コメント
 
01. 2010年3月04日 17:31:26
独立行政法人化後、現在に至る大学教育の劣化については
この板ではあまり論じられる事が少ないが、
東大理系などにも米系コンサルの浸透が顕著な事から、
日本の将来にかかわる深刻な状況として政治の方面からも
高等教育の問題が論じられる必要があると思う。

02. 2010年3月05日 02:13:30
私たちの生きるこの時代にあっても「教育の最終目的は叡智の獲得」であるとするならば、
その目的達成のために、はたして大学が必要なのか。
本当に大学でなければならないのか。あるいは大学が、最もそれを可能にする何かを持っているのか。

大学大淘汰の時代に入った今、議論されるべき内容に満ちた投稿だと思う。


03. 2010年3月05日 09:18:42
学者はカンタンな事を、
文献やレキシやジャーゴンを多用して
100倍複雑に見せるて喜ぶおっさん。

04. 2010年3月05日 10:01:43
我々一般市民も「学者」を高い良識の人(この二人のような人)と、本当にくだらない人(割と多数か?)に区分けして見る直観力を磨いていきましょう。

05. 2010年3月05日 11:21:56
日本人の98%が文盲クラスになる危機

感じとして
もう、ほとんどそうなっているとは思えないが
危機はあるよ


06. 2010年3月05日 11:43:08
たとえば学者の書く論文はどこまで真剣に読まれているのか。
「学術機関リポジトリ」という、大学の先生たちによる学術論文をネットで読めるサービスがあるが、
ここでは毎月1万人もの人がアクセスしている論文もあるようだ。
しかし現代にあって、本当にそれほど多くの人が学術論文なるものを真剣に読んでいるのだろうか。

07. 2010年3月05日 14:39:53
東大名誉教授と言うとかつては威厳のある呼び名であったが
近年は手形乱発の様相を呈している。
教授人事も選挙による同系重視・コネクション人事と行っても過言ではない。
また大学院進学もロンダリング派・アジア中国留学生がめだち、
国立大学博士課程の純度も疑わざるを得ない。
博士課程も生粋の東大生からはそっぽを向かれている状況に
院卒者緊急アンケートを実施するありさまで、混沌とした実情である。
大学敷地にコンビニが建ち、学内入校車輌から料金を徴収するのみが
独立行政法人化の成果だとすれば、日本の未来はお寒い限りと言える。

08. 2010年3月05日 17:47:17
先日狭い道を塞ぐように中学生の一団が歩いてきました。自転車で端の方を通り抜けようとしましたが、ひとりの荷物にひっかかって転んでしまいました。さすがに中のふたりが自転車を起こすのは手伝ってくれましたが、驚いたことに、ひとりは教師らしきおとなでした。一団は何事もなかったかのように道を塞いだまま通り過ぎて行きました。
友人に話したところ、同じような経験をしたそうで、他にも似たような体験をした人がいるそうです。やはり教師が一緒にいたのに向かいから人が来てもよけもしないし、道を塞がないよう注意をするでもなかったということです。
なにかがおかしい、学力とかいう以前に、まともに生きて行く能力が劣化しているように思います。

09. 2010年3月05日 17:52:26
日本人に関して、その心配だけは不要。
それより、政治的に「気が利かない」間抜けさとか、付和雷同癖とか、心配してやれ。
そもそも、心配する箇所が変だ!
間違ってる。
「皆に合わせたい」日本人の気質に、文盲だけはあり得ない。
浮くだろ!字が読めないと、今時の流れに乗れなくて。
ま、下痢総理とか漢字駄目な総理とか、その一種だが少数派。

10. 2010年3月05日 18:10:53
良くわかるよ本当に今の日本人は劣化していますね。書き込みみても感情論ばかりで深く物事を考えたものはまずない。

11. 2010年3月05日 19:04:46
初め、正しきこと学び、その後に行なうことは正しい。

パン売り場でのおばさんの行動です。数個のパンをトレーレに入れて、レジにやってきました。ところが、カウンターのまえで、パンを一個、地面に落としたのです。すると、おばさんは、レジの女の子に「これ、落としちゃつた。とりかえてきてよ」と、ひとのあやまちみたいに、平然と言い放ったのです。

女の子は、なぜか「すいません」と、あやまって、走って新しいパンを取りに行きました。商売人はつらいですね。

落としたのは、おばさんですよ。これも、初め、教育を受けていなかったからでしょうか。身勝手。傍若無人。このおばさんは、初め、家庭で学ぶ、しつけの教育を受けていなかったことになりますね。
ですね。


12. 2010年3月05日 20:03:47
教育やしつけを受ける子供だけでなく
大人も
漫然と生きていれば
自然に劣化していくでしょう。

自然状態は劣化が原則で
そうならないために、本を読んだり
人と話をしたりするのではないかと。


13. 2010年3月05日 21:14:07
国立大学の劣化は共通一次の導入からではないのか。学歴無用論も劣化に拍車をかけたな。若年の大半は教育機関に属しているのに、それが無用だと暴論を吐いたのはたしかソニーだったな。今のソニーの惨状を見れば、学歴無用論が暴論だと証明されたな。優秀な国立には指定校制度があったな。これが日本の製造業の高い技術を支えたことはあまり報道されてない。独立行政法人なるものは元の国立大学に戻して、教育の充実を図る必要がある。

