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デフレ圧力の長期化を意味する完全失業率の低下(KlugView) http://www.asyura2.com/10/hasan67/msg/409.html
デフレ圧力の長期化を意味する完全失業率の低下(KlugView) 1月の完全失業率は、4.9%となり、昨年12月(5.2%)から0.3%ポイント低下しました。 完全失業率が4%台になるのは、昨年3月以来10カ月ぶりのことです。市場関係者による事前調査では、1月の完全失業率は5.2%前後が予想されていましたので、結果は予想以上に良かったといえます。 1月に完全失業率が大きく低下したのは、完全失業者の数が減っただけでなく、労働力人口が大きく増加したためです。完全失業率とは、労働力人口に占める完全失業者の割合を示したものですので、完全失業率の分子にあたる完全失業者が減るだけでなく、分母である労働力人口が増加しても完全失業率は低下します。
一方、景気回復の初期には労働力人口が増加します。景気回復に伴い職を得られる機会が増えると考える方が増えるため、職探しを再開する方が増えるからです。ただ、景気回復の初期には、職探しを再開しても職が得られないことも多いので、労働量人口だけでなく完全失業者も増えます。よって景気回復の初期には、労働力人口が増えるだけでなく、完全失業率も上昇する傾向にあります。
前回の景気拡大期では、製造業が雇用の吸収源となりましたが、今回は卸小売や医療・福祉といったサービス業が、その役割を担うといえそうです。ただサービス業の一人あたり賃金は、製造業に比べ低いので、たとえ雇用が増え続けたとしても、前回の景気拡大期と比べて、日本全体で受け取る賃金(雇用者報酬)の伸びは低くなるでしょう。このため、個人消費の増加ペースも、前回景気拡大期よりも緩やかなものといえ、デフレ圧力も前回以上に長く残り続けることになります。
●●●●●●●●●●今日のクイズ●●●●●●●●●● 2010年1月の労働力人口は昨年12月からどれくらい増えた? ●●●●●●●●●●クイズの答え●●●●●●●●●● 43万人
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