14. 2010年3月05日 21:32:37
こういう真面目で世界レベルの対談は、日本の週刊誌や普通の雑誌に搭乗したことがなく、「文芸春秋」にしても愚劣な自己宣伝の対談ばかりであり、そこに日本の文盲化が歴然としている。感じもまともに読めなかった麻生首相の登場は、この文盲化の象徴であったが、愚劣なお笑いのテレビを見ている限りは、日本の没落は免れないとはいえ、アジアで最低の国になるのは時間の問題に思える。残念である。

15. 2010年3月05日 21:36:56
漢字に関してはパソコンやケータイの文字変換ばっかし使ってると、割と難しい漢字なんか読めるけど書く事は出来ないな。
それと知ってるはずの漢字も中々思い出せない。

16. 2010年3月05日 21:47:32
ソニー学歴無用論の後は確かに悲惨でしたね。
学歴無用のみが強調された結果
ひどい人材がソニー内部に巣食うようになり、
外資に好きなようにされてしまった。
13さんがおっしゃるように大学教官のフィルターは(弊害もありましたが、)
日本の研究を支える重要なポイントだったといえます。
高等教育関係者はオーバードクター問題にしらぬ存ぜぬを決め込み、
多くの研究者のたまごが悲惨な中年を迎えている事実は
現在の停滞の一因でありぜひとも強調しなくてはいけないと思います。


17. 2010年3月06日 03:38:38
素晴らしい。久しぶりに、芯からまともな言論に接した気がします。
いにしえのさん、投稿をありがとうございます。

こういう良い人たちがいるのを知ると、ホッとします。
特に重要だと思う部分を引用させて下さい。

(引用開始)
将基面 もう一つ印象的だったのは、テレビをつけるとどこの局でも似たお笑い番組を放送し、しかも、 ほとんどが何かを食べたり飲んだりして、食欲本能を丸出しにしている。古代ローマの「パンとサーカス」と同じように、人々の関心が公的なものから離れ、食べたり金を稼ぐといった私的な欲望に集まっています。しかも、そのようなムードが圧倒的な勢いで日本の社会を包み込んでいます。これは社会の劣化の典型的な症候です。 (引用ここまで)

とにかく地上波の民放をつければ、食への本能丸出しの番組ばかり(制作費が安くすむということもあるだろうが)。後は、お笑いタレントがつまらないダベりを繰り広げる白痴番組ばかりが写る(芸を真剣に見せるならまだしも)。

(引用開始)
藤原 この本(『さらば暴政』)は二年前に書き上げていたのに、一〇社以上もの出版社に断られたお陰で、タイムリーに総選挙の直前に出版できたのです。でも、出版から三ヵ月経っても、新聞や雑誌の書評はゼロで黙殺された。五年前に出した『小泉純一郎と日本の病理』も同じで、 紙のメディアから完全に黙殺されて、書評ゼロの日本新記録を作ってしまいました。しかし、ネット上で大いに話題となり、三週間で五万部近くの読者を獲得しました。妨害があって出版三ヵ月で書店から姿を消しましたが、今では古本屋で定価の一〇倍以上もしています。 (引用ここまで)

政権批判の本をここまで出版社が断る、しかも書評がゼロという現実に、わかってはいたものの、情報統制はここまで!と、あらためて驚愕。十年・二十年前だったら問題なく出版できたのでは?と思うが、その十年・二十年前を知らずに育ってしまう世代を考えると非常に怖くなる。

将基面さんの言う通り、「言論活動が低下し、市民の正義や道徳観がマヒし、金儲けや享楽が社会に蔓延」の日本に成り下がっています。
茹でガエルになる危険は、日本に住んでいる以上、等しくあります。
自己防衛は、できる限りの努力を払ってしなければ。


18. 2010年3月06日 10:44:59
いつだったか、有名予備校の講師のお話を聞いたのですが
自分の子供を名門大学に入れたかったらいきなり幼児期からセンター試験
の問題など高校レベルの問題をやらせてしまうのが有効だそうです。
なぜかと言うと今の受験システムは暗記して頭に突っ込むだけで内容を理解する
必要性が無いからただ同じ事を延々とやらせるからだと。
大学自体が劣化するのもしょうがないなと思いました。

19. 2010年3月06日 11:47:28
初級の公務員試験を受けるための標準本は四谷大塚の中学受験用のテキストであることは広く知られるところです。残念ながら四谷大塚は近年カルト系かともうわさされる東進ハイスクールにのっとられましたが、このテキスト自体はなかなか良くできていますし、小学生のためのサピックス・日能研などを観察しても暗記のみとは決していえない高度な知的訓練の場である要素も見て取れるかと思います。
18さんが伝聞している予備校講師の本意はわかりませんが、大学センター問題は御三家レベルの中学受験時にまとめ問題としてやる場合もあると思います。
ただ暗記偏重で内容理解をおろそかにしているかどうかは、ひとえに指導者の力量にかかっていると思いますが、大学までの受験システム自体に自覚的内発的な知的好奇心を刺激し続ける仕掛けが豊富であるかといえば、そのような興奮に浸れる子供は極々一部であると思います。

問題は親御さんが膨大なコストをかけ知的訓練をうけた人的資源が、
高等教育になればなるほど、ミスマッチでコントロールする場所が見当たらす、
拡散してしまう状況にあると思います。


20. 2010年3月06日 11:59:16
国民の知的レベルを下げたほうが奴隷として扱いやすくなりますから
将来は日本人の98パーセントを文盲にする計画が
あるってことなんだろうと理解できます。
ゲームセンターやパチンコをこれだけ増やしたり
ゆとり教育で学校教育の質を低下させてきたのも、これで納得です。


21. 2010年3月06日 19:20:34
今後の時代にあって根源的意味での「大学」と呼べる場は、もはや所謂「大学」ではなく、
たとえば国際政治分野であれば「副島隆彦塾」、「リチャード・コシミズ塾」のような場になるのではないか。

仮に「数学を根本から学びたい」と思った人がいたとすると、その人は今後、年齢・経済環境等の別なく、
それこそ世界中から自分自身に合った優れた教師・テキストを、ネットを通じて選び、自分自身のペースで、
ネットを通じて身に付けられる時代がすぐそこまで来ていると感じられる。


22. 2010年3月07日 04:01:52
まず<文盲>は差別用語なので使わない方がよいと思います。

わたしも電車通勤をしていますが、大人の人も新聞とか雑誌をよんでないですね。
文庫本を読んでいるひとはいますが。

私も行きは新聞は買いません。帰りは日刊ゲンダイを買います。

デフレや所得減少で新聞・雑誌を買う人が少なくなったのかなと思っています。


23. 2010年3月07日 10:22:46
ペーパー試験で「優秀」とハンコをおし始めた時から愚民かが進んだ。

ペーパー試験で社会の上に立てる時代が愚民かの第一歩。
(ペーパー試験で劣等と判を押された奴の主張です 笑い)


24. 2010年3月07日 10:33:39
医学と同じで細分化すると固まっちゃうんですよ。
医学研究者ってよく言うでしょ。
「私の専門分野でないから分からないが・・・」

要するに学問ってのが、細分化の極でないの?
「総合力欠乏症」ってのが優秀人と言われているんじゃ?
それを崇拝するから社会がそのまんまの状態ってこと。

要は文字読めなく立って物事の本質を見抜く眼力が備わっている人が昔はたくさん居たって事。
ところが、文字読めるようになって、学習する様になったのはよいが、学問の細分化で、創造力が欠如してしまった。
記憶や計算だけではコンピュータと同じ。

創造力ってのは自然界の姿から学ぶんですよ、だから本当の百姓は頭がいいんです。
偽の百姓?は脳教さんからいろいろな知識学問を教えられてしまってから思考停止になっちゃった。
もちろん、教える方はペーパー試験で成り上がった「優秀人」ですから、思考が細分化して、個々の真実は深いけど、総合では浅くて浅くて・・
現代医療がまったくそのものなんですけど。
中途半端な優秀人はそれさえも見分けられないというものなんだな。
きっと(笑い)


25. 2010年3月07日 16:05:04
近隣諸国の人間が努力をしなくても、日本人がどんどん劣化していることで、日本はアジア諸国でも軽蔑されるほどであり、日本製のポルノビデオがアジア諸国で売られていることにも、日本人は気がついていない。週刊誌のグラビアがヌード写真で占められて、それを電車の中で広げている若者や、タブロイドの裸の写真を見入っているサラリーマンは、文盲であることを皆に宣伝しているようなものだ。日本人から恥を引いたら何が残るのだろう。

26. 2010年3月10日 08:46:11
首相だった男がまともに漢字も読めなかったことが、すでに文盲が日本のトップだったことの証拠であり、アキバがこの男の支持基盤だったことは、日本がいかにだめな国に成り果てたかということではないでしょうか。アキバは携帯やゲーム器の最大の拠点ですから。

27. 2010年3月10日 23:17:47
>>24
素晴らしい意見です。
学歴と肩書きが日本を駄目にした。

28. 2010年3月13日 06:38:35
名門大学に入学するためには

記憶力を鍛えることをに、

入学するまでのほとんどの時間を使わないといけないのでしょうか


29. 2010年3月13日 09:56:16
 学歴無用論も駄目だと思うが、一方で 学歴エリート主義にして、世界征服の計画を実行しているのが、アメリカとイギリス。
 オックスフォードとケンブリッジ大学っていうのが、もともとユダヤによる世界制覇のための秘密工作員養成所、洗脳機関として創設されたんだから。その後のハーバードも同じ。
 イートン校とかのパブリックスクールっていうのは、小さい頃からそのための秘密エリート適任者を探して徹底教育するための機関。またそいつの弱みを握るための全寮制。表向きの建前での存在意義と真の存在意義がある。
 ロンドン留学した夏目漱石あたりは、そういう方法に違和感感じたのでしょうね。



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